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2012年12月28日金曜日

2012年の仕事の量と質


2012年の仕事納め。
会社の仕事納めは今日(12/28)まででしたが、今日は休暇を取得して、一日早く、昨日(12/27)が僕にとっての仕事納めでした。

この数年、「送信メール数」を仕事の量のバロメーターとしています。
受信メールは、僕らの会社がメール文化ということもあり、メーリングリストやccのメールが氾濫しているため、自分の業務以外の内容も多く、「受信メール数」は仕事量の指標になりません。一時期は、一日平均、400〜500件の受信メールに溢れかえることもありましたが、その中で本当に必要なメールは3割程度。

で、2012年の送信メール数は「6,484件」でした。

2010年 5,917件
2011年 6,010件 (対前年比 102%・+ 93件)
2012年 6,484件 (対前年比 108%・+474件)
※1日の送信メール数は、1年の就業日を250日として、1日平均26件。

昨年よりメール数が増加、つまり、仕事量も増えたのですが、今年は、昨年より心身共に落ち着いた一年でした。

昨年は、3年ぶりに商品企画に戻り、2012年春モデル(MEDIAS ES N-05D)の企画や、2012年冬モデルのコンセプト立案&提案を担当し、また、社内改革でも、ネットワーク作りを通じた共創による新価値創出を目的として「S&S Lounge」や「ムサコ大学」の立ち上げ、また、社外活動として「企業間フューチャーセンターLLP」など、これまでにないくらい、多様な視点での活動に熱意をもって取り組んだ一年だったと実感しています。

今年は、商品企画からマーケティングに戻り、会社の組織改編もあり、ある意味、その変化を受け止め、まずは環境構築に努めようとした結果、安定した一年になった気がしています。このように書くとキレイごとになってしまいますが、実際は組織改編で去った仲間も多く、また、昨年立ち上げたS&S Loungeは休止状態になるなど、昨年と比較して社内改革という側面では、チャレンジした結果を残せなかった、いや、自分自身がチャレンジしていない姿勢があったことを悔やんでいるのが本音で、「挫折の一年」だったと感じています。

そのような中、仕事では、コンセプト立案&提案活動に携わった2012年冬モデルの「Disney mobile on docomo N-03E」などが店頭に並んでいるのを見て、昨年のS&S Lounge等による新価値創出の活動成果が「形」になったことをうれしく思い、そして、ニヤけています(笑)。新価値創出のためには、従来の手法には限界があり、やっぱり、新しい手法が必要なんだと再認識しています。



2012年は「仕事」は満足したものの、「志事」は不完全燃焼というか挫折した一年でした。

来年は、単発のチャレンジではなく、多様な視点でチャレンジし続ける一年にし、「仕事」も「志事」も充実させることを誓う年末です。





2012年12月25日火曜日

DIFFEDUCATIONのスニーカー


今年一年を振り返って、一番満足した買い物を挙げるとすると「スニーカー」です。

つい先日購入したMacBookAirもお気に入りですが、MacBookAirはずっと欲しいと思っていたし、みんなからの口コミも聞いていたので、ある程度予測のついた満足度レベル。期待値を大きく超える満足度は得られませんでした。

それに対して、4月に購入したスニーカーは一目惚れで、しかも、履き心地もよく、更には、半年以上履いていても未だに丈夫。すぐに靴がボロボロになってしまう僕としては、この丈夫さはハンパなくうれしいですし、脅威にも感じます。

で、その靴とは、DIFFEDUCATIONのスニーカー。




靴底が浅いのに丈夫ですし、しかも軽く、ジャケットにも合うのでビジネスとプライベートの両方で使えることが何よりもうれしいです。

DIFFEDUCATIONのホームページがハンパなくカッコよく、デザイナーの熱い思いを知ることができますし、また、製造プロセスも垣間見れて、丁寧なモノづくり姿勢に、ますます愛着を抱きます。




DIFFEDUCATIONの靴、中々、見つけられず、ZOZOTOWNで購入したのですが、今、ZOZOTWONで検索してみたら同じ靴を見つけられず...。
もし、シューズショップやインターネット通販で見つけた方がいらっしゃいましたら、教えてください m(_ _)m
もう一足、同じスニーカーが欲しいんですよね。色はどうしようかな!?


2012年12月24日月曜日

タンタンメンと担々麺


大学生時代からハマっているタンタンメン。
担々麺でなく、タンタンメン。
大学生時代、レンタルビデオ屋でのバイト後、夜中の26時ごろにバイト先の店長や先輩と食べていました。
タマゴ好きの僕にとっては、ちょっと辛めのスープに、ひき肉とふわふわなタマゴに絡まった太麺のラーメンは、特に寒い冬の夜にはたまらない一品でした。

僕にとっては、コレがタンタンメン(≠担々麺)


食べていたお店は、京浜急行の上大岡駅にある「上大岡タンタン」。
隣駅にある「元祖ニュータンタンメン本舗」はチェーン店で味が落ちるから・・・と先輩に言われ、タンタンメンの元祖は「上大岡タンタン」と勝手に信じ込んでいました。

大学を卒業し、就職した後も通い続けました。
小田原に住んでいる時も、川崎(武蔵小杉)に引っ越した後も、無性に食べたくなり通い続けていました。

・・・で、武蔵小杉に住み始め、会社から歩いて帰る途中に「元祖ニュータンタンメン本舗」があり、しばらくは「このお店のタンタンメンは違う(らしい)」と勝手に思い込み、素通りしていましたが、ある冬の寒い日、寒さに負けて立ち寄りました。もちろん、注文したのはタンタンメン。カウンター席で待ちながら、厨房でタンタンメンを作る姿を見ていましたが、上大岡タンタンの厨房と同じような感じ。「作り方が同じでも味が違うんだろうな。うん、きっと。」と思っていたものの、いざ、食べたら、ほぼ同じ味。若干、「上大岡タンタン」の方が食べ慣れた感がありますが、ほぼ同じ。
それからは、度々、「元祖ニュータンタンメン本舗」に通い続ける日々です。
今年の冬は寒いので、きっと昨年以上に通うんだろうな...。

ここまで書いたように、ずっとタンタンメンばかり食べてきたので、担々麺を注文した時に違う料理が出てきたと思ってビックリした思い出もあります。「な、なんでフワフワ卵がないの?」「なんで、ひき肉がフワフワ卵に絡まっていないの?」「なんで、こんなに辛いの?」って感じ(笑)。

ホントはこっちが担々麺なんですよね


で、いきなり、タンタンメンについて書いたのは、『散歩の達人』(2013年1月号)で武蔵小杉特集がされていたのですが、その中に「タンタンメンは川崎生まれ」という記事があったから。この記事を読んでわかったのは・・・、

  1. 担々麺とタンタンメンは違う。(当たり前ですが...。)
  2. タンタンメンの元祖は川崎で、「元祖ニュータンタンメン本舗」。「上大岡タンタン」は元祖ではない。だけど、僕にとってはNo.1のタンタンメンのお店です。


年末年始休暇中、『散歩の達人』を片手に、武蔵小杉や新丸子を散策して、帰りにタンタンメンを食べようかと思いながら書いたBLOGでした。


2012年12月23日日曜日

江ノ島シーキャンドルライトアップ2012




江ノ島シーキャンドルライトアップ2012
江ノ島の灯台がライトアップされて、最高にキレイでした♪
街中のイルミネーションもキレイですが、江ノ島という、ほんの少しですが海を渡って閉じられた空間というか島で眺めるイルミネーションは一味違います。オススメ度120点。2月まで開催しているので、ぜひっ!


