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2013年9月23日月曜日

『金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?』(著:堀江貴文)


「こすぎの大学」を一緒に企画&運営している企画編集ユニット6355の保崎晃一さんが主催する「こすぎナイトキャンパス読書会」。9月30日(月)に開催される次回の課題図書である『金持ちになる方法はあるけれど、金持ちになって君はどうするの?』(著:堀江貴文)を読了しました。





こすぎナイトキャンパス読書会、これまでに32回も開催。すごいですね!まさに継続は力なり、という表現がしっくりきます。こすぎナイトキャンパス読書会があったからこそ、「こすぎの大学」も誕生した訳です。

ちなみに、僕は「こすぎナイトキャンパス読書会」には、一度の参加(第26回)、一度のドタキャン(第31回)...。課題図書は、『はなぼん』(著:花井裕一郎)、『スリッパの法則〜プロの投資家が教える「伸びる会社・ダメな会社」の見分け方〜』(著:藤野英人)でした。



 






前置きが長くなりましたが、本題である『金持ちになる方法はあるけど、金持ちになって君はどうするの?』について。

ホリエモンがビジネスとしてターゲッティングするのは、マズローの欲求5段階説でいう下位のレイヤー。男性は女性にモテたいなどの単純な思考をシンプルにターゲッティングする。欲求5段階説の上位レイヤーを求める人たちは、理性(!?)が邪魔をし、ホリエモンのビジネスアプローチを好ましく思わない方がいると思うし、実際、僕もそう。だけど、下位レイヤーの欲求を満たさない限り、個人の欲求が充足され、個人の集合体である社会全体が好ましい状況になることもない。だからこそ、ホリエモンの地固めを積極的には否定できないし、好ましくはないけど肯定せざるを得ない。

ホリエモンのように、「良いことは良い」「悪いことは悪い」と子どものように純粋な気持ちを抱き続け、それを有言実行することが大切なんでしょうね。当たり前のことなんだけど...。そして、ホリエモンという子ども(のような方)が地固めをしてくれているのだから、大人の僕らは、その上に何かを創造しなければならないんだと感じた一冊でした。



<気になったキーワード>


  • 本当にやりたいことがあるなら金を儲けないと、何も始まらない。
  • 金儲けはシンプルであり、お金は便利なツールである。そして、設けてからどうするの?
  • 欲望があるのは当然だ。その欲望が何なのか、本当に好きなことなのか?
  • 好きなことじゃないと続かない。好きなことなら、周りが努力と思っているようなことも、努力とは感じずに続けられる。
  • お金儲けを考えるのではなく、自分がやりたいことをやっていくのが重要。そうやっていると、お金は後からついてくる。
  • 常に思考実験を繰り返すこと。
  • ネット社会には、上下関係や不合理なルールはない。もしルールがあるとすれば、「ものの見方はひとつではない」、「答えをひとつに定めない」という考え方。
  • 高度に情報化された時代。アイデアに価値なんて、ほとんどない。
  • 自分がトップ1%になれる分野を探すこと。
  • 「何かを得た」ということは、「多くを捨てている」ということでもある。
  • 転機は好機。
  • まずは、個人がポジティブに生きること。
  • 長く悩んだからといって正解が見つかる訳ではない。悩む時間は無駄となる確率が高いので、短時間で判断することはベターな選択。


<構成>

はじめに
第1章 1980年以降に生まれた君へ
第2章 ネット社会の向かう未来
第3章 本気で金持ちになりたいか?
第4章 本当に幸せなライフスタイルとは?
第5章 ホリエモン出所後の日本を考える
あとがき
あとがきのあとがき




2013年9月16日月曜日

『日本でいちばん大切にしたい会社』(著:坂本光司)


僕も娘と共に愛用している、川崎の名産品である「キットパス」を企画&開発しているメーカー 日本理化学工業株式会社さんが紹介されていることもあり、ずっと気にしながらも、読む機会を逸していた『日本でいちばん大切にしたい会社』(著:坂本光司)




鎌倉投信 新井和宏さん、『新しい市場のつくりかた』の著者 三宅秀道さんとの出会いもあり、ようやくですが読みました。読むまで何年かかったんだろう???




