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2013年11月30日土曜日

関東学生マーケティング大会2013 最終発表会


先週末(11/30)に参加した関東学生マーケティング大会最終発表会。僕は実務審査員として参加させていただきました。

今年のテーマは「学生視点のマーケティング」。今年も刺激的な場でした。学生たちが半年間の研究成果を僅か20分のプレゼンテーション時間で余すことなく伝える。湧き上がる思いを抑えつつ、冷静に市場背景や調査結果を述べ、そして、課題解決のための提案は熱くメッセージング。

何よりもうれしかったのが、OB・OG審査員として、過去にチャレンジプロジェクトで同じ時間を過ごしたメンバー(学生)が参加していたこと。当時は学生で発表する立場。あれから4〜5年の歳月が過ぎて、今回は社会人として審査する立場。今回、同じ審査員という立場で再会できたことに感慨深くなりました。継続は力なりですね。継続していたからこそ、このような再会もあった訳だし。これからもチャレンジし続けたいと思います。






※写真をご提供いただき、ありがとうございました。


関東学生マーケティング大会2013
http://10semi.com/


(2013年11月30日 facebookの投稿より)


2013年11月22日金曜日

『佐藤可士和の超整理術』(著:佐藤可士和)


AmazonでKindle用の本がセールだったので、まとめ買い。購入した本は5冊。セール対象の本だけ購入しようとしたのですが、気になる方々の本も購入してしまい、Amazonの罠に見事にハマりました...(((( ;゚д゚))))アワワワワ

セール対象

  • 『佐藤可士和の超整理術』(著:佐藤可士和) 286円
  • 『吾輩は坊さんである』(著:野口威光) 75円
  • 『松下幸之助から未来のリーダーたちへ』(著:松下幸之助・佐藤悌二郎) 95円

セール対象でなかった本

  • 『裏方ほどおいしい仕事はない!』(著:野村泰彦) 952円
  • 『2回以上、起業して成功している人たちのセオリー』(著:博報堂ブランドデザイン) 741円

で、しばらく積読状態、いや、Kindleだから積読という物理的な厚みはないのですが、ほったらかし状態が続き、少し時間ができたので『佐藤可士和の調整理術』を読みました。佐藤可士和さんの普段のお話し同様、ムダがなく、論理的に構成されているので、短時間で読み終えることができました。うん、佐藤可士和さんらしい。


 佐藤可士和の超整理術


僕自身は、仕事で「N702iD」という携帯電話を商品企画した際に、佐藤可士和さんとご一緒し、色々と多くのことを学ばせていただきましたが、その時に頂戴したメッセージが散りばめられている一冊でした。




僕は2000年から携帯電話の商品企画に携わったのですが、佐藤可士和さんとのプロジェクトを担当するまでは、N50XiシリーズやN90Xiシリーズという最新&最高スペックを搭載したモデルの商品を常に担当していました。
今ではモバイルライフでのスタンダードとなったPCサイトのブラウジングですが、当時(2004年頃)はiモードが全盛だったので、誰がPCサイトのブラウジングをするの?という空気感の中、NTTドコモの携帯電話で初めてフルブラウザを搭載したN901iSの企画を終えて担当したのがN702iDでした。そして、それが佐藤可士和さんとの出会いの瞬間でもありました。

N702iDを担当するまでは、新しいモデルを企画する際には、常に「プラス」だけを考えていればよかったのです。最新の機能をプラスする、もしくは、従来機能を改善して最高の機能に仕立て上げる、という感じ。
ぐらぐらゲームを考えていただければいいのですが、「プラス」というのはバランス感覚が求められる一方、何のためにプラスしているのかを忘れてしまう時があるのです。マスコットを乗せていく。乗せていくんだけど、乗せるほどにグラグラする。でも、乗せる。乗せる度ににマスコットが落ちる可能性も高まってくる。実は、マスコットを落とすために、マスコットを乗せているのかも?
何のためにプラスしているかを見誤ったり、忘れてしまうとバランスを崩してしまう。当時の携帯電話は、そのような感じでした。「プラス」の意味をちゃんと捉えているバランスのよいモデルは生活者から選ばれて、そうでないモデルは単なる機能過多でしかなく選ばれない。




