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2014年9月21日日曜日

『ビジネスを読む 思考停止ワード44』(著:博報堂ブランドデザイン)


関東学生マーケティング大会でご一緒させていただいている博報堂ブランドデザインさんによる『ビジネスを読む 思考停止ワード44』を読了。




これまでも、博報堂ブランドデザインさんによる著書を拝読させていただいていますが、全てがオススメ。マーケティングやブランド担当者でなくても、きっと、イマドキの働き方や価値創造をしている方々は共感を抱かれれるはずです。

これまでに拝読したのは・・・、





本書で述べられている思考停止になる44の言葉。僕自身、普段から使っている言葉が多かったです。違和感を抱きながらも、自分の勇気のなさもあり、会社“内”でのコミュニケーションの効率化上、ついつい使ってしまう時があるのですが、これからは違和感を違和感として伝え続けるようにします。できる限りですが...。




<気になったキーワード>


  • 「顧客第一」
    まずすべきことは問題の解決ではなく、問題の発見。
  • 「うちの業界」
    業界は生活者目線から生まれるのではなく、企業側の目線で規定されて存在する。
  • 「成長」
    どんな企業も「成長」のために設立された訳ではないはず。
  • 「差別化」
    “競合品”よりも“代替品”に着目すること。
  • 「ターゲット」
    ターゲットという言葉を“仲間”という言葉に置き換える。
  • 「リスク」
    リスク(危険)はリターン(利益)とセットで語られるべき言葉。リスクだけが存在する訳ではない。
  • 「マーケティング」
    マーケティングは、売れる仕組みをつくること。セリング(単純な販売活動)をなくすのが目的。
  • 「ブランド」
    微妙な差異でなく、表層的なイメージでもなく、「社会にとって有意義で、魅力的な個性」こそが、今、支持されるブランド。
  • 思考停止と解決の視点
    目的を見失う → スピリット
    過去にとらわれる → 未来思考
    横並びになる → らしさ
    私を棚に上げる → 共創


<構成>

はじめに
第1部 「漢字系」の思考停止ワード
第2部 「カタカナ・英字系」の思考停止ワード
第3部 「ひらがな系」の思考停止ワード
おわりに


2014年9月20日土曜日

Kindleが3,980円!(プライム価格限定)

Kindleで読書時間が増えて、読書を楽しむようになった僕としては、3,980円という価格だとついついオススメしたくなっちゃいます。ただし、プライム会員限定ですが...。




<Kindleの魅力>

  • 電子ペーパーが目に優しい。スマホやタブレットのReaderアプリで読むのとは全然違います。
  • バッテリー持ちがハンパない。充電を気にせず、ずっと読書できる。
  • ライトを消した寝室や、深夜のバス停などの暗所でも、目に優しいバックライトで読書できる。
  • 本が安価。俗にいうKindle価格。
  • バッグに入れていても重くない。
  • Kindleのスキンシールが意外に豊富。
  • 続編や他の本を読みたいと思ったら、その場でKindleストアにアクセスして、すぐにポチッとできる。






<Kindleの欠点>
「こすぎナイトキャンパス読書会」で「●●ページに書いてある・・・」と言われても、Kindleとハード本ではページの数え方が違うので、話についていけないことがある。
ついつい、Kindle本をオトナ買いしてしまい、お小遣いを圧迫させる。


http://www.amazon.co.jp/

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。
久々に観ました。夏休みにユニバーサル・スタジオ・ジャパンに行って、懐かしくなり観ようと思いつつも、1か月以上が経過…。

1985年の作品。当時、僕は中学生。すっかり虜になった僕。その後、『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』(1989年)か、『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』(1990年)を兄と一緒に観に行ったのを思い出します。185cmを超える兄弟が映画館の最前列で「ワーワー」「キャーキャー」コーフンしながら観た思い出。

・・・で、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』。マーティの父母が出会う30年前(1955年)、そこで若い頃のドクとの出会って、そして「では、30年後に」と再会を誓うシーンは何度観ても感動します。




最後に、1985年のアメリカの日常。日本製の製品に溢れた風景が印象的でした。






2014年9月15日月曜日

そうだ、川崎市議会に行こう!⑤ 市議会のパブリックビューイングっていいかも!?

