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2014年11月30日日曜日

【日記】2014年11月30日(日)「脱力」


昨日(11/29)の関東学生マーケティング大会最終発表会での実務家審査員からの開放感で、昨晩から今日まで、ずっと脱力な感じ。睡眠時間もハンパないし、起きている時のグダグダ感もハンパない。

12名の名だたる実務家審査員の方々と横一線での講評はプレッシャーですし、学生に対しても半年間の研究成果を踏まえて理解&共感していただける講評をしなければならない責任感。

実務家審査員を4~5年担当させていただきましたが、毎年、最終発表会の翌日は今日同様に脱力モード。半年間の研究をやり遂げた学生たちは、僕以上に開放感というか達成感に満ち溢れた脱力モードを満喫しているんでしょうね。



【日記】2014年11月29日(土)「ライフワーク」

関東学生マーケティング大会の最終発表会。今年のテーマは「明日話したくなるマーケティング」。午前中の一次審査から午後の二次審査・最終審査と長丁場。今年も実務家審査員として参加させていただきました。最終選考に残ったチームも、惜しくも残らなかったチームも、今年はハイレベル・ハイクオリティな内容&プレゼンテーションでした。調査(Research)という現状の可視化だけでなく、ブランディング(branding)やプロトタイピング(prototyping)など、現在進行形(~ing)の「行動」「挑戦」を意識したマーケティング(marketing)に踏み込んでいる点がすばらしかったし、僕自身が「行動」「挑戦」しなければと感じた場でした。

そして、今夏に実施した「チャレンジプロジェクト」。「明日話したくなるマーケティング」という研究に少しでも役立つようにデザイン思考やエスノグラフィを用いたマーケティング体験をしていただいたのですが、ステークホルダーの方々と協奏しながら社会価値創造を目指すNECとしても、本活動は価値あるマーケティング活動であり、さらにブランディングの一環としても活用させていただいた旨のお礼を伝えさせていただきました。

この関東学生マーケティング大会、及び、チャレンジプロジェクトは、多くの学びや経験を得て成長させていただいた場。僕の中では「ライフワーク」でした。昨日のブログに書いたように僕自身は今年で本活動への参加は最後として後任に譲る予定。
同様に「ライフワーク」だったNECカシオモバイルコミュニケーションで実施していた「ムサコ大学」。スマホ事業撤退と共に「ムサコ大学」も休止となりましたが、直後に「こすぎの大学」に進化して継続することができました。「ムサコ大学」が「こすぎの大学」につながったように、チャレンジプロジェクトの続きとなるライフワークも見つかるとうれしいし、見つけるようにします。




2014年11月29日土曜日

【日記】2014年11月28日(金)「この1か月を振り返って」(番外編)


『壇蜜日記』に触発されて日記を綴り始めました。そして、1か月が経過。ブログで日記を綴るのはtwitterやfacebookに書くのとは違う感覚で、一日を振り返りながら思考を整理するのにいいなぁーと感じた1か月でした。

今年の100Km歩け歩け大会も完歩したらカミングアウトというか報告すると決めていたように、日記も1か月続いたらカミングアウトすることにしていました。三日坊主だったら恥ずかしいし(笑)。

この1か月の日記のタイトルです。
「書くということ」「写真映り」「ソーシャルメディアの力」「第二章の幕開け」「送料無料のありがたさ」「当たり前を疑うこと」「本の処分」「女性的女性」「20分の遅刻を機会に転換」「告白するタイミング」「ノート」「半日酔い」「頭痛の原因」「書くのに費やす時間」「発散と収束」「シビックプライド」「うれしい悲鳴」「模造紙の重み」「主催者冥利の楽しい作業」「責任」「恵まれた環境」「ストックは財産」「仲間と歩んだ5年間の証」「身近なヒーロー」「心地よい疲労感」「プロトタイピング」「様変わりする武蔵小杉」「リラックス」「救世主」「信じる<知っている」「応援したくなる」「三方良し」

こうやって振り返ると、一日一日って同じようだけど、実は違うんだなぁーって感じます。



【日記】2014年11月28日(金)「三方良し」


明日(11/29)は、関東学生マーケティング大会の最終発表会。実務家審査員として参加させていただきます。
関東学生マーケティング大会は、マーケティングを専攻する首都圏にある10校以上の大学が共通テーマを設定し、お互いの研究成果を競い合う半年間にわたるプロジェクト。

2008年度から関東学生マーケティング大会、当時は関東10ゼミ討論会という名称でしたが、その活動の一環である「チャレンジプロジェクト」に協力してきた、この7年間。
通常のチャレンジプロジェクトは、大学生の夏季休暇中、1.5~2か月を要して学生と企業が共同研究をするのですが、今年は諸事情により半日だけの「ミニ・チャレンジプロジェクト」という形で協力させていただきました。テーマは「デザイン思考を通じたマーケティング~育児ママのインサイトをエスノグラフィで探求しよう~」。半日だけでしたが充実したチャレンジプロジェクトになったと実感しています。

一昨日(11/27)、エコッツェリア協会主催CSRイノベーションWGで株式会社伊藤園 CSR推進部長 取締役 笹谷秀光さんの「トリプルS ( CSR,CSV,ESD )」に関するお話を聴講したのですが、笹谷さんはCSVを「三方良し」で表現されています。「売り手良し」「買い手良し」「世間良し」。

チャレンジプロジェクトは、まさに「CSV」「三方良し」のプロジェクトだったと実感しています。

売り手良し(大学生): 企業との共同研究による実務経験
買い手良し(NEC): コミュニケーショントレンドを牽引する若年層からの気づき
世間良し: 人間性豊かなコミュニケーションを実現する事例を創出 (ピコナッチなど)
※主催は関東学生マーケティング大会なので、売り手を大学生、買い手をNECにしています

僕自身、チャレンジプロジェクトを通じて多くの学びや経験を得て成長したと実感しており、関係者の方々に感謝しています。そして、成長機会をプレゼントしていただいた関東学生マーケティング大会、及び、チャレンジプロジェクトの担当は今年度で卒業し、NECの後輩に譲ることにしました。引き継ぐ後輩も数年後に振り返った際、きっと僕と同様の感想を抱くに違いないと思っています。


関東学生マーケティング大会
http://10semi.com/

エコッツェリア協会主催CSRイノベーションWG「株式会社伊藤園様セミナー&ワークショップ~地域づくりがビジネスを創る?~」
http://www.ecozzeria.jp/wg/csr/csrwg-5.html


『チャレンジプロジェクト2014×NEC』

2014年11月27日木曜日

【日記】2014年11月27日(木)「応援したくなる」


帰宅したら、以前、ピコナッチの開発でご協力いただいた竹井さんが手掛けた「Beatplug」が届いていました。2012年6月にCAMPFIREで応援し、2年半の歳月をかけてBeatplugが手元に!