最近のイルミネーションはブルーの光でキレイですよね。
透き通るような青白い光に、幻想の世界に吸い込まれるという感じ。

大学生時代、兄の車を借りて、江ノ島にX'masデートに来ましたが、振り返れば、もう20年前の話。昔話の域...。当時は、まだX'masツリーのLEDも「赤」や「緑」ばっかりでした。

2001年の青色発光ダイオード(LED)訴訟&裁判以降、青色LEDが安価に量産されるようになり、X'masの風景も、赤や緑だけの世界から、青や白も織り交ぜた世界に。そして、赤緑青の光の三原色によりすべてのカラーを再現できるようになり、よりカラフルになってきた最近。技術の進化&普及(低価格化)により実現した、時代の変化をすっごく感じる夜でした。

これから10年後、20年後のX'masの風景は、どうなっているんでしょうね。想像を上回るキレイな体験ができそうで、今から楽しみ♪

(オマケ)
20年前の江ノ島デートを思い出そうとしても、よく思い出せない。老化現象かな...。
思い出せたのは、夕食後のデザートがナタデココだったことだけ。当時、ティラミスやパンナコッタなどのデザートが流行してんですよね。





2012年12月21日金曜日

仕事で欠かせないデジカメ「EXILIM EX-S10」


仕事を効率よく進めるために手放せないデジカメがカシオの「EXILIM EX-S10」。
2008年2月発売モデル。かれこれ、4年以上愛用しています。



商品企画やマーケティングという仕事柄、色々なシーンで写真を撮影します。
街角で気になったモノや生活者の行動(生活シーン)、セミナーのスライド、調査会場風景、ブレストしたホワイトボードや模造紙、etc.。最近では、ワールドカフェやFuture Centerでのダイアログシート(模造紙)を撮影することが増えています。

モノや行動(生活シーン)であれば、どのようなデジカメでもO.K.なのですが、ホワイトボードや模造紙を撮影する際、余計な部分をトリミングしてくれる「ホワイトボード」モードが、レポート作成等に重宝します。


で、このホワイトボード機能があるデジカメがEXILIM EX-S10。
EXILIMのベストショット機能の中に、ホワイトボードモードがあるのですが、最近のモデルではホワイトボードモードが削除され、復活する兆しが一向にありません...。
なので、バッテリーの持ちも悪くなり買い換えたいのですが、ずっとEX-S10を愛用し続けています。
一度、EXILIMの後継モデル(EX-FS10)を購入したのですが、ホワイトボードモードが削除されていて、ほとんど使わず眠っています...。

参考までに、ワールドカフェのダイアログシート(模造紙)を撮影したsampleを。こんな感じでキレイにトリミングされます。
Future Innovation Cafeの「第2回 就活・採用カフェ」より。
ダイアログシート
プレゼンテーションシート


このような感じでアナログデータをデジタル化するガジェットが好きで、ぺんてるのairpen、キングジムさんのSHOTNOTEも使っています。airpenは使っていました...という過去形。



基本的にデータはEvernoteに集約するようにしているのですが、その際に役立つのはEye-Fi。EXILIM EX-S10で撮影したデータもEye-Fiから自動的にiMacに保存。そして、PicasaやEvernoteにも自動保存。

しかし、今、Eye-Fiが壊れてしまい、SDカードを抜き出して、iMacにコピーして・・・と手動でデータ移行しているのですが、一度、ラクな体験をしてしまうと面倒で仕方ないですね。
今や1000円で16GBのSDカードが買える時代なので、Eye-Fiを高く感じてしまい、買うのをためらっていたのですが、このBLOGを書きながら思わずポチッとしてしまいました...。



2012年12月19日水曜日

NEC「C&Cクラウドで目指す世界観」


NECの「C&Cクラウドで目指す世界観」です。

NECグループビジョン2017で掲げている「人と地球にやさしい情報社会へ」を実現した時の世界観の一例。



2005年にNECグループに入社してから17年の月日が経ちますが、企業の目指す姿やありたい姿というのが大切だと感じる最近。
自分たちだけで実現するには創出価値の限界もあるし、共感も十分に得られないので、これからもCSV (Creating Shared Value) でありたい姿を実現し続けていこうと考えている最近です。


NEC way

NECグループ企業理念

NECはC&Cをとおして、
世界の人々が相互に理解を深め、
人間性を十分に発揮する
豊かな社会の実現に貢献します。

NECグループビジョン2017

人と地球にやさしい情報社会を
イノベーションで実現する
グローバルリーディングカンパニー

NECグループバリュー

(行動の原動力) イノベーションへの情熱
(個人一人ひとりとして) 自助
(チームの一員として) 共創
(お客さまに対して) ベタープロダクツ・ベターサービス




2012年12月16日日曜日

2012年に購入したゲームソフト


『逆転裁判』シリーズのファンなので気になっているニンテンドー3DS『レイトン教授 VS 逆転裁判』。購入しようと迷いましたが、『レイトン教授』シリーズの前作『レイトン教授と奇跡の仮面』をplayしていないので、それをplayしてからということで、まずは『レイトン教授と奇跡の仮面』をポチッと。多分、今年最後のゲームソフト購入。

・・・ということもあり(!?)、2012年に購入したゲームソフトをリストアップしてみました。合計15作品。昨年に比べて、娘が購入したゲームソフトが増えたなぁーというのが第一印象です。

今年購入したゲームソフトのオススメBest3
●ニンテンドー3DS『マリオカート7』
●ニンテンドー3DS『リズム怪盗R 皇帝ナポレオンの遺産』
●ニンテンドー3DS『とびだせ どうぶつの森』(ほとんど妻と娘が遊んでいるのを覗いているだけですが、それだけでも十分に楽しいです♪)


ニンテンドー3DS『マリオカート7』
マリオカートは本当に面白いですね。大好き。『マリオカートWii』も面白かったけど、3D表示になって違う面白さがありました。



ニンテンドー3DS『美人時計』
ダウンロードソフトでした。しかも無料。
美人時計が3DSまで進出したんだなぁーって思いながらダウンロードしました。ダウンロードしたのはいいですが、数回しか起動していません...。



ニンテンドーDS『ポケモン+ノブナガの野望』
これは娘が購入。僕も昔、MSXで『信長の野望』を遊んだ思い出もあり、興味津々だったものの、娘に奪われてplayできないまま、年末を迎えてしまいました... (T_T)



ニンテンドー3DS『リズム怪盗R 皇帝ナポレオンの遺産』
コレは本当に面白かったです!今年のオススメBest3に入ります。
音ゲー好きの妻のリクエストで買ったのですが、音ゲーが苦手な僕でも楽しめました。
レイトン教授とパラッパラッパーを足して2で割った感じ。
SEGA THE BESTでも発売され価格も下がったので、ぜひ♪



Wii『フラッピー』
MSXやファミコンで楽しんだ『フラッピー』。中学校時代にハマったゲームソフト。Wiiバーチャルコンソールで見つけて、速攻、ダウンロード。面白さは今でも健在でした!