僕が住まう街、今年市政90周年を迎えた神奈川県川崎市。その川崎市議会の傍聴レポート第5弾です。「平成26年第3回川崎市議会定例会」本会議第4日目となる9月11日、民主党・共産党・新しい川崎の会による代表質問の傍聴レポートの続きとなります。




6月に「平成26年第2回川崎市議会定例会」で、初めて市議会(代表質問・一般質問)を傍聴し、原稿読み上げの答弁の裏側に隠された市議会のスゴさが伝わらない悶々とし、市議会をリデザインしたいキモチを抱きながら、早くも3か月が経ってしまい、「平成26年第3回川崎市議会定例会」を迎えてしまいました…。

10時開始ですが、会社での仕事もあったため議場に入ったのは11時過ぎ。いつものように市役所の受付で、身分証明書の提示も必要なく、住所・名前・年齢の記入だけで傍聴券をゲット。傍聴に来る度に思いますが、セキュリティの甘さは市役所の職員や市議会議員の方々にとっては不安の一要素だと思います。

傍聴券の整理番号は9番。先着100名の傍聴席。「そうだ、川崎市議会に行こう!」のメンバーが僕以外に2人いたので、この段階での他の傍聴者は6名。いつもながら少ないです…。




傍聴席に座り、前回同様、パソコンでtwitter中継をしようとしたら警備員さんから「パソコンは使用禁止です。パソコンを使用する場合は廊下に出て使用してください」と使用禁止の忠告。過去2回の傍聴ではパソコンは使用O.K.だったし、傍聴券の裏面の「議会を傍聴される方へ」にも持ち込み禁止リストには記載されていないのに・・・と思いつつ、議場で声を出すのもよくないので「了解しました」と言い、パソコンをしまいました。
パソコンをしまうと、後は、市議会議員さんと市の職員さんの“原稿読み上げ”による質疑応答を聞く以外、何もできません。傍聴席に座って30分も経たずに睡魔が襲ってきました...。

午前中の民主党の代表質問が終わり、午後は、共産党と新しい川崎の会による代表質問。午前中と様変わりし、傍聴席に一気に傍聴者が約30名ほど増えました。増えたと思ったのの束の間、共産党議員の代表質問が終わったら退場し、今度は、新しい川崎の会議員の代表質問を傍聴しに約10名が参加。こちらは若年層の方が多い感じ。

この時の傍聴席を表現するならば、舞台や映画館の観客席のような感じです。みんなが席に座りながら、黙って作品を見続ける感じ。でも、実際には、ある党や議員さんを応援するファンなんですよね。だから、スタジアムのように、応援する議員さんが共感できる発言や指摘をしたらエールを送りたいはず。だけど、議会は「黙って静かに傍聴する」しかできないんですよね。エールだけでなく、「コレは違うんじゃない?」って隣の人に話しかけたりして、一緒にその場を体感&共有したいだろうし。こんなやりとりを通じて、市議会議員・市の職員・応援者同士によるコミュニケーションが生まれて、理解も促進され、そして、共感しやすくなるんだろうと。

そんなことを考えつつ、休み時間に「そうだ、川崎市議会に行こう!」のメンバーと話していたら、パブリックビューイングをするのが面白そうだね、というアイデアが!!!

川崎市議会はライブ中継もしているし、後日、動画配信もされているので、みんなでコワーキングスペースとかで見ながら、気づいたことを参加者同士で話したり、改善のアイデアを創出したり。市議会という身近な存在故に、自分に関係ある議題も多く質疑応答されているので、誰もが気軽に市議会に接することができるはず。

そして、一見、原稿読み上げによる出来レースに勘違いされそうな市議会の質疑応答ですが、そうではない、原稿作成に至るまでの裏側を知り、スゴイことがスゴイと伝わるように市議会にリデザインしていければなぁーと思っています。
なので、川崎市議会のパブリックビューイングを企画します!!!