いきなり、直球勝負の一冊でした。「企業には、五人に対する使命と責任がある。」とのこと。

1. 社員とその家族を大切にする。
2. 外注先・下請け企業の社員を幸せにする。
3. 顧客を幸せにする。
4. 地域社会を幸せにし、活性化させる。
5. 自然に生まれる株主の幸せ。

※番号は“優先順”


リーマンショック以降、価値観の再定義が進み、携帯電話市場もスマホシフトが加速する中、2011年2月に硬直化した職場でコミュニケーションの活性化を目指して、弊社内(NECカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社)で初めて開催したワールドカフェ。テーマは「NECカシオモバイルコミュニケーションズが目指すNo.1は?」。

ワールドカフェのプログラムを考えている時は、「CS No.1」(顧客満足度 No.1)という声が多いんだろうな、と想定していたのですが、実際には違いました。幹部も現場メンバーも「ES No.1」(従業員満足度 No.1)を挙げました。自分たちが満足していない限り、お客さまを満足させることはできないというのが理由でした。確かに、そうです!
この時のことは今でも忘れないですし、その後、会社変革のために、社長や幹部に、社内外の人的ネットワーク構築を通じたイノベーション創出を目的にした「S&S Lounge」「ムサコ大学」を提案した際も、この時のワールドカフェを事例紹介として欠かすことはありませんでした。

そんなこともあり、『日本でいちばん大切にしたい会社』の冒頭で、「顧客を幸せにする」よりも、最優先で「社員とその家族を大切にする」と書かれていたことは、実体験を含めて、ハンパなく共感&同感でした。

そして、本著で紹介されている日本理化学工業さん、その他の企業すべてが、社員を最優先に大切にすることで、結果として好業績を成している、ステキな企業&方々でした。正しい姿が「事実」として綴られた一冊でした。

逆を返せば、短期的な結果(業績)だけを追求し、中長期的な持続を探求せず、従業員との信頼関係が失われた企業は、「大切にしたい」と思ってくださる応援者も離れていき、存続できないことを証明している一冊でもありました。


<気になったキーワード>

  • 他力本願タイプの中小企業の五つの言い訳。「景気や政策が悪い」「業種・業態が悪い」「規模が小さい」「ロケーションが悪い」「大企業・大型店が悪い」
  • 「企業は社会みんなのものである」という原則。
  • 経営で一番大切なのは「継続」すること。無理な成長は追わない。
  • 「儲かるか儲からないか」「他社に勝つか負けるか」という視点でなく、「正しいか正しくないか」「どんな判断をすることが社員のため・お客様のため・地域社会のためになるのか」という視点での経営判断が重要。
  • マーケットは創るもの。
  • 感動は人間に100%以上の力を出させる。だから、2:6:2の法則は人間にはあてはまらない。


<構成>

はじめに
第1部 会社は誰のために?
第2部 日本でいちばん大切にしたい会社たち
おわりに




2013年9月15日日曜日

DVD『サヨナライツカ』



DVD『サヨナライツカ』。中山美穂の美しさに魅了された作品でした。




「人間は死ぬ間際に、人を愛したこと、または、人に愛されたことのどちらかを思い出す。あなたはどちら?」という問いかけから始まるストーリー。

周囲から「好青年」と呼ばれる豊(西島秀俊)。豊の婚約者 光子(石田ゆり子)、バンコクで出会った沓子(中山美穂)。

豊は、光子にも沓子にも「愛している」と口にしたことがない。

豊と出会った当初の沓子は、「死ぬ間際に、人に愛されたことを思い出す」と答える。しかし、いきなり訪れる別れ。そして、25年の歳月が流れる。25年の歳月を経て再会した豊と沓子。

沓子は、豊に伝える。「互いに想っていれば、いつか会えると信じていました。」

再会後に残された時間も僅か。ガンに侵されていた沓子。沓子は死ぬ間際に、人(豊)を愛したことを思い出す。25年前に抱いていた考えとは逆だった現実。豊は、沓子の死を通じ、愛すべき対象を失って初めて「愛している」と口にする。

豊と沓子の思い&想いを全て知っていた光子。愛する豊を支え続けた光子。愛する気持ちを詩集に綴り続けた光子。

愛する人を思う「愛情」と「献身さ」の表現が違う二人。二人の女性が愛おしくて、そして、切なくて、涙が溢れました...。

25年という歳月は取り戻せない。時間は常に流れていく。一瞬一瞬を大切にすること、常に、気持ちを素直に表現し続けることの大切さを感じた作品でした。


それにしても、中山美穂が美しすぎました!!!