そのよう中、佐藤可士和さんからN702iDの原型となるペーパープロトタイプを見せられた時に、僕はいつものように「プラス」視点でペーパープロトタイプを観察し、どのようにマスコットが乗っているのかを考えてしまいました。でも、答えは見つかりませんでした。つまり、当時の僕は、かっこいいデザインの携帯電話ができそうだなぁーとは思いつつも、その良さを理解できなかったのです。

プロジェクトがスタートし、毎週、佐藤可士和さんとミーティングする生活となりました。佐藤可士和さんは僕らにN702iDのコンセプトを繰り返し、丁寧に語ってくれました。徐々にコンセプトを理解しつつも、まだ、自分の中で十分に理解するには至りませんでした。

N702iDは、それまで僕が担当してきた最新&最高機能(スペック)を搭載したシリーズとは異なるN70Xiというシリーズ。なので、想定したターゲット/マーケットに対して、不要な機能(スペック)を「マイナス」するというのは簡単に理解できます。ぐらぐらゲームで言うと、マスコットを無闇矢鱈に載せず、また、バランスを崩すのであればマスコットを下ろすということ。それまでの「プラス」というアプローチに対して、「マイナス」というアプローチ。うん、これは理解できる。

でも、それだけではないのです...。

しばらくして、ようやく気づきました。そもそもグラグラするタワーに、バランスを考えてマスコットを乗せたり(プラス)、下ろしたり(マイナス)するということでなく、グラグラするタワーに問題がある。グラグラしないタワーをつくり、マスコットを再配置することを佐藤可士和さんはメッセージングしていたということに。つまり、視点を変えるということ。俯瞰して眺めることで、問題の本質にアプローチするということをメッセージングしてくださっていたのです。

佐藤可士和さんから学んだこと。それは、「視点を変えて問題を見極め、問題を解決する」ということ。

N702iDは、2006年2月24日に発売しました。佐藤可士和さんと出会ってから、約1年半という長期間のプロジェクトでしたが、僕が「視点を変えて問題を見極め、問題を解決するということ」という佐藤可士和さんのメッセージを理解できたのは、発売して数年が経ってからです。理解したつもりになっていても、理解するという段階に至るまでには長い時間を費やしましたし、その間には佐藤可士和さん以外に多くの方々との出会いが不可欠でした。佐藤可士和さんをはじめとして、多くの方々との出会いに感謝です。


<気になったキーワード>

  • 整理のための整理でなく、快適に生きるための本質的な方法論。
  • クライアントと綿密にコミュニケーションを重ねることで答えが見つかる。問診の重要さ。
  • 自分の作品を作るのではなく、相手の問題を解決する。
  • 状況把握→視点導入→課題設定の順に、課題解決を進める。
  • 問題の本質を突き止めることとは、「何が一番大切なのか」を見つけること。プライオリティをつけること。
  • 捨てることは、不安との闘い。
  • 広告なんて誰も見ていない。
  • 本質を探るということは、一見、物事の奥深くに入り込んでいくイメージがあるが、実は、どんどん引いて離れていくこと。客観的に見つめてこそ、今まで気づかなった本質を見つけられる。
  • 迷ったら具体的なシーンを思い浮かべてみる。
  • 様々な事項のクリエイティブディレクションに関わっているが、深く関わるきっかけになったのが携帯電話「N702iD」のデザインだった。
  • 他人事を自分事にできると、リアリティが生まれる。


<構成>

まえがき
第1章 問題解決のための“超”整理術
第2章 すべては整理から始まる
第3章 レベル1「空間」の整理術 プライオリティをつける
第4章 レベル2「情報」の整理術 独自の視点を導入する
第5章 レベル3「思考」の整理術 思考を情報化する
第6章 整理術は、新しいアイデアの扉を開く
あとがき




2013年11月16日土曜日

DVD『スキージャンプ・ペア Road to TORINO 2006』


なんだかよくわからないけど疲労困憊の週末。ダラダラとソファーで横になりながら、Huluを視聴。寝ちゃいそうなので感動するような作品でなく、ダラダラと観られる作品をチョイス。それが『スキージャンプ・ペア Road to TORINO 2006』。