ニンテンドー3DS『ポケットモンスターブラック2・ホワイト2』
前作に続いて娘が購入。前作は初のポケモンデビューで僕がのめり込んじゃいましたが、なぜか、今回は娘も僕も途中で止めちゃいました。前作とほぼ同じ内容で飽きちゃったんですよね...。



ニンテンドー3DS『東北大学加齢医学研究所川島隆太教授監修 ものすごく脳を鍛える5分間の鬼トレーニング』
タイトルが長いですね(笑)。ダウンロード版ということもあり、妻に隠れて、こっそりダウンロードしました。ソフトを入れ替えることなく遊べる気楽さはあるものの、割引して店頭販売されているパッケージ版より高額(=定価のまま)というのが気に入らないのですが、面倒くさがりの僕にはうれしい販売方法ですね。
で、ソフトの中身ですが「鬼トレーニング」というタイトルどおり、難しすぎて、また、意外に5分間という時間が長くて、数週間したらplayしなくなってしまいました。
ただし、この難しさが頭には効くというのは間違いなしです。



ニンテンドー3DS『New スーパーマリオブラザーズ2』
やっぱりマリオ。マリオ、大好き♪これもダウンロード版ということで、コレも妻に隠れて、こっそりダウンロード。コイン集めが主目的になり、その分、ステージをクリアするのが簡単になった点がちょっと残念でした...。でも、やっぱり面白い!



ニンテンドーDS『リズムで鍛える 新しいえいご漬け やさしい会話編』
また英語をがんばろうとダウンロードするも、一夜漬けというより、一夜でギブアップしました...。来年こそ勉強します。絶対に、いや、多分、いや、きっと...。



ニンテンドー3DS『ドンキーコング オリジナル・エディション』
これは、鬼トレを購入した際のプレゼント。久々にドンキーコングをplayしましたが単純なものの奥深いゲームですね。



ニンテンドー3DS『ポケモンARサーチャー』
娘がダウンロード。全然、遊んでいないので、内容がわかりません...。



ニンテンドーDS『ドゥードゥルフィット』
DSiウェアでダウンロードできるパズルゲーム。スマホっぽい操作感で、暇つぶしにもってこいのパズルゲームでした。これもオススメ!



ニンテンドーDS『アクションゲーム 翔べよ!!ドラゴン!』
これもDSiウェア。ポチッとダウンロードしちゃいました。上に、上に、どんどんジャンプするだけのゲームですが、難しかったです...。



ニンテンドー3DS『とびだせ どうぶつの森』
家族全員でハマるつもりが、妻と娘がハマり、僕はほとんど遊べない日々が続いています...。妻は『とびだせ どうぶつの森パック』を探しまくって購入する始末。朝から夜まで、ずっと遊んでます。



ニンテンドー3DS『レイトン教授と奇跡の仮面』
開封する前に、このブログを書いています。これから楽しみます♪



来年は、Wii Uの作品が増えるんだろうな。Wii U、欲しい ♪~(´ε` )


2012年12月15日土曜日

MagSafe - MagSafe2コンバータ


先日購入したMacBookAir (MD224J/A) 。

実は、半年前に友人からMacBookAirを安価に譲ってもらう際、ACアダプタだけ自分で購入していました。


ただし、譲ってもらった直後、MacBookAirの電源が入らなくなり、Genius Barに。預かり修理となり、診断結果は...、何らかの液体が基盤を覆い、それが故障の原因とのこと。保証規定外のため、修理料金として63,000円もかかるらしい。元々、ハチミツがこぼれてしまい、動作不安定と聞いていたので、残念ながら友人にMacBookAirを返却...。

それから半年。念願のMacBookAirを購入。
会社での充電用として、先に購入したACアダプタを使おうと思ったところ、形状が合わない(・_・;)
最新のmacBookAirからMagSafeがMagSafe2に変更になっていたんですね。知らなかった...。
ACアダプターが使えないと諦めていたら、たまたまショップでMagSafe-MagSafe2コンバータを発見。しかも980円!即買いでした。

MagSafe-MagSafe2コンバータと、MacBookAirに接続したところ

で、ここまではフツーの話。

このコンバータでAppleのコダワリを改めて感じました。

MagSafeは、電気ポットの電源部同様、磁力で本体とACアダプターが接続される構造。カチッと磁力で、ピッタリ&しっかり接続されるなんとも言えない感覚があります。なんとも言えないというか、すっごくキモチいいです♪
なので、コンバータも磁力がある構造となっているため、MagSafe型のACアダプターの接続部と、カチッとハマリます。強力な磁力なので落ちる心配もなし。ネジも不要なので、コンバータを装着していることを気づかないくらいの一体感があります。

形状を変更しても旧製品を使える互換性だけでなく、使いやすさ的にも、デザイン的にも完璧な仕上がりを実現するAppleの思考と技術力に感嘆しました。

MagSafe自体は、上述したように電気ポットの電源部の応用。
Steve Jobsが「イノベーションは“Connect the Dots.”」と表現したように、枯れた技術の組み合わせで、期待を上回る体験やヨロコビを得られるのだと感じた「MagSafe-MagSafe2コンバータ」の事例でした。

ホントにスゲー! ( ;∀;) カンドーシタ



2012年12月14日金曜日

金魚とドジョウ


金魚をちゃんとした(!?)、いや、ある程度ちゃんとした水槽で飼い始めたのが今年の4月。その間、残念ながら数匹が病気で亡くなり、今は4月とは違う家族構成になっています。