バンコクで出会った沓子

沓子に惹かれる豊

豊と沓子の関係を知っていた光子

25年の歳月を経ての再会

25年前の思い出を引きずる毎日。
夢を追い続けていた当時。

光子が綴り続けていた詩集。
そして、全てを知り、全てを許していた光子。

25年の歳月を経てのウェディングドレス姿



<あらすじ> wikipediaより

辻仁成の恋愛小説。「好青年」と周囲から呼ばれ婚約者もいる豊が、謎の美女沓子とタイ・バンコクで出会い、互いに惹かれ合い逢瀬を重ね、そして別れ、25年後に劇的な再会をするまでを描く。



2013年9月13日金曜日

御岳山に一人ハイキング


7月の三頭山に続いて、今回は御岳山に一人ハイキング。

NECではリフレッシュ休暇制度があり、31歳・41歳・51歳という節目の年齢で、長期休暇を取得できます。31歳では平日連続5日間、41歳では平日連続7日間の休暇を取得可能。前回(31歳)の時は、年度最後の3月下旬にリフレッシュ休暇を取得したものの、今のマンションへの引っ越しですべての休暇を使うことに。あれから10年。その間に、望来が誕生し、家族で旅行に・・・と思ったものの、望来が小学校のため旅行も行けず、6月のボーナスも使い切り、そもそも旅行ができず... (T_T)

そんな中、このリフレッシュ休暇中、多分、一番の遠出になるだろう一人ハイキングに。今回も、前回同様、『東京近郊の山ハイク』で行き先探し。三頭山同様、「初心者向け」と書いてある「御岳山」に決定。だけど、前回の三頭山では初心者向けと書いてありながら、実際にはキツかったので若干の不安を抱えながら、いざ、出発!



まずは、南武線で立川駅に。その後、前回は初の五日市線に乗車してコーフンしましたが、今回も初となる青梅線に。単線を走るE231系にコーフン。立川駅から青梅駅に。そして、青梅駅で乗り換えて御嶽駅に。


これからハイキングだぜーと盛り上げてくれる駅舎


単線なのに最新式のE231系が走るアンバランスさにコーフン


御嶽駅からはバスとケーブルカーで、御岳山ハイキングコースの入り口に。久々のケーブルカーにもコーフン。しかも、Suicaで乗れちゃうので、片道僅か6分なのに570円もかかったことさえ気づかない(笑)。


ケーブルカー。当たり前ですがケーブルがありました。


前回の三頭山では、スタート直後にハードな道のりだったので、少しビビっていたのですが、御岳山は道が整備されていて、アップダウンも少なく、本当に「初心者向け」でした。歩きやすい。
だけど、コースマップが大雑把すぎて、分かれ道の度に迷い、不安なキモチになるのですが、それも、いつの間にか楽しみに変わってました(笑)。

しばらく、歩くと「七代の滝」に。ココだけは急な勾配でハードでした。急な階段を降りて、いよいよ「七代の滝」に到着。同時に、先に着かれていた夫婦の会話が聞こえてきました。

「コレだけ?」
「そうみたいね。」

たしかに急勾配な道を5分も降りてきた割りには、滝の高さがイマイチのような...。でも、十分。滝の水しぶきにマイナスイオンを感じながら、だけど、そもそもマイナスイオンって、どんな風に感じるのかもよくわからないので、あくまでもマイナスイオンを感じてるっぽい体で。
澄んだ水が冷たいのなんのって。前回の三頭山同様、ここでも川の水を飲みました。冷たくて最高!!!


七代の滝


澄んだ水が冷たくて、美味しいこと♪


「七代の滝」の後は、小川沿いに山を登っていきます。歩く度に川の幅や水量が減っていきます。段々と源流に近づいている予感。そして、水の冷たさや美味しさも増していきます。少し歩いては水を飲んで、歩いては水を飲んで、またーりな時間が流れます。


小川沿いにハイキングコースが続きます

上流に行く程に水も冷たく、美味しく♪


その後は、ロックガーデン、天狗岩を通り、「綾広の滝」に。ココは鳥居がある滝。神聖な空間。ココの水も美味しそうでしたが、神聖な空間だし、それよりもアメンボが多く、ちょっと飲むのをためらっちゃいました...。


綾広の滝


「綾広の滝」近くでは、登山道を整備している方々が。整備してくださっている方々がいるからこそ、安心&安全にハイキングを楽しめるんだと思っていたら、上から岩がゴロゴロ落ちてきて、びっくり!!!整備している方から「ごめん、落ちちゃった」って (((( ;゚д゚))))アワワワワ

この「綾広の滝」で折り返し。折り返さずに大岳山に行くコースもあるそうなのですが、今回は見送り。次回は大岳山までチャレンジしようっと!