 スキージャンプ・ペア Road to TORINO 2006


谷原章介がナビゲーターをし、ドキュメンタリー風に仕上げた作品。あくまでも、ドキュメンタリー“風”。途中で寝てしまっても大丈夫なゆる~い作品でした。実際に寝ちゃったし(笑)。ポカポカ陽気で気持ちいいです、今日。



ぜひ、疲れを感じた日に、心を癒やすために観てください。そして、「あくまでもドキュメンタリー風」という世界観を感じてください。

(オマケ)
観ながら、ダラダラとツイートしたまとめはコチラ。(togetter)


マウスによる風洞実験

伝説のチャンピオンがペア・ジャンプに転向

「ミレニアム108」にアントニオ猪木が登場

そして、ランデブー革命






2013年11月10日日曜日

『ボクの彼女は発達障害』(著:くらげ)


一般社団法人企業間フューチャーセンター主催Future Innovation Cafe #54「相互理解カフェ Vol.2」で、ゲストスピーカーのまるみ名刺プリントセンター 三鴨さん&西工さんから紹介いただいた『ボクの彼女は発達障害』。


 ボクの彼女は発達障害


本書は、聴覚障がいのくらげさん(著者)と、発達障がいのあおさんがお付き合いしている様子を綴っているのですが、あおさんが勤めていらっしゃるのが、まるみ名刺プリントセンター。三鴨さん&西工さんの仲間が書籍になったということで、イベント終了後にご紹介いただき、購入した次第です。

「相互理解カフェ Vol.2」は9/25に開催。そして、読んだのが11/9。読みたいキモチがありながら、他に読んでいる本があったため、1か月以上積読状態が続いていたのですが、ようやく読めました、いや、読みました(笑)。
読むスピードが遅い僕にも、とても読みやすい一冊で、就寝前にゴロゴロしながら読み終えちゃうくらい。オススメです♪

・・・で、本題。
実は、最近まで、発達障がいについて知らないことばかりでした...。知るきっかけは、2012年10月のFuture Innovation Cafe #43「相互理解カフェ」、そして、2013年8月のムサコ大学「認知特性と相互理解」

発達障がいの一つである自閉症スペクトラム(ASD)。
これまで2回のイベント、そして、今回の「相互理解カフェ Vol.2」を通じて、発達障がいの方々と、僕らは変わらないのだと感じるキモチが強くなりました。強いて違いを言えば、感度の差。発達障がいの特徴である「感覚刺激の敏感さ」や「こだわり」などが起因していると思うのですが、これは、僕自身もそうだし、身近な方々にも見られる違い。
実際に、発達障がいの方々と接している方々は、僕が想像する以上に苦労もあるとも認識しているのですが、少なくとも、僕自身が、発達障がいを特別なことでなく、普通なこととして理解することができたのは、大きな学びでした。

そして、最も大きな学びは「相互理解のしかた」。

日本では、聖徳太子が一度に10人の話を聞き取ることができたのが逸話として残っているように、自分自身も「聞く側」の能力が問われる、別の言い方をすれば、理解できないのは聞く側に責任があると思い込んでいました。これは、東洋の思想。
しかし、実際には、理解のしかたにも個性があります。「視覚優位者」「言語優位者」「聴覚音優位者」「身体感覚優位者」。さらに言語優位者も「言語映像タイプ」「言語中傷タイプ」「聴覚言語タイプ」に分かれます。
画一的な説明では、相手に理解されない。相手の個性に合わせて発信することが大切。相手が理解できないのは、発信者の説明力不足。これが、西洋の思想。
「(受け手の)理解力」より、「(送り手の)説明力」が大切。

「何度言っても、なんで、アイツは理解しないんだ!」と相手の責任にしてイライラするのではなく、「アイツには、どのように伝えればいいんだろう?」と自分を問うようにする。

2012年10月の「相互理解カフェ」をきっかけに、コミュニケーション方法を再考し始めている僕です。40歳を過ぎて学んだ「相互理解」。大きな学び。

あっ、最後に、この本で新たに知った言葉「定型発達」。「発達障がい」の対となる言葉。「定型発達」って、画一的でつまらないイメージが湧くのは僕だけでしょうか?