中でも、毎日癒されるのが、娘曰く、「ほっぺちゃん」という金魚。

※写真がうまく撮影できなかったので他の方のブログから引用しています。

ほっぺがプヨプヨしていて、ホントに癒されます。
日に日にほっぺが大きくなっている感も否めず、どこまで大きくなるのか楽しみ。

また、金魚だけでなく、ドジョウも仲間入りしました。
ドジョウが仲間入りしてからは、水が汚れることがなくなり、掃除の頻度が少なくなり、大助かりしています。

※ドジョウもうまく撮影できなかったので、コチラも他の方のブログからの引用です。

ドジョウは金魚以上に食欲旺盛で、エサを食べまくり、金魚がちょっと心配な時もあります。

僕の立場でなく、ドジョウの立場でも心配なことがあります。
それは、水槽を洗う時に一匹洗面所から流してしまったこと。(ドジョウからすると、流されてしまった・・・が正しいです。)
ドジョウは逃げ回るのが早く、アミで中々捕まえられず、一匹、流してしまいました。ごめんなさい...。

だんだん飼い方のコツもつかめてきたので、これからは病気にさせず、洗面所から流すこともなく、大切に飼い続けたいと思います。

いつも以上にユルいBLOGでした。

2012年12月2日日曜日

Future Innovation Cafe「第2回就活・採用カフェ」(2012.11.12)


企業間フューチャーセンターLLP主催のFuture Innovation Cafe第44回目のテーマは「第2回 就活・採用カフェ」。(2012年11月12日)


「就活・採用カフェ」はタイトルのように、今回で2回目。1回目の時のブログはコチラ

前回の気づきも踏まえて参加した2回目のカフェ。さらに気づきが広がり、就職という考え方の再定義、それに伴う採用という仕組みの見直しが必要と感じたカフェでした。

当日の進行は、こんな感じでした。

プロローグ
株式会社ジョブウェブ 佐藤孝治さまによるプレゼンテーション

●就職活動サイト「ジョブウェブ」を運営
●会社に頼れない時代の仕事選びについて書かれた『<就活>廃止論』
●人生の基準は「自分が生きていることで、どれだけの人が感謝してくれているか?」。言い換えれば、「自分に、どれだけの人が推薦状を書いてくれるか?」
●就活という瞬間的なライフステージの境目である大学3年生の時だけでなく、大学1年生の時から就活をした方がいい。企業に対するアプローチではなく、社会人としての心構えや意識、また、自分に推薦状を書いてくれる人を見つけること、増やすことを目的に。
●就職難というが、2011年度の実態は大学卒業生56万人に対して、企業からの求人も56万人。しかし、就職できたのは36万人だけ。現在の経済環境下、2万人という募集枠しかない人気大手企業にエントリーが集中し、次の就活が間に合わなかったりし、結果として就職できなかった方が多数存在する。
●バブル崩壊後、リーマンショックなどを経て大きく社会が変わっているのに、就職・採用という仕組みは旧態依然のまま。現在のままではN.G.と誰もがわかりつつも、人気大手企業にはエントリーする就活生が多く余剰している中、人気大手企業は困っていない状況下、旧態依然のままの仕組みが継続する可能性は高い。
●未来のために、就活・採用の仕組みを変えるためのキーワードは「自由化」「多様化」「あいまい化」
 面接採用 → ジョブ採用 へ
 エントリー → スカウト へ
 学生起業家 → 学生ビジネスマン へ
 入社 → 弟子入り へ
 大学3年生からの就活 → 大学1年生の時から へ


佐藤孝治さまの著書『<就活>廃止論』



ワールドカフェ
Round 1. 今日の佐藤さんの話を聞いて「ふと」思ったことは何ですか。
Round 2. 現在の日本の就活・採用で、あなたが本気でダメだと思うことは何ですか。
Round 3. 本年から、新たに日本に就活・採用法が出来ました。あなたは、就活・採用を大改革するための禁止事項を決めてください。



ワールドカフェを終えての僕らのチームのアウトプットは「卒業後に就活」。
勉強をするために入学した大学。そこで十分な知識を修得することが、その後に就職する企業の財産にもなるはず。今は、十分な知識も修得できないまま、就活というイベントを迎え、就活という期間は長いものの、就職する企業は試験や数少ない面接だけで決まってしまう。これでは、学生(個人)も企業も不幸。
大学であれば4年間を全うした上で就活できのがいいんだろうな。前向きな転職と同じ感覚。僕は転職したことがないですが、自分の会社でやりたいことをやり遂げた後、新たな可能性を求めて転職する感じ。
アウトプットシートにイラストを描いたのですが、大学3年生での就活って、恋人とデートしている最中に、将来の結婚相手を片っ端から探しているように感じてきちゃいました。


クリックすると大きくなります。


当日のダイアログ風景等は、コチラです。

Future Innovation Cafe「第2回 就活・採用カフェ」


関東学生マーケティング大会最終発表会


チャレプロの母体となる関東学生マーケティング大会(旧:関東10ゼミ討論会)の最終報告会の季節がやってきました。毎年、12月第1週にある最終報告会が、この数年の楽しみになっています。
4年前から最終報告会に参加し、マーケティングを専攻しているゼミ生たちの半年間の研究成果を拝聴させていただいていますが、毎年、クオリティの高さに脱帽しています。

で、なぜか一昨年からは審査員としても参加することに。
毎年夏のチャレンジプロジェクトでケータイやスマホの未来を、1.5~2か月という短期間で大学生と共創していますが、短期間ながらも僕らの期待を上回る提案をしてくれる学生たちがチャレンジしている姿をみて、審査員という資格には程遠いながらもチャレンジしなくては!、ということで審査員をする決心をした次第です。

  #なので、正確に書くと、審査員になってからの一昨年度からは
  #楽しみ以上に、不安がいっぱいなのが本音ですが...。

昨年は、すっごい肩書きの審査員の方々に囲まれ、気の効いた講評もできず、また、いつものことですが緊張して上手に伝えられず...。ですが、今年も、審査員の機会を頂戴したのでチャレンジ!!!


今年の関東学生マーケティング大会には、50を超えるチームが参加し、トーナメント形式で決勝戦(3回戦)に残ったのは3チーム。3チームの発表が終わった後に審査員一人ずつが講評。なぜか、一番最後に講評することに・・・(泣)。


結論から先に書くと、すっごい肩書きの方々に囲まれるのは毎年のことなので、今年は自分が感じたことを素直に伝えました。かっこいい言葉は使えないし、緊張気味でうまく伝えられなかったけど、昨年よりかは「自分らしかった」かな!?と感じています。

決勝戦に残った3チームだけでなく、1回戦・2回戦の発表も拝聴したのですが、多くのチームが「ソーシャル・グッド(Social Good!)」と「ブランド(Brand)」に関する研究テーマをしていました。最近、自分自身が注力しているテーマですし、自分への戒めも含めて、以下のような講評というか感想を述べたつもりです。
述べたつもり・・・と書いたのは、緊張してうまく伝えられていないと思うから(笑)。