「そうだ、川崎市議会に行こう!」に加えて、「そうだ、川崎市議会のパブリックビューイングにも行こう!」。

そうだ、川崎市市議会に行こう!④  ピープルデザイン川崎プロジェクト

僕が住まう街、今年市政90周年を迎えた神奈川県川崎市。その川崎市議会の傍聴レポート第4弾です。今回は、「平成26年第3回川崎市議会定例会」本会議第4日目となる9月11日、民主党・共産党・新しい川崎の会による代表質問を傍聴しました。




10時開始ですが、会社での仕事もあったため、議場に入ったのは11時過ぎ。議場に入ると、民主党の代表質問に対して市から答弁しているところ。総合企画局長から、ピープルデザインによる多様性ある街づくりに関して答弁中でした。

「えっ、ピープルデザイン!?」

7月15日に、川崎市とピープルデザイン研究所がまちづくりで包括協定を締結しました。

川崎市においてもピープルデザインの考え方を活用させていただき、ハンディのあるなしにかかわらず多様な人々がまざり合い、にぎわいのあるダイバーシティのまちづくりを目指し、包括的な連携・協力を推進するために、協定の締結に至ったものでございます。 
(2014年7月15日 市長会見記録 より)

市長会見記録(2014年7月15日)
http://www.city.kawasaki.jp/160/cmsfiles/contents/0000059/59437/140715-1.pdf

ピープルデザイン川崎プロジェクト
http://www.peopledesign.or.jp/project/kawasaki/


現在、僕は、昨年9月より川崎市中原区の武蔵小杉で「こすぎの大学」というソーシャル大学を主催しているのですが、第5回の先生役として川崎市副市長 三浦淳さんにご参加いただいた際、三浦副市長さんが「ダイバシティを活かした持続可能な街づくりを通じて、川崎をワクワク・ドキドキする街にしていきたい」とメッセージされ、その時にピープルデザインを初めて知りました。同時に、川崎市の取り組み、ピープルデザインの考え方に共感して、出かける際は、いつも、ピープルデザイン研究所さんのコミュニケーションチャームを装着するようになりました。


ピープルデザイン研究所さんの「コミュニケーションチャーム」


包括提携から約2週間後に開催された武蔵小杉でのコミュニティ「こすぎナイトキャンパス読書会」での課題図書が、ピープルデザイン研究所 須藤シンジさんの著書『意識をデザインする仕事』。当日は須藤さんが参加するというサプライズ!!!


こすぎナイトキャンパス読書会に、須藤シンジさんも参加


同時期に、グリーンバード川崎チームとピープルデザイン研究所さんのコラボによるゴミ拾いに娘と一緒に参加したり、ピープルデザイン川崎プロジェクト第一弾「夏休み!ピープルデザインシネマ」に「こすぎの大学」メンバーもお招きいただき参加したり。


娘と一緒に参加したゴミ拾い


そんな感じで、偶然と偶然の連続が必然のような感じで、僕とピープルデザインの距離感が縮まりつつある中、冒頭に書いたように議場に入ったと同時に、総合企画局長さんがピープルデザインの取り組みについて答弁中だった訳です。ピープルデザインシネマの開催など、「検討」でなく「実行」していることを説明し、ピープルデザインを通じて「モノづくり」「コトづくり」「ヒトづくり」「シゴトづくり」に取り組んでいくと、いつもながらの原稿読み上げながら心強い答弁に感じました。

議場に入って、わずか数分で、ワクワク・ドキドキした僕でした。これが三浦副市長さんが仰っていた「ワクワク・ドキドキ」なのかもしれません。自分がちょっぴり関与しているピープルデザインが答弁に出て、自分がちょっぴりでも川崎の街づくりに関与できていることをうれしく思い、そして、川崎の街を誇りに思った瞬間でした。これが、きっと「シビックプライド」というものなんでしょうね!

この日の代表質問は、さらに色々な気づきと、そして、市議会をリデザインする具体的なアイデアが浮かんだ場でもありました。続きは、改めてレポートします。