当初計画より遅延していますが、それがクラウドファウンディングの醍醐味とも感じています。ハラハラドキドキと、ワクワクドキドキというプロセスを共有できるのが「いいね!」という感じ。

音楽交換ガジェット Beatplug (ビートプラグ)
http://camp-fire.jp/projects/view/297



今週末(11/29)には関東学生マーケティング大会の最終発表会があり、今夏に実施したチャレンジプロジェクトの講評というか感想を紹介させていただく予定です。
今年の関東学生マーケティング大会のテーマは「明日話したくなるマーケティング」。今は共感の時代。だからこそ、共感したら誰かに伝えたくなる。誰かに伝えるだけでなく、応援したくなる。応援という立場ながら一緒に創っている感覚を味わえる。スポーツのサポーターのような感じ。利用者(User)でなく、共創者(Co-Creator)という立場。
「明日話したくなるマーケティング」は、つまり、「応援したくなるマーケティング」ということを大学生たちにお礼と共に伝えたいなぁーと考えています。

『応援したくなる企業の時代』(著:博報堂ブランドデザイン)より

イノベーティブな発想は非連続性の高いものであるだけに、限られた視点からは生まれてこない。視野を広く持ち、いろんな事物とのセッションを試みる中で、なかば偶発的に生まれてくるものだ。そのため、ひとつの企業の中だけで発想するやり方では、どうしても限界がある。このマルチステークホルダー発想のもとで、広範なパートナーシップをベースに 知恵を集結させながら未来を描いていく必要があるのだ。つまりは、生活者とコミュニティ、ステークホルダーとコミュニティ、である。そこで求められるのは「モノを売る」という発想から「仲間を広げていく」という発想の転換だ。


『企業に属する“個人”同士の連携によるオープンイノベーション事例』


【日記】2014年11月26日(水)「信じる<知っている」


以前、企業間フューチャーセンターの仲間から聞いた「っ」の話。

「しっている」と「している」の違いは「っ」の有無だけど、すごく大きな差。
「知っている」は情報を蓄積しているという状態。評論家。
「している」は行動して体感&経験しているということ。実践者。

つまり、【知っている<している】ということ。


先日、「信じる」について考えることがありました。
なぜ、信じられるのか?
なぜ、信じられないのか?

信じられるのは、相手を知って理解しているからこそ。
信じられないのは、相手を十分に知らないために、その差分を埋められないから。だからこそ、その差分を埋めるために信じよう(≠信じる)とする。

つまり、【信じる<知っている】ということ。

相手を信じられるための知るの臨界点は、人それぞれだし、環境によっても変化するかもしれません。
深く考えない僕は、この臨界点が低いんでしょうね。人を信じる傾向が強いです。お人好しかもしれませんが、僕にとっては居心地がいい状態。




2014年11月25日火曜日

【日記】2014年11月25日(火)「救世主」


たまたまテレビを観ていたら、『ガイアの夜明け』で武蔵小杉のグランツリー特集「今までにない"モール"を作れ!」。

武蔵小杉に新しいショッピングモールができただけでは単に買う場所が増えただけ。だからこそ、今までにないショッピングモールをつくるために呼ばれたのがブランディング・プロデューサーの柴田陽子さん(柴田陽子事務所)。

その柴田陽子さんが登場するシーンが、同じく『ガイアの夜明け』でNECに佐藤敏明さんが来られた際の登場シーンと重なりました。2006年の出来事。

ソニーからNECに移籍してデザイン統括の佐藤さんが最初に取り組まれたのは、オフィスのデザイン。デザインはデザイナーだけのものという組織論や組織の壁を取り除いて、企画担当者や開発担当者など誰もが集まって語れるクリエイティブスタジオを設立。お互いの仕事に共感や尊敬を抱くことで、自分自身の仕事に今まで以上に責任を抱くようになってマインドが変わる。結果としてプロダクトデザインも変わる。

プロダクトデザインを変えるだけならば、極論を言えばデザイナーだけで変えられるはずなのに、デザイナーだけでなく、関わる人全ての英知を集結した結果としてプロダクトデザインを変えるために、空間・人・組織をデザインされた佐藤敏明さん。僕も佐藤敏明さんにデザインされた一人です。

持続的な組織をデザインされた佐藤敏明さんの姿と、武蔵小杉という特性を活かした今までにないショッピングモールを目指すグランツリーに関わる方々の姿が重なった今夜でした。




2014年11月24日月曜日

ビジネスパーソンが「やってはいけない」20のこと


以前は毎号購入していた『日経ビジネスAssocie』。久々に購入した今年7月のリニューアル特大号に続き、タイトルの「ノートの使い方で差がつく思考整理術」に惹かれて、また、購入しちゃいました。ノートを書くのが好きなので惹かれたのですが、読んで一番惹かれたのは、【ビジネスパーソンが「やってはいけない」20のこと】という特集。




高齢化に伴って先が長くなったビジネス人生。専門性を高めたり、人間関係を改善したり、自分の強みを見つめ直したりするのに役立つ20の「やってはいけないこと」のまとめ。

そのまとめの前に、現状の仕事度チェックがあり、「クラシックカーコース」か「ポンコツ中古車コース」のいづれかに判定。ポンコツの中古車になるか、年月を経るごとに輝きを増すクラシックカーになるか?

僕の場合は、【クラシックカー「予備軍」】でした。


現状チェック 01
【レ】「仕事ができない人」は努力が足りない人だと思う。

何をもって仕事ができる/できないの判定は難しいけど、何かの結果を得る時には個人だけでなく、チームで解決するなどの努力というか対策の余地はあると感じる時があるかな。

現状チェック 02
【 】部下や後輩から常に尊敬される存在でありたいと思う。

部下や後輩だけでなく、子どもに対してもだけど、恥ずかしくないオトナの姿を見せていたいとは思う。「恥ずかしくない」と「尊敬される」は違う感じかな。

現状チェック 03
【 】新しいことにチャレンジして失敗するくらいなら、何もやらない方がましだ。

これはないかな。

現状チェック 04
【レ】仕事がうまくいかない時は、その原因を取り除くことが大切だ。

何が原因でうまくいかなかったのか、よく考えます。『宇宙飛行士に学ぶ心の鍛え方』(著:古川聡)で「反対意見であっても、人格を否定するのではなく、あくまでも、指摘は意見に対して行う」とありましたが、時々、“仕組み”でなく、“人”の責任にしてしまう時があり、まだまだ未熟だと感じることが多々あります...。

現状チェック 05
【 】仕事はすべて100%の力で取り組むべき。手を抜くなんて不誠実だ。

責任感を抱いて取り組んではいるけど、柔軟な対応ができるように力まないように意識しているかな。

現状チェック 06
【 】人と違う行動や言動をして、「変わった人」と思われるのは嫌だ。

先日、以前のオフィスで一緒だった仲間から社内報を見て「岡本さんらしいメッセージと感じました」というメールをいただき、すっごくうれしかったです。「個性的」と「変わった人」は同義で褒め言葉。

現状チェック 07
【 】議論には常に勝ちたい性分。言い負かされるなんてプライドが許さない。

正しいか否かは、その議論の場でなく未来に結果が出るので、その場の議論には固執しない。仮に正しくなさそうな結論に至った場合は、議論の後に軌道修正するように仕掛けるかな。もちろん、議論の結果を覆すのではなく、議論の結果を尊重しながら軌道修正する感じ。