  これから社会人になりますが、すでに、みんなは社会の一員だから「社会人」。
  就職したら、僕らと同じ「企業人」。
  「企業人」として、「社会人」たる活動を続けてほしいです。
  「企業」の「企」という漢字は“屋根の下に止まる”と書きます。
  屋根の下に止まっていたら、「ソーシャル・グッド」は作りにくいかも。
  屋根の下で止まらず、社会に向けて「企てる」ことを忘れずに、
  「ソーシャル・グッド」につながる活動をしてください。

  だけど、屋根の下に止まる意識も必要。
  それは「ブランド」。その企業らしさがぶれないように、企業の一員と
  して屋根の下に留まって、骨太のブランドを守ってください。


発表を聞きながら、「企」という漢字が思い浮かんだのですが、意味が深い漢字だと思いましたし、勝手な解釈をつけちゃいましたが、「企」について考えるきっかけを作ってくれた学生のみなさんに感謝しています。

で、併せて、チャレプロの成果報告もしたので、こちらも紹介します。
チャレプロの内容は学生(藤吉さん)が発表してくださったので、僕の方からは、僕ら企業側の成果を紹介させていただきました。



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来年12月の関東学生マーケティング大会最終報告会が今から待ち遠しいです。審査員がなければ(笑)。


2012年11月25日日曜日

小学1年生の娘と巣鴨散策


2012年11月15日に参加した「第3回 Futuresセッション」(Future Center)
テーマは「シニアのアクティビティ向上」。

巣鴨の街を観察し、また、巣鴨に働く人や訪れている人にインタビューし、活気溢れる巣鴨をヒントに、シニアになってもアクティブでコミュニティと繋がり、他世代とも働きつづけられる社会について、多様な方々が集まり、ダイアログ、ペルソナやエクスペリエンスジャーニーマップ(カスタマージャーニーマップ)の作成などを通じて探求しました。

巣鴨の地蔵通り商店街は初体験だったので興味津々だったのですが、実際に体験してみると「シニアの原宿」と言われるだけあって、やっぱりシニアの方々が多かったですが、僕ら世代にも十分楽しい町、居心地のいい町という印象でした。

セッションの最後には、参加者一人ひとりが感想を一言ずつ。
僕は「巣鴨は全世代にとって居心地のいい町なので、今日の気づきを忘れないために、近日中に家族と訪れます」と述べました。

で、約束どおり(!?)、小学1年生の娘と巣鴨に。毎月4のつく日(4日・14日・24日)は縁日とのことで、先日より人というか、シニアの方々に溢れて、さらに活気ある町状態でした。商店街の入口前でワクワクな気持ちが抑えきれないくらい。
縁日だったこともあり、新たな発見もあったので簡単に紹介します。


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●商店街の入口にあるすがもんのお尻。巨大でフワフワなお尻なのですが、おばあちゃん達がまーるく、まーるく触って、最後に合掌。娘もマネして合掌。
●コンピュータ利用手相占い。座っているのがやっとという感じの占い師が座ってます。コンピュータ利用と書いてあるけど、そこにあったのはコピー機。手相をコピーして拡大して見るのでしょうか?
●とげぬき地蔵尊にお参り。お線香は50円。川崎大師は100円。お線香だけでなく、露店の商品すべてが安いです。お好み焼きも150円、大きなたこ焼きも300円。他地域に比べて約半額。年金生活をしている方々への優しさなのか、1000円あれば十分に楽しめるのが巣鴨の縁日。
●その150円のお好み焼き。やっぱり、シニアと若い世代で違うのは食べ方。マヨネーズをつける方はほとんどいないのね...。隅っこにマヨネーズがあったのですが、誰も使わないし、店員さんも勧めてくれないので、使えず...。久々にソース味のお好み焼きを食べましたが、あんまり美味しくない...。やっぱり、お好み焼きにはマヨネーズは必需品だと感じた今日。
●先日のインタビューによると、シニア同士のナンパがあるそうです。仲良くなったら定食屋で食事して、その後、懐メロのカラオケに行くみたい。そのカラオケ屋さんを発見。名前は「昔の唄の店」。
●抜けちゃうものは抜けちゃうもんね。エクステ(ヘアー・エクステンション)と書けばイマドキだけど、カツラの露店も多く、賑わっていました。
●DVDの安売りではなく、懐メロのカセットテープ。DVDとかは200-300円で売っているのに、カセットテープは貴重なので500-1000円。未だに、シニアの方々にはラジカセが必需品と聞きますが、それを目の当たりにしました。
●赤パンツの元祖「巣鴨のマルジ」。妻には履いてもらいたくないです...。
●美味しいお店をiPadで撮影してロギングするシニアの方も。カッコイイです♪
●で、多くの方々が賑わっていたので若い僕でも疲れ気味に...。そしたら、商店街の外に路上マッサージ屋さんが。ビジネスチャンスを逃さないですね!

娘に感想を聞いたところ、「よくわかんないけど、楽しかった」とのこと。僕も楽しかったです。また、巣鴨に遊びに行きたいと思います。

2012年11月24日土曜日

DVD『あの空をおぼえてる』


久々にDVDを鑑賞。『あの空をおぼえてる』。

やっぱり、子どもの「死」はつらいんだと感じた作品。自分自身に置き換えたら涙が止まらなかった。

兄妹がトラックとの事故に遭い、妹(絵里奈)が亡くなった。兄(英治)は幽体離脱している間に聞いた、妹の死を知った父の「どうして絵里奈だったんだ...」という言葉に悩みを抱えつつも、妹の死で傷心した家族を元気にさせようと振る舞う兄の姿を見ていられなかった。作品のエンディングでは家族に笑顔が戻ったが、実際に自分だったら・・・と考えると、笑顔を戻す自信がないな...。



http://www.amazon.co.jp/dp/B001CSMGQK/ref=cm_sw_r_tw_dp_Ba6Rqb11AV4S3 

2012年11月21日水曜日

鉄拳パラパラマンガ「名もない毎日」と、大切な家族

鉄拳パラパラマンガ「名もない毎日」。
何回見ても涙が出そうになります。好きな人が近くにいることを感謝しないと、って本当にそう思い返されます。







本気で、好きな人が近くにいることを感謝した経験が数年前にありました。2010年4月の出来事です。

2009年4月〜9月までマーケティング業務に加えて、商品戦略も兼務して、毎日帰宅は24時過ぎ、土日も調査の立ち会い等で出勤が続く毎日でした。身体的にも「おかしいな?」と思うことも多々あり、残業時間中の深夜に立ちくらみで倒れそうになる日がかなりありました。深夜の残業時間で倒れても誰にも気づいてもらえない恐怖感から無理して帰宅していたことを鮮明に覚えています。

10月以降は兼務が外れ、マーケティング業務だけに専念することができ、身体的にも余裕が若干生まれてきたのですが、2010年4月、いきなり身体に異変が起きました。
年齢を重ねたからかはわかりませんが、身体への異変はすぐにではなく、ある一定期間が経ってから起きるんですね...。