「天狗の腰掛け杉」「武蔵御嶽神社」を経て、ケーブルカー駅(御岳平駅)に。2時間30分くらいのハイキングでした。

アップダウンも少なく、道も整備されているので家族でも楽しめるハイキングコース。今回は本当に「初心者向け」でした。納得(笑)。

御岳山を後にして、また、ケーブルカーとバスを乗り継いで御嶽駅に。御嶽駅の側には川が流れており、立て札を見ると「多摩川」って書いてあるし。ウチの前に流れている多摩川。先ほどまでの小川は多摩川の源流近くだったんだと思うと、なーんか、うれしくて。


御嶽駅近くの多摩川。これがウチの前まで繋がっているんだよね。


ハイキングを楽しんだ後は、河辺駅に。河辺駅前の「河辺温泉 梅の湯」に。ここの温泉、設備がキレイだし、色々な温泉が楽しめて最高でした。温泉も滑らか(ヌルヌル)でキモチいいし。もちろん、温泉の後はビール!!!


温泉の後は、もちろんビールでしょ♪


こんな感じでリフレッシュ休暇2日目は、またーりと過ごして終わりました。一人ハイキング、楽しいですね。次は、どこへ行こうかな?

前回の三頭山もそうでしたが、一人ハイキングに来ると水の美味しさに加えて、空の青さ&広さを感じます。毎日感じることができる空なのに、普段、どれだけ空を見上げていないんだろう?と自分がゆとりないことに気づかされます。


空って、こんなに青くて大きいんですよね。


・・・って、グダグダしたブログになっちゃいました。まっ、いいか(笑)。



2013年9月7日土曜日

第1回「こすぎの大学」(テーマ:NECと地域デザイン)


第1回「こすぎの大学」が開校しました。23名の方々にお集まりいただき、大人が学びことの楽しさを感じまくった空間&時間でした。先生役であるNECカシオモバイルコミュニケーションズの佐藤敏明さんに「NECと地域デザイン」について語っていただき、その後、4時限の授業を通じて、武蔵小杉の可能性を表現する漢字一文字を導きました。6つのグループから導かれた漢字は、「開」「イ融」(=人が媒介となって融合する、という新しい漢字)、「交+心」(=クロスする部分が心、という新しい漢字。ネットワークと読みます。)、「交」、「結」、「流」。各グループが様々な想いを一文字の漢字に込めた結果、広辞苑に掲載されていない意味だけでなく、新しい漢字まで創出されました。武蔵小杉の可能性、ハンパなく未知数です。だって、既存の言葉や既存の意味で表現できないんだもん(笑)。
次の授業は、10月4日(金) 19:28-21:00、先生役は、メガネのオーサカの大坂さん。武蔵小杉にお住まいの方・お勤めの方・関心のある方、ぜひ、ご来校してください。お待ちしています♪










(2013年9月7日 facebookの投稿より)

2013年9月2日月曜日

『はだしのゲン』(著:中沢啓治)


今夏、話題になった松江市教育委員会が閲覧制限を提案した『はだしのゲン』。最終的には提案を撤回となりましたが、今回の件をきっかけに『はだしのゲン』を読みました。

小学校の図書館にありましたが、当時の僕には絵のテイストがダメでチラ見をした程度の経験しかないまま、読まずに41歳を迎えていました。




戦争当時の教育や情報統制による歪んだ思想、原爆による多くの犠牲者、終戦後も死の恐怖から逃れられない原爆、避けられない身近な方々の死、生きるために自分の意志とは異なる選択、・・・。

読み始めたら胸の鼓動が高まりっぱなし...。事実を知ることの苦しさや辛さを感じると同時に、知るということを避けてはならないと痛感しました。作者と読者の真剣勝負と言っても過言ではない作品でした。