現状チェック 08
【 】頼まれごとを引き受けるなんて、お人好しがやることだと思う。

頼まれごとを引き受けすぎるお人好しな僕です...。

現状チェック 09
【 】自分の成果をアピールするのは大の苦手だ。

大の苦手ではないけど、苦手です。事実以上のアピールをするのは好きではないです。

現状チェック 10
【レ】他人に余計な手間をかけさせないよう、配慮することが大切だ。

結構、気を遣ってる方だと思う。それで抱えすぎてしまうことも多々あります...。

現状チェック 11
【 】将来に備え、余計な出費は極力抑え、できるだけ貯蓄を増やしておきたい。

貯蓄は増やしたいけど、今の自分は学ぶ期間なので投資と位置づけて、ソーシャル貧乏を続けています。

現状チェック 12
【 】見た目より中身を磨くことが大切だと思う。

中身を磨くことにプライオリティをおいているけど、最低限以上の身だしなみには気をつけています。最低限でなく、「最低限以上」というのがこだわり。

現状チェック 13
【 】仕事は時間が許す限り、じっくり取り組みたいと思う。

2:8の原則で、2割の時間で8割の成果が出たと割り切り、残りの8割の時間はブラッシュアップに注力する感じ。

現状チェック 14
【レ】過去の資料を参考にすることが多い。

0→1は難しく、0→0.5の状態で頓挫したアウトプットが散在しているので、0.5→1にすべく、過去の資料は参考にすることが多いです。

現状チェック 15
【 】上司や部下に恵まれていたら、自分はもっと輝いていたと考えることがある。

常に恵まれた環境にいたことを感謝しているくらい。

現状チェック 16
【 】平日は仕事を頑張り、休息や睡眠は土日にまとめて取るのが効率的だ。

平日も定時退社してバランスを保つことを意識している。また、情報収集等を考えると仕事とプライベートの境目がなく公私混同状態なので敢えて分けることはしていない。

現状チェック 17
【 】数字より経験や勘を頼りに仕事をすることが多い。

両方を重視している。数字を経験や勘に変換したり、経験や勘を数字に変換したり。

現状チェック 18
【 】どちらかというと肩書で相手とのつきあいかたを変えるタイプだ。

これもない。

現状チェック 19
【 】人間関係の悩みをいつまでも引きずるタイプだ。

気にしなくはないけど、引きずることはない。

現状チェック 20
【 】万が一失敗した場合を考え、十分に備えることが多い。

失敗した場合を恐れるのではなく、成功するために十分な準備をする。同じ行為かもしれいないけど、捉え方が違う感じかな。


チェックの数が0~2個 「クラシックカー」有力候補
チェックの数が3~5個 「クラシックカー」予備軍
安定した成果を上げており、会社の中でいいポジションを保っている。ただし、少し頑張りすぎている傾向があるので、仕事のやり方に改善の余地あり。
チェックの数が6~10個 「ポンコツ中古車」予備軍
チェックの数が11~20個 「ポンコツ中古車」有力候補


【日記】2014年11月24日(月)「リラックス」


またーりとした3連休も今日で終わり。

体調不良の原因が「頚椎症性神経根症」と判明してからは気持ち的には不安感は若干解消されたものの、未だに体調自体は万全ではないのでリラックスして過ごせることが何よりもの恵みとさえ感じます。

3連休初日は、川崎市立日本民家園の古民家カフェで暖を取って。

2日目は、Maker Faire Tokyoで誰もがクリエイターになれる時代になったんだとワクワクしながら、帰宅後は2年強積ん読状態になっていた『地域を変えるデザイン』を読了。モノづくりも地域デザインも個人が活躍する時代になったことをうれしくも思いつつ、大企業に勤める一人としては不安に感じたり。

3日目は、自宅で家族がWii Uの『進め!キノピオ隊長』で遊んでいる姿を見つつ、うたた寝したり、娘のエレキギターのレッスンの送り迎えをしたりと、どこかのホームドラマで観たような何気ない一日を過ごしました。

もちろん、上記した出来事だけでなく、連休中ですが色々な事務作業はあった訳ですが、全体を通じてリラックスできた3連休でした。感謝!



『地域を変えるデザイン』(監修:筧裕介, 著:issue+design project)


2年以上積ん読状態になっていた『地域を変えるデザイン』(監修:筧裕介, 著:issue+design project)。2013年9月にスタートした「こすぎの大学」を照らし合わせながら読んでました。




成長でなく、持続可能な街づくり。「探られる島・家島」の街づくりの考え方が、象徴的に表現しているなぁーって共感しています。



何度でも訪れたくなる街。それは、その街に住まう方々にとっては、ずっと住み続けたい街でもあるはず。住み続けたい街だからこそ、外部から訪れた方々も、そんな空気感を感じて、また訪れたいと思うはず。

とは言いつつも、そんな空気感を持続するには、行政と市民の連携は不可欠。「地域事」を「自分事」化し、そして、市民の多様性も受け止めて「相手事」も「自分事」化することで、行政と市民が連携して地域デザインに取り組む。



しかし、「思考」だけでは変えられないのも事実。そのために行動を促すための「仕組み」づくり。視点や視座の違いを意識した「海士町をつくる24の提案」。行政と市民の連携を推進しつつも、地域デザインを進めるためのドキュメント(冊子)を行政版と市民版の2つを作成して、お互いの立場で活動を推進する「仕掛け」も準備。



『海士町をつくる24の提案』


地域デザインを推進するためには、「思考」「仕掛け」「仕組み」の3つを組み合わせが大切なのだと再認識した一冊でした。そんな地域デザインの事例に溢れた一冊。永久保存版の一冊が増えました。


(参考) 『地域を変えるデザイン』(著:issue+design project 筧裕介)のメモに関するtogetterのまとめ
http://togetter.com/li/748985





(参考) ダイバーシティ型商品企画への転換 ※内閣府での発表資料

僕自身も至る所で「思考」と「仕掛け」のデザインについて事例紹介させていただく機会は多いのですが、僕は「仕組み」づくりが十分ではないんですよね...。精進あるのみ!


 ダイバーシティ型商品企画への転換



2014年11月23日日曜日

【日記】2014年11月23日(日)「様変わりする武蔵小杉」


武蔵小杉にグランツリー ( GRANDTREE MUSASHIKOSUGI ) がオープン。
グランツリーに入って思ったのは「ここは武蔵小杉なの?」という印象。すっかり印象が変わりました。

僕と武蔵小杉の関わりは、大きく分けて3つのタイミングがありました。

最初は、就職時。20年前の話。
NECホームエレクトロニクスに就職。入社してから1か月間だけ、武蔵溝ノ口のオフィスに勤務しており、その際、洋光台→横浜→武蔵小杉→武蔵溝ノ口で乗り換え。当時の武蔵小杉駅の連絡通路がすっごくわかりづらかった記憶だけは鮮明に残っています。乗り換えが大変だったこともあり、東横線経由を止めて、上大岡→あざみ野→武蔵溝ノ口とブルーラインでの通勤を選択したくらいでした。

2回目は、武蔵小杉への引っ越し。
2001年に小田原から武蔵小杉に引っ越し。当時の武蔵小杉駅は、まだタワーマンションもなく、至って普通の街。スーパーと言えばイトーヨーカドーという感じで、商店街中心の落ち着いた街。東横線と南武線の乗換駅ではあるけれども、両方の路線の人種(!?)が同比率で交わる垢抜けない雰囲気でした。

3回目は、「こすぎの大学」のスタート。
新旧の住まう人・勤める人・関心のある人が集う場としてスタートした「こすぎの大学」。スタートした2013年9月は、タワーマンションの方々を中心に「住まう人」が多数という印象だったものの、僅か1年強の間に色々な商業施設がオープンして、一気に「買い物に訪れる人」の比率が高まりました。そして、グランツリーのオープン。
就職当時の「わかりづらい街」、引っ越し当時の「垢抜けない街」という印象は、どこへやら。すっかり、オシャレな街に様変わりしてしまいました。

今後、武蔵小杉には、住まう人・勤める人・関心のある人・買い物に訪れる人以外に、どのような「●●な人」が生まれるのでしょうか?そして、どのような印象を抱く街になるのでしょうか?