取引先に向かう途中、北千住の駅ビルで昼食のラーメンを食していると喉につまるというか、落ちず、息さえもできなくなり、お店を出ました。息ができない時間が数分以上続き、ようやく嘔吐して何とか息ができるようになりました。この時は、駅前で人が行き来する中、倒れて死んでしまうのかと怯えましたし、助けを呼びたくても息ができないのですから声も出せず、本当にこのまま死ぬかと思いました。

で、その日以降、頭痛が激しく、脳卒中のような症状を頻繁に感じるようになりました。週末に妻の実家に行った時も、到着したと同時に気分が悪くなり、救急車を呼ぶ始末。ただし、救急車が来る前に症状も治まり、救急車はキャンセル。その後、一人で帰宅し、毎晩、不安な日々を過ごしていました。

普段は、重度の風邪でも病院に行かない僕ですが、さすがに病院に行って精密検査をお願いしました。ただし、MRIは予約制で検査まで約1か月間待つことに。その1か月間も脳卒中のような症状は続き、「死」を感じる日々でした。

寝室では、妻と娘と僕が川の字に布団を並べて寝ているのですが、この時は、大好きな娘と離れ離れになってしまうかもという不安から、娘の手を握りながら寝ていました。
もちろん、仕事から帰ってきたら、すでに娘は寝ています。寝ている娘の手を握って寝る僕。本当は話しかけたいけど、手を握ることしかできない歯がゆさ等も抱える毎晩でした。

約1か月後のMRI検査では、若干の異常は認められたものの、極度の疲労の蓄積によるものということで脳卒中ではないとの診断を得られ、それ以降、体調に気をつけることで健康な日々を過ごせています。


大げさかもしれませんが、自分の人生の中で一番「死」を感じた時、大好きな娘や妻が近くにいることの大切さを感じましたし、失うことの怖さも感じました。
仕事も大好きですが、仕事が原因で家族を失っては意味がないですし、仕事より家族の方が大切だと気づかされた経験でした。

「名もない毎日」が一番幸せだと感じている、この数年です。




2012年11月20日火曜日

『Pecha Kucha Night: 20 Images X 20 Seconds』

ボブさんとジミーさんの熱いメッセージが忘れられないPechaKucha Night Special in 東京デザイナーズウィーク2012で思わず購入。世界中の熱気が伝わる一冊。



http://www.amazon.co.jp/dp/4904126009/ref=cm_sw_r_tw_dp_QRLQqb1W04VP1

2012年11月19日月曜日

『ビジネス寓話50選〜物語で読み解く、企業と仕事のこれから〜』(博報堂ブランドデザイン著)

博報堂ブランドデザインさんによる『ビジネス寓話50選~物語で読み解く、企業と仕事のこれから~』。
チャレンジプロジェクトで知り合いになったボヴェ啓吾さんの著書。

企業と生活者の立場が「B to C」から「B with C」に変化。さらに、リーマンショックや311東日本大震災以降、価値観の再定義が進み、繋がった個々人が自ら動いて社会デザインに参画するようになってきた最近、「B with C for Social」を掲げてマーケティング活動を推進していますが、改めて、この方向性でアプローチすることの確からしさを再確認できた一冊でした。ありがとうございました!


<気になった内容>

大きな岩を先に入れろ。ビジネスにおける大きな岩は、ビジョン、コンセプト、コアアイデア。
●「企業には是が非でも成長しなければならない必要などない。だが、企業は是が非でも成長したいと思ってしまうのだ」(経済学者ミルトン・フリードマン)
●斧を研ぐことを疎かにした木こり。斧を研ぐ取り組み例。グーグル社の20%ルール、博報堂ブランドデザイン社の「6・2・2ルール」。6割を通常業務、2割をチーム維持の作業、残り2割を自分が興味を持っているテーマをビジネス化する取り組み。
●小さな賭けで済む内に勝負をたたみかけ、小さな勝利を積み重ねることで最終的な大きな目標を達成する。
難題に挑む時は多様性のあるチームを組む。自分が多様性ある価値観や技術を習得するのではなく、多様性あるメンバーを揃えればいい
●現在の延長線上の未来は「予測(forecast)」、非線形の未来は「予見(foresight)」。不確実性の高まった21世紀には予見が求められる。
●手段と目的の混同に気をつけること。商品やサービスの購入自体が、人の目的になることは基本的にない。人は何らかの目的を達成するために、なんらかの感情・体験を得るために、その手段として商品やサービスを購入する。
●「生活者に直接訊ねる」ことの限界。「もし消費者に“何が欲しいですか?”と訊ねていたら、“もっと速く走れる馬を”と言われただろう」(ヘンリー・フォード)。生活者自身も自覚していないツボを、現場での行動を徹底的に観察することで見つける「エスノグラフィ」「エスノビジョン」。
●ある問題の解決に取り組む際、その取り組みが影響を及ぼす「空間的な広がり」と「時間的な広がり」を考慮すべき。この広がりへの想像力が求められる。
「誰かを助けること」がビジネスの本質である。
企業の究極的な存在意義は人々の幸せをつくること。企業は生活者に幸せを与えるのではなく、生活者と一緒に幸せをつくるという対等な関係性。
マーケティングとは“意志”である。市場を調査すれば明確な正解がそこに見つかると思いがちだが、そこに表れる現実というデータをどう捉えるかは、最終的にはそれを見る人の意志に依る。
同一のフレームの中での差別化は、結局のところ、同質化に向かう。今、求められているのは、これまでのフレームに囚われない発想による新しい「市場そのものの創造」。
●小さな妥協が重なれば、理想や夢は叶わない。
●なにかの成果を得るためには、自分の主張や思いつきを我慢して、人の言葉に耳を傾ける「傾聴」の姿勢が大切
「知らない」なら「知ろうとする」こと。「知っている」なら「疑う」こと。
●“競争”から“共創”へ。
日本は課題先進国。日本が抱えている課題の多くは、近い将来、中国やインドがより大きな規模で突入していく課題。
●ブランディングは、企業に、商品に素敵な「意味」を与えること。
●組織も、ブランドも、ある一つの部分なり、性格なり、特徴なりというものは、全体と共に育ち、全体と関連し合って存在している。ある部分だけを都合よく改善なんてできない。
●情報過多の現在、自分の仕事の本質を把握し、そこに足りないものは他の人に頼るという「人まかせビリティ」の能力が重要。
●×の中には、実は例外的な○が潜んでいて、それを掘り起こして、シンボライズし、増殖させる。「彼らは例外だから」と思考の外に置かず、「ポジティブ・デビアント=よい方向に逸脱した人」と捉える。
●「独創性を持った人材を採用する」「創造力を持った人間を重視する」なんていう曖昧な採用方針や人事システムでは、真に創造的な組織を作るのは難しい。「違うヤツ」「おかしなヤツ」「間違っているヤツ」を選び評価すれば、組織も多様性や意外性を身につけることができる。
●「ブスの25箇条」。想像もつかないような成果は、想像できる範囲からは生まれない。
相手も変わり、自分も変わるのが「創発」、それ以外は全て「ハラスメント」。
アイデアとイノベーションとの間には、天と地ほどの道のりがある。アイデアを生み出すという容易な仕事と、実際にイノベーションを達成するという恐ろしく困難な仕事の違い。
●ある程度以上の大きさの組織になると、メンバー同士やセクション同士で、お互いに何をしているのかが把握できなくなることがある。その結果、ビジネス活動が非効率的になったり、組織としての求心力が失われたりすることもある。その時の拠り所がブランドやビジョンである。
●自社ブランドと競合ブランドなど、ビジネスには様々な「立場」が存在し、駆け引きが生じるが、大きな視点で見ると、一緒に新しい価値を創出している仲間と捉えることもできる。
●何もしなくても勝手に人が集い、勝手に盛り上がってくれる、なんてことはない。まずは主宰者の意志を示し、主宰者自身が楽しんで行動を起こす必要がある。「この指止まれ型リーダーシップ」が必要。
●今、ビジネスの世界で起こっている変化が「本質や普遍への回帰」を軸にしている。
●リーマンショックや東日本大震災といった衝撃が加わり、無限の拡大と成長を前提にしてきた社会の構造や生活のあり方を、「そもそも」の視点に立って見直そうという機運が高まっている。
●キーワード1「スピリッツ」を持つ
 スピリッツとは、企業や人が単なる経済合理性を超えて持つ「自分は何者か」「なんのためにあるのか」という確信のこと。
●キーワード2「共創する」。
 企業は顧客と向き合い、お互いが見つめ合うことを目指すのではなく、企業が掲げるスピリッツに共感してくれる顧客を仲間だと捉え、その同じ目的・未来を「共にみる」存在になること。
●キーワード3「とらわれない」。
 成功体験などの過去、無意識、立場、自己評価などに囚われないことが大切。


