和田裕美さんの『今の仕事がつまらないと思ったら読む本』。
今の仕事がつまらなくはなく、逆に楽しいので、その理由探しで読み始めました。
楽しくないのであれば、楽しくなるまでやり続ける継続性と、視点を変えることで自分の可能性を自ら拡げることの大切さを再認しました。
なので、今の仕事も楽しいのですが、さらに楽しくすることができそうな感じ。
自分が経験したことのある事例が和田さん目線で紹介されています。自分の道程を振り返りながら読むと「そうそう!」と思うことが多々あって、過去から現在の自分の成長度合いを通じて、自分の未来の可能性を感じることのできる一冊でした。
以下、気になった点を幾つか。
●引用 その1「見てくれている人は必ずいる」
今のステージで真ん中に立てるように前向きにやっていくと、次のステージがちゃんと用意されているということです。
→仕事だけでなく、何事も一人でやっている訳ではないので、
自分が周りを見ているのと同じで、周りの方々も自分を
見ていてくれる。
ただ、周りが見えなくなってしまう、周りを感じなく
なってしまう時、一旦、その場で深呼吸すれば、
きっと、また、視界が開けて、次のステージが見えるし、
周りの方々が次のステージに導いてくれるはず。
●引用 その2「後付け」
必要ないからやらないのではなく、必要ない世界にいるからこそやるべきだって心から思っていました。
→効率さを求めると、現時点で必要とされることしか
やらず、未来を創出できないけど・・・。
最近、一見ムダと思えることが、全て、後付けで
結びついていて、後で振り返ると、一切のムダがない
不思議さ。
なので、意識してムダなことをやる最近。
ムダを通じて、想定外のパフォーマンスが異常に高い
Outputを導けることを知ってしまうと、逆に、こっちの
方が効率的だと思えてしまう。
●引用 その3「自分<相手」
相手のためと自分のために楽しむ行為として仕事をしたほうが、最終的にみんなが得するようになっていると思うのです。
→逆を返せば、相手も自分のために色々としてくれてる。
自分の「自分<相手」と、相手の「相手<自分」が
組み合わさることで、みんながハッピー。
●引用 その4「うー、難しい・・・」
できないかどうかを、やる前から決めてたら、なーんにもできないもん。
→わかってはいるんだけど、ついつい逃げてしまう自分が
います。例えば、英語。他にも色々。
●引用 その5「視座」
自分にいくら支払う価値があるかなぁと、自分が自分の社長ならどうするかなぁと、考えてみてほしいのです。(中略) 人と人の差は才能じゃありません。立っている高さの位置の差が、視野の差を生むのです。
→視座の違いを意識すると、同じ仕事でも継続的に楽しく
できますね。これは、僕の仕事の楽しみ方でもあります。
●引用 その6「実務家」
いつもいつも教えてもらっていたのは、「評論家になるな、実務家になれ」ということ。
→誰もが感じながら、時として、誰もが評論家になってしまう。
僕もそうです。実務家として得たことを伝えるのが目的なのに、
実務家である自分の姿勢の正しさを評論してしまう失敗を
よくしてしまう。
●引用 その7「ノルマ」
ノルマは会社からその人に与えた期待値です。
→そうそう。これを知ると、自分のための仕事が、
相手のための仕事にもなって、楽しさ倍増。
●引用 その8「3つのやりがい」
「仕事が好きになる、やりがいの三つ」をバランスよく持てることが大切だと思うのです。
一つめは、やっぱりお金。
二つめは、タイトル。
三つめは、人から感謝してもらうこと。
→あんまり、二つめの「タイトル」を気にしたことは
なかったかも。あと、安定した大企業と言われる会社に
務めていることもあり、賃金の浮き沈みがない分、
若い頃は「お金」もあまり気にしていなかったのが事実。
今のように年俸制や歩合給だったら、きっと違ったと思う。
●引用 その9「去る人」
感謝を忘れてしまうと、傲慢になって、人を失ってしまう。人が去ってしまうのだと思います。
→自分のペースで進み、それまでペースメーカだった方を
抜きにして走り出してしまうと、感謝を言うことを
忘れてしまうし、気づいた時にはいなくて感謝も言えなくて・・・。
その時に気づいても遅いんですよね・・・。つくづく内省・・・。
●引用 その10「何を得てきたか?」
職務経歴書は何をやってきたかを書くものだけれど、その羅列されている文字の裏にあるのは、何をやってきたかよりも、何を得てきたのか、です。
→得てきたことを改めて振り返ると色々あるし、色々な方々の
顔を思い浮かぶものなんですね。しみじみ、うんうん。
第1章 人生の「わくわくステージ」に立つために
第2章 人生のチャンスがやってくる人
第3章 あなたの市場価値を上げる
第4章 自分が楽しめる仕事に就く
第5章 運命の仕事には必ず出会える
和田裕美の今の仕事がつまらないと思ったら読む本 (だいわ文庫)/和田 裕美
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