【日記】2014年11月22日(土)「プロトタイピング」


2年以上、積ん読状態になっていた『地域を変えるデザイン』を読書。その後は川崎市立日本民家園で、ライトアップされた古民家を見つつ、火鉢で暖まりながら、お汁粉を満喫。

そんな感じで「こすぎの大学」として地域デザインに取り組んでいる以上、何かを残したいなぁーって考えて、「こすぎの大学マップ」をプロトタイピング。これまで先生役を務めてくださった方々をメッセージと共にgoogleマップ上にマッピング。

googleマップのマイマップ機能を使ったのですが、プログラマーでなくても、誰もがクリエイターになれる時代になったんだと実感した今夜でした。

こすぎの大学マップ
https://www.google.com/maps/d/viewer?mid=zhU920nNn05U.kYD28m2K6om4





2014年11月22日土曜日

【日記】2014年11月21日(金)「心地よい疲労感」

「C&Cユーザーフォーラム&iEXPO2014」が終了。
11/19(水)のメディア&社内向け内覧会、20(木)・21(金)の本番。「リフレーミング体験コーナー」で3日間、立ちっぱなしでの対応。

思い出すのは、ケータイ/スマホの商品企画&マーケティングの担当していた時のこと。会場調査で週末の2~3日間、同様に立ちっぱなしで被験者にヒアリングを実施。コンセプトや仮説を検証しつつ、僕らが想定していなかった新たな気づきを得ると同時に、「このサンプルが商品化されたら買うからね」という被験者の方々の言葉がうれしかったです。調査をしながら、共感者&応援者が得られる喜び。

今回の「リフレーミング体験コーナー」もそうでした。体験していただいた方々から、多数の共感&応援の声をいただきました。うれしい言葉が、3日間立ちっぱなしという疲労感を忘れさせてくれます。

・・・と書きつつ、最終日を終えて帰宅後は爆睡してしまいました。心地よい疲労感♪



2014年11月21日金曜日

【日記】2014年11月20日(木)「身近なヒーロー」

企業間フューチャーセンターの仲間であり、NECの仲間である安川展之さんが「留職」の経験を語るトークイベント「度胸と覚悟の180日~インドの農村で若者たちが語った夢~」に参加。

安川さんとの出会いに、本当に感謝!

ヒーローは近くにいるし、近くにヒーローがいっぱいいることを感じた場でした。誰もがヒーローなんだよね。



2014年11月20日木曜日

【日記】2014年11月19日(水)「仲間と歩んだ5年間の証」

本日(11/19)、NECとして「7つの社会価値創造テーマ」を発表しました。

2010年に「共生・共創」という生活トレンドの息吹を感じてから企業間フューチャーセンターや地域デザインなどの活動に関わってきましたが、5年の歳月をかけて活動の成果を、今のチームメンバーと共に「カタチ」にできたことをうれしく感じています。

仲間と一緒に活動しながら学んだキーワードや体験が散りばめられている、・・・というか、散りばめた「7つの社会価値創造テーマ」を仲間の一人ひとりにお礼を伝えながら紹介しないとね。

●地球との共生を目指す「Sustainable Earth」
●安全・安心な都市と行政基盤を作る「Safer Cities & Public Services」
●安全で高効率なライフラインを生み出す「Lifeline Infrastructure」
● 情報・知識を連鎖させる「Communication」
●産業とICTが新結合する「Industry Eco-System」
●枠を越えた多様な働き方を創造する「Work Style」
●個々の人が躍動する豊かで公平な社会を実現する「Quality of Life」

輝く未来に向けて、NECは7つの社会価値創造テーマに取り組みます
http://jpn.nec.com/profile/solutionsforsociety/socialvalue/index.html



2014年11月19日水曜日

【日記】2014年11月18日(火)「ストックは財産」


昨日、急遽、お声かけいただいた新規事業に向けたワークショップ。そこで、僕の考えなどを紹介することに。題材をどうしよう・・・とアワアワするところですが、昨年の6~9月の4か月間、毎日1ネタずつレポートしていた資料が役立ちました。当時は、すぐに役立たなくても、ストックしたネタは、いざという時に役立つのだと感じた今日でした。

同時に、最近、情報をEvernoteにストックはしているものの、すぐに使えるような状態、つまり、レポート化をしていないことに対して不安を感じた今日でもありました。

レポート化を再開しようかな。日記と並行してできるかな?いや、まずは日記を1か月続けてから、次のステップを考えよう。これって先送りかな?


当時、毎日1ネタずつレポートしていた一例

2014年11月17日月曜日

【日記】2014年11月17日(月)「恵まれた環境」


昨夜読んでいた『日経ビジネスアソシエ』(2014年12月号)の巻頭インタビュー。野村信託銀行 執行役社長 眞保智絵さん。国内銀行“初”の女性社長。

インタビュー記事を拝読していると、僕と同じ感覚だなぁーと思う内容がチラホラ。


  • これまで自分が女性だと特に意識したことはない。恵まれた環境に感謝している。
  • 「無理をしない」「自分にできることをやる」のがワークライフバランスの秘訣。
  • 「事実」と「意見」を区別する。
  • 「経験の差」はすぐには埋められないので、まずは「知識の差」を埋めるように努める。


自然体でいることを肯定していただいた感じで、一週間の初めである月曜日を気持よく迎えられ、そして、気持よく終えられそうな今日です。感謝!