小学生の時に読んでおけばよかった作品だと後悔しました。
これまでに接した本とは比較にならないくらい、戦争と原爆について知り、そして、考えさせられた作品でした。

文庫本 全7巻がKindle版として発刊されており、Kindleで読みました。知ることの苦しさや辛さから、1日に1巻を読むのが精一杯で、『はだしのゲン』で始まり、そして、終わった先週の1週間でした。



2013年8月18日日曜日

映画『風立ちぬ』(宮崎駿監督)


映画『風立ちぬ』。色々と考える時期に観たこともあり、未だに自分の中で色々な思いが渦巻いたままです。



色々な思いが渦巻いていますが、一番強い思いは「夢を叶える」ということ

好奇心と探究心、そして、仲間への感謝、更には、仲間との共創(Co-Creation)があれば、「夢は叶う」ということ。だけど、「夢を叶える」と「夢は叶う」は違う。「夢を叶える」は未来に向けた現在進行形、「夢は叶う」は過去形。「夢を叶える」ために、何をすべきか。今、僕は何を考え、何を行動すべきか。

昨年4月から幾度も別れがありましたが、2013年7月31日の弊社発表を通じて更なる別れが待ち構えています。昨年4月からの辛い経験を通じて、自分自身を見つめ直すこともできたので、「夢を叶える」ために、今年の目標にも掲げていますが「続けるチャレンジ」を邁進していこうと改めて思った次第です。

2013年の目標(再掲)
2013年の目標は「続けるチャレンジ」(≠チャレンジし続ける)。やみくもにチャレンジするのではなく、現在続けているチャレンジを継続することで何かしらの答えを見つける一年にします!


以下、『風立ちぬ』公式サイトに掲載されている「企画書」より。

「飛行機は美しい夢」

私達の主人公二郎が飛行機設計にたずさわった時代は、日本帝国が破滅にむかってつき進み、ついに崩壊する過程であった。しかし、この映画は戦争を糾弾しようというものではない。ゼロ戦の優秀さで日本の若者を鼓舞しようというものでもない。本当は民間機を作りたかったなどとかばう心算もない。
 自分の夢に忠実にまっすぐ進んだ人物を描きたいのである。夢は狂気をはらむ、その毒もかくしてはならない。美しすぎるものへの憬れは、人生の罠でもある。美に傾く代償は少くない。二郎はズタズタにひきさかれ、挫折し、設計者人生をたちきられる。それにもかかわらず、二郎は独創性と才能においてもっとも抜きんでていた人間である。それを描こうというのである。


2013年7月29日月曜日

三頭山に一人ハイキング


8月2日(金)に開催する一般社団法人企業間フューチャーセンター主催Future Innovation Cafe #52「本当の自分探しカフェ〜旅を通して気づくもの〜」の予習を兼ねて、三頭山に一人ハイキングをしてきました。

最近、色々な出来事が重なり、ゆっくりと一人になる時間を作りたいなぁーとも思い、予習を兼ねて行ったのですが、いやぁー、辛かったです・・・。辛さの後に、楽しいことがいっぱいある一人ハイキングだったのですが、「辛い」という漢字に横棒を一本加えると「幸せ」という漢字になる訳ですが、幸せを感じるためには辛い経験をしないといけないのだと身を染みてわかりました(笑)。



一人ハイキングの準備は、楽しかったんですよね♪

『東京近郊の山ハイク』を片手に、どこに行こうか考えて。初心者向けの山だったら楽しく歩けるだろうと、しっかりと「初心者向け」と記載されている「三頭山」にロックオン!

そして、トレッキングシューズをamazonでゲット!

すっかり気分は、楽しいハイキングを想像しまくりで、頭の中では小鳥がさえずっている感じ♪




で、準備も整い、気分も盛り上がり、いざ、三頭山へ。

朝早く、南武線に乗って立川駅へ。立川からは五日市線で武蔵五日市駅へ。はじめての五日市線。単線ながら、中央線と同じ231系。アンバランスさにワクワク感も絶好調に。
武蔵五日市駅からは、バスで三頭山(都民の森)へ。1時間強、バスに揺られていたのですが、このバスも楽しかった。路線バスなのに、いろは坂みたいなくねくね坂をかなりのスピードで上がっていくんですよね。シートベルトもしていないから、シートから飛び出しちゃいそうで、それが楽しくって。路線バス好きとしては、たまらない時間でした。