<構成>

第1章「はたらく」
第2章「売る」
第3章「つくる」
第4章「動かす」
第5章「つながる」
終章「50の寓話から見えてくるもの」


ビジネス寓話50選 物語で読み解く、企業と仕事のこれから (アスキー新書)/アスキー・メディアワークス


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2012年9月29日土曜日

先輩や仲間との別れ

katuhiko0821-仲間

本日(9/28)付で、NECカシオモバイルコミュニケーションズやNECの多くの先輩や仲間が退職され、新しい出発をされていきました。素直に寂しい...。

今回のような大規模なリストラ(再構築)による別れは、僕自身、3回目の経験となります。
1回目は、入社したNECホームエレクトロニクスのリストラ、1999年9月の出来事、
2回目は、今の会社、NECカシオモバイルコミュニケーションズのリストラで、日立出身の方々が日立に戻られた時、2012年3月の出来事、
そして、今日で3回目。NECカシオモバイルコミュニケーションズ、及び、NECのリストラ。


【1回目の別れ】1999年9月 NECホームエレクトロニクス

入社4年目での出来事でした。
家電を扱っていたNECホームエレクトロニクスが他メーカに対抗できず、プロジェクターや照明機器などの継続性のある事業を除き、解散/分社化。
当時、ワープロの商品企画を担当していましたが、1995年のWindows95によるパソコンの急激な普及と同時にワープロという商品カテゴリが消滅すると共に、事業部門も消滅。僕はNECに出向/移籍になったものの、妻は退職。
当時はソーシャルメディアもなく、ケータイのメールも立ち上がったばかりで、お互いの連絡先も伝えられないまま別れ離れになり、今も音信不通の方々が多いのが悔やまれて仕方ありません。いつか、きっと会えると思っていたものの、時間の経過と共に会える可能性は低くなっています。自分がいけないのですが、時間と共に色々と教えてくださった先輩や同期の名前さえ忘れかけていて、facebookでも探せない始末...。

【2回目の別れ】2012年3月 NECカシオモバイルコミュニケーションズ

2010年に、カシオ日立コミュニケーションズ(CHMC)とNECの携帯電話事業部門が統合され、新設されたNECカシオモバイルコミュニケーションズ。スマートフォンへの急激なシフトと共に、iPhoneやGalaxyなどのグローバルに展開しているモデルを有するAppleやSamsungに単独では対抗できなくなった国内メーカが統合する機運の中、新会社への不安も確かにありましたが、変えなければ変わらないという思いで新会社に期待した当時。
僕らが育ってきた文化とは違うカシオ・日立の方々との2年間は、熱く意見を交えることもありましたが、NEC単独の時より多様な課題解決のアプローチが見えてきて、時間が経つにつれ楽しく、明るい気持ちになってきました。ただし、様々な理由で業績回復が伴わなず、焦りが生じ始めていた頃、新しい出会いがありました。2011年4月と7月の異動で出会った新チームメンバーとの活動はハンパなく印象深く、そして、業績回復につながる実績も残せて、再生できるという自信にも繋がった1年間でした。しかし、この充実した時間がしばらく継続すると思っていた矢先に、第1弾のリストラが始まり、チームメンバーの一人であった日立出身の彼女は、日立に戻ることになり、辛い別れとなりました。すべてにおいて優秀な彼女とは、商品企画だけでなく、会社拡張の活動も一緒にチャレンジさせてもらったので、facebookでツナガっているとはいえ、また、違う環境で活躍されているとは頭でわかってはいるものの、気軽に相談できない寂しさを今でも感じています。

【3回目の別れ】2012年9月 NECカシオモバイルコミュニケーションズ

最初の会社が消滅し、携帯電話事業部門に引き取ってもらったのですが、スピード感がまるで違う仕事環境に心身共に付いていくことができず、当初は度々休んでいました。そのような僕にも温かく接してくれて、スピード感ある仕事のスタイルを教えてくださった先輩や仲間が、今日、退職され、新しい出発をされていきました。その方々とのエピソードを簡単に振り返ってみます。

●新入社員の頃からマーケティングや商品企画のノウハウを丁寧に、優しく教えてくださったSさん。何にもできなかった新入社員当時を見られていたという照れくささ以上に、常に新しい気づきやノウハウを提供してくださる先見性に見習うことが多すぎて、頭が上がりませんでした...。
●会社で3回泣いたことがあるのですが、その1回の場で戦ってくださったTさん。相手の理不尽さに悲しくなり思わず泣き始めてしまった僕の横で、その相手に殴りかかろうとした武勇伝も忘れられません...。(女性ですw)
●NECホームエレクトロニクス時代から一緒だったNさん。常にかっこよくて笑顔を絶やさない、優しいお兄さんとして憧れの存在でした。
●マーケティングを進める中、僕自身にはわからない“母”としての視点で多くの気づきをプレゼントしてくださったHさん。
●プロジェクトの週次レポートを期限までに出さない僕を、優しい笑顔で待っていてくださったNさん。
●短期間でしたが、同じグループで熱い思いをぶつけ合えたHさん。多様な価値観が揃うチームの可能性や重要さを再認識させてくださいました。
●情報収集&分析に長けて、いつも色々と教えてくださったAさん。僕にとってのキュレーターでした。
●「日本Androidの会」の幹事だけでなく、あらゆる分野で活躍されていて、社内外という枠を超えて活動することの大切さを教えてくださったS先生。
●ドラクエのプリインストールという大きな仕事もそうだし、プライベートでも色々と冒険させいただいたNさん。