【日記】2014年11月16日(日)「責任」


ハフィントン・ポストに「こすぎの大学」の内容を掲載していただきました。

自分が住まう街での地域デザイン「こすぎの大学」
http://www.huffingtonpost.jp/katuhiko-okamoto/musashikosugi_b_6162990.html

これまでも「そうだ、川崎市議会に行こう!」の活動内容を掲載していただいていましたが、自分では文脈は続いているものの、掲載していただけるのか、ちょっと不安でした...。

でも、掲載していただいたということは、「こすぎの大学」は、社会的に価値があることだと認めてもらえたような気がして、うれしくもあり、誇らしくも感じられ感慨深いです。

ただし、認められたということは、それだけ責任も生じます。今後は、楽しみながらも今まで以上に責任を全うすることも意識しなければとも感じています。







2014年11月16日日曜日

【日記】2014年11月15日(土)「主催者冥利の楽しい作業」

自分では意識していなかったのですが、水曜日から3日連続で「こすぎの大学」に関して綴っていたみたい。

11月12日(水)「シビックプライド」
11月13日(木)「うれしい悲鳴」
11月14日(金)「模造紙の重み」

確かに、今週は第15回「こすぎの大学」の対応に追われた1週間でした...。
ですが、実際には、開催前より開催後の方が作業量があります。


  • 模造紙の写真撮影 (30分~1時間)
  • イベント中の写真整理 (30分)
  • 上記写真をホームページ&facebook掲載用にリサイズ (10分)
  • facebookへの写真掲載 (30分)
  • 発表内容のテキスト化 (30分)
  • レポート作成 (1~1.5時間)
  • ホームページの更新 (1.5~2時間)
  • 参加者へのお礼メール (15分)
  • 初参加者のメーリングリスト登録 (15分)
  • 会計 (30分)
  • その他諸々


当日のイベントを振り返りながら、理解をより深めながら作業できるのは主催者冥利なのですが、これが単なる「作業」になってしまうと終わりなんですよね。

単発でイベントのファシリテーションをする際、イベントの開催理由(背景)や参加者を知らないと、結局は、ファシリテーション方法というツールに走ってしまい、機械的なまとめになってしまいます。「こすぎの大学」の良い点は、武蔵小杉の課題を共有しつつ、参加者の方々の思い&想いも知っているからこそ、ツールに頼らなくてもインサイトを見つめて、アイデアを行動に転換しやすい環境をつくれること。そして、何よりも温かい雰囲気の場&時間になること。

すぐに結果が出なくても、結果が出そうな雰囲気だけでも、十分に結果だと思うんですよね。



2014年11月15日土曜日

【日記】2014年11月14日(金)「模造紙の重み」


今日の・・・というか日付が変わって昨日の第15回「こすぎの大学~武蔵小杉で仕掛ける~」。先生役は川崎フロンターレ プロモーション部 部長 天野春果さん。昨年9月のスタート以来、最高の約100名の方々が参加。多数の川崎フロンターレファン、及び、天野さんファンにお集まりいただき、僕らがアウェイな感じになるかなぁーと思っていたのも杞憂に終わるほどの「武蔵小杉」「川崎」への思い&想いを語り合うステキな場になりました。天野さん、参加いただいたみなさん、ありがとうございました。

そして、帰りは自転車。さすがに20テーブル分の模造紙は重たく、バランスを崩しながらの運転。自宅に着いて、久々に自撮り。身体が傾いているのは模造紙の重みが原因です。参加者が多かったからこその重さ。ありがたいです!

人の命の重さは計れないと言いますが、「こすぎの大学」のOUTPUTの重さは測れることを再認識しました(笑)。



2014年11月14日金曜日

【日記】2014年11月13日(木)「うれしい悲鳴」


昨年9月にスタートした「こすぎの大学」。

明日は、第15回「こすぎの大学~武蔵小杉で仕掛ける~」。先生“役”は、僕らが住まう街、武蔵小杉にホームスタジアムを置く川崎フロンターレのプロモーション部 部長 天野春果さん。川崎フロンターレファン、そして、天野さんファンの多くの方々が初参加されることもあり、定員100名がすでに埋まるという盛況ぶり。
盛況ぶりの一方、事前準備が追いついておらず、また、直前まで問い合わせ対応等もあり、テンパリ気味の今夜です。「こすぎの大学」をスタートした当時は、このような大規模イベントになることを想定していませんでしたし、こんなにドタバタするとも想定していなかったので、久々に、うれしい悲鳴を実感しています。
「こすぎの大学」を応援してくださっている方々に感謝です。ありがとうございます!



2014年11月13日木曜日

【日記】2014年11月12日(水)「シビックプライド」


今週末(11/14)に迫った第15回「こすぎの大学~武蔵小杉で仕掛ける~」。100人の定員が埋まり、すでに申し込みを締め切らさせていただいている状況。会場は中原区役所。公共施設であり、しかも100人という多人数。円滑に会場入りをしていただくためには会場案内が不可欠なのですが事務局メンバーだけでは対応できず...。急遽、参加者の方々に会場案内サポーターとしての協力していただけないかメールで打診させていただいたのですが、メール送信後、僅か10分弱で5名の方が立候補してくださいました。

今回の先生役は、川崎フロンターレ サッカー事業部 プロモーション部 部長 天野春果さん。今回の参加者は川崎フロンターレファンの方々が大多数なのですが、会場案内サポーターとして立候補してくださった方も、フロンターレファンの方が半数。川崎フロンターレが川崎市民に愛されていることを実感してうれしくなると同時に、川崎という街がますます好きになり、そして、誇りに思った今日でした。これが「シビックプライド」、川崎市議会議員 吉田史子さんの言葉を使用させていただくと「川崎プライド」ですね!



2014年11月12日水曜日

【日記】2014年11月11日(火)「発散と収束」


ある課題を解決する際に「発散→収束」のプロセスを辿りますが、無意識の内に日常生活においても同様の思考をしている時が多々あると気づきました。しかも、正の効果だけでなく、往々にして負の効果を残してしまう場合があると気づきました。それは、相手(=人や組織)の色々な可能性を認めた後に、収束ではなく、自分が望む条件だけに「束縛」したり、条件を満たさない要素を「拒絶」をしてしまう場合。

そもそも、収束の意味は、発散の段階で挙げた多々のアイデアや可能性を関連付けて、文脈を形成すること。文脈だからこそ、そこには「余白」があります。余白のある日常だからこそ、相手の思いを受け入れることができて、共感が生まれるはず。自分と相手のキモチが交われる「余白」が大切だと改めて感じている最近です。




2014年11月11日火曜日

【日記】2014年11月10日(月)「書くのに費やす時間」


毎日、日記を綴り始めて2週間。綴り始めたきっかけは、書くことの疲弊から解消されるのかを試すためでした。

『壇蜜日記』に触発されて日記を綴ることにした。twitterやfacebookとは別に、毎日日記を書くことの大変さは理解しているが、敢えてチャレンジしてみる。ブログを書きながら実感しているが、僕にとって書くことは心身共に大きな疲弊を伴う。それだけ集中し、言葉を選んでいるからだと思う。日記を続けることで、この疲弊は解消されるのか試してみたい。
(2014年10月28日「書くということ」より)

今日参加した第55回こすぎナイトキャンパス読書会。その振り返りをtwitterで綴っていましたが、00:09に書き始めて、終えたのが1:20。全部で33ツイートなので、1ツイートに約2分を要している計算。1時間超も綴りつけると、やっぱり疲弊感いっぱいです。ツイートという「さえずり」のレベルではないです。2週間では、まだまだ書くことの疲弊からは解消されないですね。書くことは辛くはないのですが、疲れるんですよね。集中し過ぎなのかな?