で、三頭山の入り口に。いざ、三頭山の頂上に向けて、登山開始!
前日が雨だったので濡れた道を歩いていると、微妙に違和感のある物体が!?
道に同化しているカエル。2次元のカエル好きな僕ですが、リアルなカエルは苦手。「ギャー」って大声を出したいくらい。でも、勇気を振り絞ってカメラで撮影。写真で見ても、この同化ぶりは見事。

道に、超・同化しているカエル


この後も、同化しているカエルを数匹見て、いよいよ登山道に・・・。
この登山道がキツイのなんのって。「初心者向け」と記載されているページを何度も見返したくなるような登山道。普通に登れないって。185cmの僕でさえ、一段一段の階段というか、自然の木の根で作られた階段もどきを登れない。急角度すぎて、そして、一段が高すぎて、すっごく大変・・・。
歩き始めて5分でギブアップして、来た道を戻ろうと考えたくらい。でも、僅か5分で帰ってはダメだ・・・と思い返して、前進するも、また、5分くらいで息はゼェゼェ、足はガクガク、汗はダクダク。やっぱり、来た道を戻ろうと考えちゃう。

「初心者向け」って記載されていたから、たくさんのハイカーがいるかと思ったけど、全然いないし。この先で倒れても誰か迎えに来てくれるのか心配だし・・・。超・小心者の自分が見え隠れしてきました。

この登山道がキツイのなんのって


でも、僅か10分だけど、想定外の困難を目の当たりにし、最近、器用に振る舞っていたことへの戒めだろうと、キモチを切り替えて、計画どおり、山頂を目指すことに!
・・・って、かっこよく自分に言い聞かせたけど、やっぱり辛い登山が続きました。途中、山小屋もあったけど、生い茂る木々の中にあって、ちょっと小汚くて、ゆっくり休める雰囲気ではない感じ。微妙に潔癖症な自分には、ダメでした(笑)。


野鳥観察できる見晴らし小屋。小汚くて、僕にはダメでした...。


そして、息はゼェゼェ、足はガクガク、汗はダクダクの状態で、12:00頃、三頭山の山頂に!!!
でも、あんまり感動しない。なぜ???
ガイドブック『東京近郊の山ハイク』に山頂の写真が掲載されていたこともあって期待値を超える感動がなかったんですよね。これって、顧客満足度( CS; Customer Satisfaction )と同じ。「期待値<満足度」とならない限り、「満足した!」とは思えない。

山頂からの風景。ガイドブックに掲載されていた風景と同じ。
当たり前だけど・・・。


せっかくの山頂に来たのにイマイチ・・・と感じながら、下山。登ってきたルートとは違うルートでの下山。この下山で、めっちゃくちゃ楽しい出来事がたくさんあったんですよね!!!「辛い」ことの後に「幸せ」があるっていうことを感じまくり!!!

まずは、青空。普段見上げない空だけど、見上げたら、こんなにも眩しいのかって思った。そして、木々の中から溢れるヒカリが美しすぎて感動。
普段、如何に自分が目の前しか見ないで歩いているのか、ということがわかりました。たまには、一呼吸おいて、空を見上げることも大切なんだなぁーって思いました。

見上げた空が、こんなに眩しいとは!


そして、何よりも驚いたのが、秋川の源流を発見したこと。ガイドブックにも掲載されていなかったので、これは感動しまくり。だって、ほんとに湧き水のように染み出していて。しかも、歩きながら、その水が徐々に大きくなって川になる様を見届けることもできて超・感動!

秋川の源流。ちょろちょろって水が染み出してました。

そして、徐々に水の流れに変わっていって。

しばらくすると川に。透き通る水の美しさ。

あれよあれよという間に、立派な川になりそうな予感。


そして、この源流。透き通る水の美しさ。思わず、顔を洗っちゃいました。超・冷たくてキモチいい。汗だくな僕には最高の恵み。
これだけ冷たいと、ついつい飲みたくなっちゃいます。湧清水だから大丈夫だろうと、手で水をすくってゴクリ!冷たくて、超・美味しい!!!
持っていったソルティライチも美味しいけど、それ以上の美味しさ。飲み始めたら止まらくなってしまい、しばらく、ここで美味しい水を飲み続けていました。
いやぁー、本当に美味しかった!!!

秋川の源流。冷たい水。本当に美味しかった!!!