<気になったキーワード>


  • ルールを決めた理由がないから、ルールを捨てる理由もない。自分でも大変だけど、ルールを守らないとイライラしたり、頭がガーッとなる(=パニック状態になる)。
  • 障害があるならば、僕がサポートすればいい。
  • 相手にどうしてもダメなものがある場合、自分の考えを変えてみる。常識を疑ってみる。
  • 「正解」から外れると不安になる。未知なものに遭遇すると、精神的負担になる。
  • あいまいな言葉のニュアンスがわからず、対処できない。定性的でなく、具体的に、定量的に伝える必要がある。
  • 定型発達の人は自家用車、ASDの人はレールを走る列車。


<構成>

はじめに
第1章 身だしなみといろいろな先入観
第2章 お出かけでドタバタ!
第3章 日常生活、あれもこれも
おわりに



2013年11月4日月曜日

TOKYO DESIGNERS WEEK 2013


TOKYO DESIGNERS WEEKの季節ですね。今年も、すでに11月。残すところ、僅か2か月...。早っ!


昨年のTOKYO DESINGNERS WEEKでは、BobさんとJimiさんのコンビが「PechaKucha 20x20」に参加。「日本の“ザ・腐ったおっさん”によるInnovationの抑止」に言及。会場全体から割れんばかりの歓声があがり、僕自身もコーフンしたことを昨日のことのように覚えていますが、あれから1年が経ったと考えると、本当にあっという間の一年。



今年のTOKYO DESIGNERS WEEK。昨年より出展数が少なくなっているかな?という感じ。

今年は1年ぶりに家族と一緒に。料金は大人2,500円ですが、小学生以下の子どもがいると家族割引(LOVE!親割)になり、大人2人+子どもで2,000円に。大人一人より安くなるハッピープライス♪

各ブースを見学するだけでなく、家族が一緒だったのでワークショップにも参加。娘は、ティッシュケースカバーを制作。スタンプをペタペタして、いい感じの仕上がりに。






企業のブースが少なかった分、学生のブースが活気あったように感じました。
その中でも面白かったのが、金魚すくいの要領で、自分が描いた絵や文字をすくう「文字すくい」。
専用の用紙にペンで絵や文字を描いて、水の中に入れると描いた部分だけが浮き上がります。それを金魚すくいのポイですくいます。上手くすくえれば、壁に飾れます。






僕は「家族」という文字を書きました。そして、用紙を水の中に入れると、いい感じに「家族」の文字が浮き上がりました。あとは、ポイですくうだけ!

だけど、うまく救えず。ポイを近づければ近づけるほど、「家」と「族」の文字が離れていきます。そして、ついには、それぞれの漢字がバラバラになりながら、水の底に・・・。悲しく残った、微妙に破けたポイ・・・。


来年は、家族と一緒にTOKYO DESIGNERS WEEKに来れるのでしょうか? (*ノェノ)キャー

Huluの加入と、DVD『我々は有吉を訴えるべきかどうか迷っている』


迷っていたHulu。観る時間はあまりないけど、月額980円だったら損しないかな、ということで加入しちゃいました。

 我々は有吉を訴えるべきかどうか迷っている


Huluに加入して最初の観たのが『我々は有吉を訴えるべきかどうか迷っている』

有吉の“らしさ”が発揮されている作品。『上島ジェーン』然り、有吉はドキュメント風の作品が似合っていますね。

猿岩石時代のヒッチハイクの時のマインドを取り戻そうと、ヒッチハイクをする作品第三弾らしい。今回は、北海道の最南端の函館から、最北端の宗谷岬を目指す旅。函館で最初に出会った車は宗谷岬を目指すらしい。いきなり、一回のヒッチハイクで宗谷岬に。その間、有吉は車中で寝ているだけ。
この展開が許せないディレクター(マッコイ斉藤)は、宗谷岬から函館への逆ヒッチハイクを提案するも、あーだこーだ言い訳をして、ヒッチハイクをしない有吉。

まったりとした感じで、適度に笑えました。有吉ワールドを満喫♪


中盤以降のエロのくだりはいらないかな。娘がWii Uで遊んでいる横で観ていたら妻に怒られました...。