第55回こすぎナイトキャンパス読書会『僕がバナナを売って算数ドリルをつくるワケ』(著:天野春果)
http://togetter.com/li/743820





2014年11月9日日曜日

【日記】2014年11月9日(日)「頭痛の原因」


数週間前から後ろを向いたり、下を向くと、激しい頭痛に見舞われるようになって心配していました。病名は「頚椎症性神経根症」(っぽい)。WEBで調べただけなので不確かかもしれないけど、病状が100%合致しているので、きっと、コレでしょう。病名、及び、対策がわかってホッと一安心しています。

今から4年前、2010年4月にMRI検査を受けたことがありました。当時、会社での激務が続き、深夜の会社に一人でいる時に貧血で倒れそうになったり、取引先に移動する合間に食事をしていたら急に息ができなくなり、嘔吐することで何とか息を吹き返せた等、体調異変の症状が続いた時がありました。
MRI検査の結果は、脳梗塞予備軍。ストレスや食生活の乱れにより、頭の毛細血管が複雑に絡み合ってしまっているとのこと。検査結果が出るまでの間、「死」「家族との別れ」を感じる日々が続きました。


昨日、参列した一般社団法人企業間フューチャーセンターの仲間の結婚披露パーティ。いつか、娘も同様に結婚します。今、小学3年生の娘。これから中学・高校・大学と進学して、就職、結婚、出産。娘のライフステージの変化、そして、それを妻と一緒に見届けたいと、改めて強く考えている最近。健康って、本当に大事。



『僕がバナナを売って算数ドリルをつくるワケ』(著:天野春果)


11月14日(金)に開催予定の第15回「こすぎの大学~武蔵小杉で仕掛ける~」の先生役 天野春果さんの著書『僕がバナナを売って算数ドリルをつくるワケ』。「こすぎの大学」に先立ち、本書が、11月10日(月)の第55回「こすぎナイトキャンパス読書会」の課題図書にもなったので読みました。




感想を一言で表現すると「秀逸なマーケティング本」。僕もマーケティングという仕事に関わっている一人ですが、本書からの学びは大きかったです。単なるノウハウ本ではなく、マーケティング・プロモーション・ブランディングという「~ing」という現在進行形での、しかも、目的に向かって計算された企画と施策が紹介されており、地域に根ざしたスポーツ文化を創っていくエポックメイカーとしての天野春果さんを満喫できる一冊。

本書の「はじめに」に書かれている天野春香さんの仕事紹介。

川崎フロンターレというプロサッカークラブをプロモーションや広報の立場から発展させ、川崎市を盛り上げること。それが僕の仕事だ。
そのためにホームタウン・川崎市、そこに住む人々、ファン、サポーターをつながりながら奔走して十四年。いつの間にかサッカーマガジンよりも新聞の社会、経済面や市の議事録を読む機会が多くなっている。

2008年に携帯電話の商品企画からマーケティングに担当が変わった時、1年目(2008年)は「携帯電話市場の内側(=携帯電話ユーザを知る)」、2年目(2009年)は「携帯電話市場の外側(=生活者全体を知る)」、3年目(2010年)は「共生・共創という新しいライフスタイル」をテーマに掲げて活動をし、2011年に一年だけ商品企画に戻り、4年目(2012年)は「B with C for Social」というテーマで社会価値創造を探求していた頃の自分と姿が重なりました。今の自分もそうですが、マーケティングの対象である“内側”を見続けているだけでは気づきはあっても、そこに新しい文脈や物語は生まれない。“外側”を知ることで、内側と外側をつなぐ文脈や物語が生まれる。そして、それが社会とつながることで、誰もが大切にし続けたい物語に昇華する。

「仕事」でなく、「志事」。しかも、自分のやりたいことだから「私事」。
天野春果さんをエポックメイカーと表現しましたが、エポックメイカーの方は「志事」「私事」というシゴトぶりなんでしょうね。



<気になったキーワード>


  • 僕の仕事は、川崎フロンターレというプロサッカークラブをプロモーションや広報の立場から発展させ、川崎市を盛り上げること。いつの間にかサッカーマガジンよりも新聞の社会・経済面や市の議事録を読む機会が多くなっている。
  • 「だから無理」ではなく、「だったら何がある?」と考える。
  • アイデアは企画の一部でしかない。
  • フロンターレが成功して終わりでなく、他のクラブにも伝搬してスポーツ界全体の成長・共存共栄を願う。
  • クラブ経営は農業である。
  • 「行政」「街」「スポンサー」「サポーター」「ボランティア」「選手」「会社組織」の7つのステークホルダーとの繋がりの深さと濃さがクラブの発展に大きく影響する。
  • 市民クラブの川崎フロンターレ。川崎市が推進する事業であれば、シーズン中であっても選手を無償で参加させている。街との関わりは「業務」でなく「活動」。
  • 全国区で有名だった故にホームタウンの川崎に目を向けていなかったヴェルディ。
  • 2001年にJ2再降格が大きな転換点に。観客数が激減して「変えていかなければ」とファンサービスやイベントに対して真正面から考え始めるようになった。
  • 必要なのは「なんとかしたい」という気持ちを行動に移すこと。そして、求められた業務を達成させる方法は自分で見つけ出すもの。ポイントは臨機応変と創意工夫。1+1、3−1、√4、すべて答えは2。
  • 交渉する前に実現の可能性を高める準備を怠ったことはない。相手に「Yes」と言わせる最大限のシチュエーションを用意すること。
  • 目的と手段を混同しない。



<構成>

はじめに
序章 算数ドリルのキセキ
第一章 ブームではなくライフ~集客にマジックはない
第二章 シンプルな集客の仕組み~“始まり”をつくり、“終わり”をつくらない
第三章 クラブづくりの鍵を握る七つのつながり~ステークホルダーを活かし、活かされる
第四章 徹底的なマーケティング~集客の鍵は“郷土愛”にあり
第五章 先を読む力となんとかする力~ゴールまで平坦な道はない
おわりに





2014年11月8日土曜日

【日記】2014年11月8日(土)「半日酔い」


一般社団法人企業間フューチャーセンターの仲間が結婚し、披露パーティに参加。うれしく、楽しくもあり、久々に飲み過ぎてしまって頭がガンガン...。二日酔いでなく、半日酔い真っ只中。なので、日記を綴り始めて一番短い文章になったような(笑)。

新郎新婦のお二人、お幸せに♪



【日記】2014年11月7日(金)「ノート」


ノート魔の僕が、今、愛用しているがトラベラーズノート
ノートカバーのかっこよさ、持ち運びやすいサイズ、カスタマイズのしやすさが気に入って使っています。




トラベラーズノートの前に使っていたのが無印良品の単行本ノート
サイズ感と、フリクションでの書き味が最高でした。




フリクションから油性ボールペンに変えたのと同時期に、トラベラーズノートに変えて、もうじき1年が経過します。トラベラーズノートに満足しつつも、横幅の狭さから単行本ノートに戻したいという欲求も高まり...。

トラベラーズノートのようなカバーがないので、まずは格好からのカッコつけの僕としては会社用ノートとしてはトラベラーズノートを使い続けていますが、自宅では単行本ノートに浮気というか、よりを戻しました(笑)。