美味しい水を飲み、そして、秋川の源流を発見という想定外の驚きと喜びを感じると、その後は、楽しいキモチだけですね。もう歩くのが楽しくて、楽しくて。

・・・と思ったのもつかの間。前から来た男性ハイカーと挨拶を交わすと、耳寄り(!?)な情報が。なんと、熊が出たらしい。ぎゃー!!!
熊よけの鈴を持ってきてなかったので、困った・・・。熊が寄ってこないように、声を出しながら、一人ハイキング。ちょっと寂しくもあり、でも、安全第一。

その後は、三頭大滝を堪能し、ハイキングを終了。

三頭大滝を眺める橋。
高所恐怖症の僕は、1分以上、居られませんでした・・・。

三頭大滝。ハイキングの終盤に、
一日のがんばりを励ましてくれたような雄大さを感じました。


で、ハイキングの後は、近くの日帰り温泉に。温泉で疲れを癒して、そして、温泉の後には冷たいビール。最高!!!

温泉の後の冷たいビール。最高!!!


温泉の後は、立川駅でも一人飲み。一人の時間を満喫して帰宅。
一人ハイキングに行ったのか、一人飲みに行ったのか、最後はよくわからない感じに(笑)。


でも、一人ハイキングを通じて、気づいたことがありました。この気づきは、一人ハイキングをしたからこそ、体感できたはず。原体験に基づく知識が増えてハッピーな一日でした。

●想定内はつまらない。想定外こそ楽しい!!!

ガイドブックに掲載されている山頂からの写真と同じ風景を見ても、あんまり感動しない。ガイドブックに掲載されていない秋川の源流を発見して、その湧清水の美味しさはハンパなかった。

●日常にも楽しいことが溢れている!!!

見上げた空が眩しかったけど、空はいつでも見上げられる。日常でも、普段とは違う視点で考えたり、行動するだけで、きっと想定外の出来事に出会えるはず。

●自分の“弱さ”と向き合う時間は大切!!!

困難な状況に追い込まれると、自分の弱さが浮き彫りになりますね。普段は隠し気味な“弱さ”と向き合えること、これって大切なことなんだと強く感じました。弱いことを肯定して、強みを伸ばす。弱さを誰かに補完してもらう。自分に弱い部分があるのは、当たり前。そして、誰もが弱い部分を抱えている。それを認め合うこと&補完し合うこと。


p.s.
三頭山、本当に「初心者向け」のハイキングコースだったんだろうか???





2013年7月22日月曜日

『スリッパの法則』(著:藤野英人)


こすぎナイトキャンパス読書会の課題図書である『スリッパの法則』。

7/22(月)に読書会があるのですが、課題図書を入手できたのが7/20(土)。焦りながら読みました、読みました(笑)。

Kindle版は未だ発刊されておらず、微妙に潔癖症的な僕は新書を探したのですが、新書はなく、古本だけ。仕方なく古本をamazonでポチッとしたのですが、価格にびっくり。わずか22円。定価が457円なので95%引き。で、送料が250円、合計272円。安価すぎるのが理由なのか、プライム会員の無料配送には未対象。残念...。



ロボットが社長を務めたり、労力の一部をロボットやコンピュータが代替していても全従業員がロボットという会社はない訳で、会社は「人」で成り立っていて、そして、その人たちが「未来」を創っていることを再認識した一冊でした。

十人十色。個々人の色が如何に輝いているか。個人が輝くと同時に、他の人を如何に輝かせるか。そして、その集合体という「会社」をどのように輝かせるのか。
その会社の「らしさ」を表すカラーを、従業員たちがきれいにグラデーションで彩っていたら、なんてステキなことなんだろう。