でも、ボールペンとの相性はよくないですね。滑る書き味。ペンもフリクションに戻そうかな?ノート同様、こちらも自宅だけね(笑)。








2014年11月7日金曜日

【日記】2014年11月6日(木)「告白するタイミング」


『壇蜜日記』に触発されて、日記を綴り始めて10日目に突入。

10月に参加した「三河湾チャリティ100Km歩け歩け大会」。今年で3年目のチャレンジ。一昨年は52Km、昨年は89Kmでギブアップ。2回共に、twitterやfacebookで状況をシェアしながら歩いていましたが、途中でギブアップしてしまい、応援のコメントをいただいていた方々に申し訳ないキモチでいっぱいでした...。
なので、今年は歩いている途中の状況をfacebookでシェアせず、100Kmを完歩したら結果を報告する・・・と決めて歩き続けました。そして、念願の完歩!この喜びをfacebookで報告し、多くの「いいね!」やコメントをいただき、うれしかったです。


100Kmを歩いたからこそ気づいたこと


で、ブログの日記も同様にスタートする時はfacebookで宣言せず、1か月間綴ることができたら、途中経過として初告白しようと決めています。チャレンジしていることをついつい伝えたくなってしまうのですが、何のために書き始めたのか?
日記の1日目に「僕にとって書くことは心身共に大きな疲弊を伴う。(途中省略) 日記を続けることで、この疲弊は解消されるのか試してみたい」と綴ったように、あくまでも自分を見つめるため。

【日記】2014年10月28日(火)「書くということ」 http://katuhiko0821.blogspot.jp/2014/10/20141028.html
『壇蜜日記』に触発されて日記を綴ることにした。twitterやfacebookとは別に、毎日日記を書くことの大変さは理解しているが、敢えてチャレンジしてみる。ブログを書きながら実感しているが、僕にとって書くことは心身共に大きな疲弊を伴う。それだけ集中し、言葉を選んでいるからだと思う。日記を続けることで、この疲弊は解消されるのか試してみたい。

そのような中、先輩ブロガーの杉浦さんからお声かけいただき、ブロガーのコミュニティに参加させていただくことに。当面の目標である告白するまでの1か月間、実は心細かったのですが、コミュニティの方々に見守っていただいているキモチになり、少しプレッシャーから開放されました。杉浦さん、ありがとうございます♪

今日で10日目。三日坊主の壁を3回超えた自分に「いいね!」(笑)



2014年11月6日木曜日

【日記】2014年11月5日(水)「20分の遅刻を機会に転換」


今日の午後は、インクルーシブデザイン・ソリューションズさんとシナプスさん合同企画による「異業種交流型研修〜イノベーションを引き起こすデザイン思考とマネジメント思考〜」のオブザーバーとして参加、夜は、『新しい市場のつくりかた』の著者である三宅秀道さんがコーディネイターを務める川崎市産業振興財団主催「平成26年度商品開発研究会」に参加。

両者共にイノベーションを目的にしたセッション。商品開発研究会では、インクリメントP 椎名隆彦さんが話題提供者となり、「レジャー・ゲーム商品の開発から文化開発型市場創造を考える」をテーマに、位置情報を活用した「遊び」を創造。

懇親会の場で思い出したのが、初めてGPS機能を搭載したN903iを商品企画していた際のエピソード。NTTドコモ東北の社長に、直接、商品提案をする機会を頂戴したにも関わらず、道に迷ってしまって20分の遅刻。他のNECメンバーが社長と共に僕を待ち構えている中、汗だくのまま、社長室に入って、すぐに商品提案。20分の遅刻をお詫びしながら、重要な商品提案ということもあり、プラスに転換すべく、「道に迷いました。GPS非搭載のケータイだからです。でも、次回からは道に迷うことなく訪問できます。なぜならば、GPSを搭載したケータイだからです」と説明。僕の遅刻で悪い雰囲気が漂っていたのですが、なんとか、場の雰囲気を変えることができた思い出。危機一髪。

・・・もちろん、営業担当からは、すっごく怒られました...。




2014年11月5日水曜日

【日記】2014年11月4日(火)「女性的女性」


今日は、エコッツェリア協会主催CSRイノベーションWG「丸の内井戸端会議 for women ~2020年までに女性管理職30%な未来を想定して~」に参加。

アベノミクスで掲げている女性が輝く日本。その一つの指標として掲げられている2020年女性管理職30%に関して、現状紹介のプレゼンテーションと、参加者同士によるダイアログで探求。

僕自身の会社人生を振り返ると、女性の上司、女性のチームメンバーに囲まれることが多いというか、ほとんどだったと言っても過言ではありません。女性の上司(管理職)は「男性的女性」な方が多く、女性のチームメンバーは「女性的女性」な方が多かったです。これまでの会社人生を振り返ると、多様性を発揮して想像以上の実績を残せたと思うチームが2つあります。

一つは、2008年のマーケティングチーム。僕がマネージャーに昇格した際の初期チームメンバー。僕以外、チームメンバー5名全員が女性。
もう一つは、2011年の商品企画チーム。出身がカシオ・日立・NEC埼玉・NECホームエレクトロニクスと、純粋なNEC出身がいない混成チーム。2012年冬モデルのコンセプト立案と提案を担当し、7モデル採用という奇跡を起こした、僕の中では伝説扱いのチーム。

前者のマーケティングチームの「女性的女性」5名は、全員がステキな方でした。
グループインタビュー等で感情移入してしまい涙するSさん、派遣社員ながら正社員以上の貢献をされたAさん、初めてのマーケティング業務ながら常に相手目線と笑顔で被験者の生声を引き出していたKさん、聴覚障害というハンデを強みにして僕らでは気づかない相手の小さな表情の変化を読み取ることでインサイトを探るYさん、自分に与えられた仕事をテキパキと無駄なく完遂するAさん。ピラミッド型のチームでなく、お互いの個性を活かすアメーバ型のチームだったからこそ、生活者視点でのマーケティングを牽引できたと実感しています。今でも5名の方々には、感謝のキモチでいっぱいです。

そんなステキな女性たちに不快な思いをさせないように、出社時と退社時にファブリーズを欠かさなかったことも良き思い出です(笑)。

女性管理職30%という目標がありますが、女性が女性らしく活躍できるワークスタイル環境が整うことを願って止みません。



2014年11月3日月曜日

【日記】2014年11月3日(月)「本の処分」


久々に本というか書籍を処分しました。

学生時代は『週刊モーニング』『ビックコミックオリジナル』などの週刊誌、社会人になってからも『日経TRENDY』『DIME』『日経アソシエ』などの雑誌中心にしか読書しておらず...。2010年に和田裕美さんの『和田裕美の人に好かれる話し方』をきっかけに書籍を読み始めることに。最近はKindle本ばかりを読書しつつも、5年間分のハード本が本棚に溢れかえるようになり、久々に“雑誌”ではなく、“書籍”を処分。大学生の時以来かな?