<気になった内容>

●収益を伸ばす会社の社長や社長室には一定のパターンがあり、業績を悪化させる社長や会社にも類似性がある。
●良い経営者の友人は、良い経営者が多い。悪い経営者の友人は、悪い経営者が多い。
●世の中が大きく動いている時代には、イマジネーションが何よりも必要。
●良い社長の条件。①話が具体的、②数字を使って客観的に説明する、③人の話に耳を傾ける率直さがある。
●経営者の器は目標の高さで決まる。
●積極的に苦労話ばかりをアピールするのは、すでに目標に到達してしまったことの表れ。自伝を書くのも、その一例。
●社長が経営理念やビジョンを話す時に目が輝いていること。
優秀な経営者の多くはメモ魔。常に貧欲に学ぶ、成長する姿勢。
●成長している会社の空気は華やぎ、停滞している会社の空気は淀んでいる。
●法的根拠のない「相談役」がいる会社は成長性が少ない。
●低成長企業の新分野への強気発言は9割引きで聞く。
●よい会社は社員が社会的意義を感じて、プライドを持って仕事をしている。
●よい会社は複数の価値観を持った人材を抱えている
●会社が継続して収益を上げ続けるためには、会社の中に変革、挑戦と遺伝子がプログラムされている必要がある。


<構成>

序章 ファンドマネージャーだからわかる会社の真の姿
第1章 社長の性格や人格で決まる会社の運命
第2章 要注意!会社を滅ぼす危ない社長
第3章 ダメな会社、こんなところに落とし穴!
第4章 よい会社と悪い会社の分かれ道
第5章 常識にとらわれると判断を間違える



2013年7月17日水曜日

『自分のアタマで考えよう』(著:ちきりん)


はてぶとかでお見かけするちきりん。先日も正体が判明とかって注目を浴びていましたが、Kindleのオススメ本で『自分のアタマで考えよう』が表示され続け、Amazonの罠にはまってしまい、ポチっとしてしまいました。

僕は、ちきりんを知ってから未だ1年なのですが、ちきりんのブログは2005年3月から開設していたんですね。もう8年前。継続は力なり。


本書ではビジネス書やマーケティング入門書などに書かれているノウハウがわかりやすく解説されており、きっと、多くの方々が理解している内容ばかりだと思います。だからこそ、ちきりんさんは「知っているだけではダメ。知っているならば、考えて、なぜ、行動しないの?」と優しく、そして、強くメッセージされているような気がしました。

本書の初版は、2011年10月に発刊。311東日本大震災から半年後。
リーマンショックや東日本大震災を通じて、誰もが自分事として「あらゆる価値観の再定義」を実感し始めた時。だからこそ、「考えること、行動すること」が大切だとメッセージされていたんだろうな・・・と、2013年7月にようやく本書を手にした僕は読みながら想像ちゃいました。
そんな僕は、知識をストックするだけでなく、考えて、行動できているのか?悶々な日々・・・。


<気になった内容>

●思考ではなく、知識による思い込み。
●詳しくなればなるほど、その分野での新しいアイデアに否定的になる傾向が見られたら、知識が思考を邪魔していると疑った方がよい。
●知識の中で影響力が大きいのが「成功体験」と結びついた知識。
知識とは、過去の事実の積み重ね。思考とは、未来に通用する論理の到達点。
●社内会議の資料は、会合を重ねるごとに分厚くなり、そのクオリティは出版できるほど。だけど何も決まらないのが実態。十分すぎる情報があるのに決まらない理由は、「誰も考えていない」から。誰もが「情報を集めて分析する」作業に熱中しているから決まらない。
●何かを決めるためには、情報とは別に「意思決定のプロセス」が必要。意思決定プロセスは、情報収集の前に考えるべきこと。
優秀な人ほど、「知らないことを知る」ことに興奮し、熱中してしまう。
●情報を見た時に考えることは、「なぜ?」と「だからなんなの?」の2点。
●失敗経験を認める、失敗経験から学ぶ姿勢を評価するシリコンバレーと、失敗という結果しか評価しない日本の違い。
●ライフネット生命 出口社長も、縦(時系列比較)と横(他者比較)に見る視点が重要と述べている。
多くの選択肢の中から大事なものを見極めるためには、敢えてシンプルな基準が必要。
●思考の過程においては、自分の考えを言語化→視覚化するステップが大切。


<構成>

はじめに
序章 「知っている」と「考える」はまったく別モノ
第1章 最初に考えるべき「決めるプロセス」
第2章 「なぜ?」「だからなんなの?」と問うこと
第3章 あらゆる可能性を検討しよう
第4章 縦と横に比べてみよう
第5章 判断基準はシンプルが一番
第6章 レベルをそろえて考えよう
第7章 情報ではなく「フィルター」が大事
第8章 データはトコトン追い詰めよう
第9章 グラフの使い方が「思考の生産性」を左右する
終章 知識は「思考の棚」に整理しよう
まとめ
さいごに