学生の時は日記も書いていなかったので、当時読んだ本の内容は記憶だけが頼りですが、2008年以降はブログブクログにメモを残しているので安心感もあり、本を処分するにあたって後ろ髪を引かれる思いはあまりなく、思い切って処分することができました。

リサイクルショップに売ることも考えましたが、マーキングだらけなので、きっと価格がつかないだろうと処分。30冊以上を処分しました。
あっ、もちろん、大切にし続けたい『AR三兄弟の企画書』などの本は残してあります(笑)。



『東京近郊の山ハイク』全22コース中、現在7コース目・・・「ワナドゥ手帳」に触発されて


『東京近郊の山ハイク』で紹介されている全22コース。これまでに、7コースを満喫。
ハイキングした山の記録表を作成しました。全て埋まるのはいつ頃なんだろう?
そして、次は、どこへ行こうかな?




・・・と、ここまで書いておきながら記録表を作ったきっかけは、LOFTのオリジナル手帳「ワナドゥ手帳」に触発されて。通常の手帳は無地の毎日に記録しますが、ワナドゥ手帳は「登山」「カフェ」「食べ歩き」などの体験をテーマ性をもって日々を綴れるのが特徴。ワナドゥ手帳は、現在、35種類。LOFTの手帳売り場で、ずらーっと並ぶ、35種類の体験の表紙を見ているだけでワクワクしたキモチになりました。






【阿部純子のトレンド探検隊】ロフト初のオリジナル手帳『ワナドゥ手帳』の気になる中身
http://dime.jp/genre/160101/

ロフトとのコラボレーション企画『ワナドゥ手帳』9月18日(木)発売
http://www.ei-publishing.co.jp/company/news/newsrelease/archives/2014/091801/

暮らしをもっと豊かにする4つの「ワナドゥ手帳」に注目!!
http://marksdiary.jp/closeup/






『東京近郊の山ハイク』で紹介されている全22コース

【済】01. 天覧山 (埼玉県飯能市) 2014年10月
【済】02. 御岳山 (東京都青梅市) 2013年9月
【 】03. 蓑山 (埼玉県皆野町・秩父市)
【 】04. 鎌倉アルプス (神奈川県鎌倉市)
【 】05. 鷹取山 (神奈川県横須賀市・逗子市)
【済】06. 大楠山 (神奈川県横須賀市) 2014年4月
【済】07. 高尾山 (東京都八王子市) 2014年4月
【 】08. 筑波山 (茨城県つくば市)
【済】09. 大山 (神奈川県伊勢原市) 2014年10月
【 】10. 箱根駒ヶ岳 (神奈川県箱根町)
【済】11. 三頭山 (東京都檜原村) 2013年7月
【 】12. 白山・順礼峠 (神奈川県厚木市)
【 】13. 入笠山 (長野県富士見町)
【 】14. 沼津アルプス (静岡県沼津市)
【済】15. 陣馬山 (東京都八王子市) 2014年5月
【 】16. 金時山 (神奈川県箱根町)
【 】17. 岩殿山 (山梨県大月市)
【 】18. 石割山 (山梨県山中湖村)
【 】19. 北横岳 (長野県茅野市)
【 】20. 尾瀬ヶ原 (群馬県片品村)
【 】21. 富士山 (山梨県富士吉田市)



DVD『東京公園』


久々にDVDで映画を観ました。観たのは、間違えてTSUTAYAで2度レンタルしてしまった『東京公園』。




井川遥さん、榮倉奈々さん、小西真奈美さんという、僕が好きな女性キャストが勢揃い。自分の気持ちを抑えつつ、抑えている相手を近くに感じながら過ごさなければならないという“寂しさ”と“もどかしさ”に溢れた作品でした。

またーりとした時間に観るのはオススメですが、観て何かを得ようとする方にはオススメできない作品かも。









<あらすじ> ※wikipediaより

志田光司(三浦春馬)は、写真家志望の大学生だ。光司は、彼にしか見えない高井ヒロの幽霊(染谷将太)と同居している。ヒロの恋人だった富永美優(榮倉奈々)は、たまに鍋料理などを持って光司の家を訪ねてくる。光司は、原木健一(宇梶剛士)の経営するバーでアルバイトしており、光司の義理の姉である美咲(小西真奈美)と富永は、ここの常連客である。
光司が公園で写真を撮っていると、歯科医の初島隆史(高橋洋)が声をかけてくる。初島百合香(井川遥)を尾行し、彼女の写真を撮ってほしいのだという。光司は、その女性のことを知らないながらも、仕方なく依頼を引き受けることにする。
母が倒れたと聞いた光司は、美咲と一緒に、両親のいる伊豆大島へ向かう。母を見舞いに行った夜、光司と美咲は両親の家で初島のことや富永のことについて語り合う。翌日、父に連れられて光司とともに筆島を訪れた美咲は、静かに涙を流す。
光司が大島での出来事を富永に話すと、彼女は彼に美咲を撮るよう勧める。光司は美咲のマンションを訪れ、彼女の写真を撮る。やがて光司は美咲に近づき、接吻する。2人は「姉さんが姉さんで良かった」「光司が弟で良かった」と言葉を交わし、別れる。美咲は、しばらく大島で暮らすことを父に伝える。
光司は、依頼された仕事はもう辞めることにした、と初島に告げる。最後に、百合香が娘と巡った公園の位置を地図上でつなぎあわせるとアンモナイトのような螺旋状だった、と報告すると、百合香の浮気を疑っていた初島は驚く。アンモナイトは初島が百合香に贈った最初のプレゼントだったのだ。光司は、初島から謝礼を受け取る代わりに、初島に自分のデジタルカメラを手渡す。
バックパックを背負った富永が光司の家を訪れる。頼れるのは光司だけだという富永を光司は受け入れ、2人は同居することになる。ヒロの幽霊は、いつのまにか姿を消していた。
光司が富永と一緒にホームセンターへ向かうと、そこには、娘を連れた仲睦まじい初島夫妻の姿があった。お互いに無言で会釈を交わす。富永は「良かったじゃん」と言って微笑む。


映画『東京公園』オフィシャルサイト
http://tokyo-park.jp/




2014年11月2日日曜日

【日記】2014年11月2日(日)「当たり前を疑うこと」


昨日(11/1)、コワーキングスペース「You+」で開催された「こすぎ朝学」に娘と参加。雨天の天気予報だったけど、しばらくは大丈夫だろうと自転車で会場に。いつもと同じように、「You+」に行く時に使っている新丸子駅前の駐輪場に自転車を止めて、「こすぎ朝学」に参加。しばらくすると雨音が...。徐々に雨音が大きくなり、帰る時には本降りに。仕方なく、自転車を置いてバスで帰ることに。

・・・で、翌日の今日。自転車を取りに駐輪場に。駐輪場の値段と言えば、1日100円とか200円、10時間ごとに100円とかが相場なのに、精算機に表示された金額は2,500円。計算を間違えているのかと思って問い合わせセンターに連絡。回答は「その金額で間違いないです」。えっ!?

「この駐輪場は、1時間100円なんです」と言われ、精算機の横にある案内板を見ると、確かに「1時間100円」とハッキリと書いてあるし...。それにしても相場と大きく乖離ある単価。僕が通勤用に使っている駐輪場の月額が2,000円なので、僅か1日なのに月額以上を徴収されることに(泣)。

仕事では、常日頃、チームメンバーに「当たり前を疑うこと」と言い続けてきた自分なのに、自分自身ができていなかったと痛感した出来事でした。それにしても高額すぎる授業料。もちろん、納得していません(怒)。