他にもステキな方々が新しい出発をされていきました。
本当に、ありがとうございました。そして、これからも、よろしくお願いいたします。


katuhiko0821-NEC玉川


NECの早期退職制度に2393人が応募、対象者の15%
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20120828/418802/

NECは2012年8月28日、本社やグループ会社の正社員を対象とした早期退職制度に2393人が応募したと発表した。応募要件を満たす社員は約1万6000人で、対象者の約15%が応募したことになる。2011年度決算で事業構造改善費用として298億円を計上していたが、2012年4~9月期に約29億円を追加計上。1人当たり平均約1300万円となる。

 NEC本体のほか、NECソフトなどグループ会社の間接部門、携帯電話事業やサーバーやストレージなどのコンピュータ機器の事業部門に在籍する勤続5年以上の40歳以上の正社員が対象だった。

 早期退職制度の利用者に対し、退職金に加えて特別転進支援加算金の支給、再就職支援会社を通じた再就職支援サービスを提供する。応募した社員は9月28日付で退社する。

 NECは1月に事業構造改善の一環として、NECとグループ会社で正社員や派遣社員を合計約1万人削減すると発表していた。今回の早期退職の募集により完了するという。

2012年9月4日火曜日

映画『ニッポンの嘘〜報道写真家福島菊次郎90歳〜』

「B to C」から「B with C」へ。そして、「B with C for Social」へ。
ソーシャルシフトを通じた生活トレンドを表現する関係性として、最近、多用しています。

リーマンショックや311東日本大震災による不況や不安がデフォルト化した中、身の丈ほどほどの自分基準のハピネスや、自分にできるコトを見つける。自分にできるコトが他人の役に立つ。ツナガリによる自分探しと社会参画(貢献)を通じて、社会の中での自分の居場所を作る。

この前提となるのが「ツナガリ」。
ツナガリを通じて、知らないことを知る。自分が成長して新しい価値を創出する。仲間と一緒だからこそ、仲間が応援してくれるからこそ、何かができそうな気がするし、行動につながる。

では、ツナガリがないと社会参画(貢献)できないのか?

そんな疑問を感じていた時に、ふと目にした映画の予告編。
たった一人で、常に社会を直視し続けてきた報道写真家 福島菊次郎さん 90歳を知るために、映画『ニッポンの嘘~報道写真家福島菊次郎90歳~』を観てきました。

政治に疑問を感じていて、政府を攻撃しているからこそ、年金を受けない生活を自ら選んで送る意志の強さ。
広島の原爆被害、東大紛争、ウーマンリブ、三里塚闘争、水俣病、自衛隊などの「事実」を直視し、「事実」を伝え続け、「事実」を探求し続ける。それらは、これから起こりえる「未来の事実」で、過去の過ちを繰り返さないようための使命感と感じました。

たった一人で、今も、事実を伝え続けることで、社会や未来をデザインしている福島菊次郎さん。
映画を観終えた今、「ツナガリがないと社会参画(貢献)できないのか?」という問いに対して、自分の中では答えが見つかっていませんが、少なくても、福島菊次郎さんは一人で成し遂げたという事実だけは忘れません。

いや、僕に、勇気がないだけの気がしてきました... (・_・;)


映画『ニッポンの嘘~報道写真家福島菊次郎90歳~』
http://bitters.co.jp/nipponnouso/

katuhiko0821-ニッポンの嘘

2012年8月10日金曜日

DVD『借りぐらしのアリエッティ』

DVD『借りぐらしのアリエッティ』。

弱肉強食による単一化への進行でなく、生物多様性を前提に、異なる種別の存在を認め合うことの大切さを再認識させてくれた作品。人の世界も同じ。お互いの個性を尊重し、認め合うことが大切。ただし、すべてが理想どおりには進まない。最終的に、弱い立場にあるアリエッティの家族が、次の住む場所を求めて旅立ったのが悲しくもあり、現実だとも思った。そのような社会を少しずつでも変えていきたいとも思う。

年頭に掲げた今年の目標を実現するのに残された月日は4か月ですが、焦らずに一歩を刻める日を楽しみに待ちたいと思います。

<今年の目標>
2012年は、2011年に会社を中心とした社内外で実現した“繋がり”と“拡張”の「場」を「継続」しながら、社会に貢献するための一歩を踏み出す一年にします!


借りぐらしのアリエッティ [DVD]/スタジオジブリ

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2012年7月17日火曜日

DVD『アントキノイノチ~プロローグ~天国への引越し屋』

katuhiko0821-アントキノイノチ


昔、プロレスファンだったこともあり、タイトルに惹かれてレンタルした『アントキノイノチ~プロローグ~天国への引越し屋』。(でも、猪木派ではなく、馬場派でした。)
映画の放映に先駆けて、2011年11月にTBSでドラマスペシャルで放映された作品。

遺品整理業者「クーパーズ」に、原田泰造演じる佐相の入社当時のエピソード。
誰もが他人に理解されず、自分だけで抱える悩みや拘りを持っており、その閉塞感や寂しさに触れられる物語。佐藤江梨子が演じる瞳の「はぁ、がんばっているのになぁ」という一人っきりの部屋での、誰にも届かない独り言が寂しすぎたし、色々と考えさせられました。


ドラマスペシャル『アントキノイノチ~プロローグ~天国への引越し屋』
http://www.tbs.co.jp/antoki-prologue/

2012年7月16日月曜日

映画『スープ〜生まれ変わりの物語〜』

有楽町を歩いていたら見つけた昔からあるような映画館「スカラ座」を見つけて、ぶらりと入って観た映画『スープ~生まれ変わりの物語~』。
昔ながらの映画館、落ち着いて映画を楽しめる雰囲気がいいですね。


中学生(15歳)の娘を残して、いきなり訪れた死。
あの世で、前世の記憶を残したまま、生まれ変わりの時を待つ死後の人々。
生まれ変わるためには、伝説のスープを飲めばいい。そうすれば、生まれ変わり、また、新しい人生が始まる。だけど、娘のことを忘れたくない、そして、娘に会いたいと願う父。前世の記憶を残したまま生まれ変わる方法に辿り着き、そして、生まれ変わった父。

全盛の記憶が戻ったのは、それから16年後。父が16歳の高校生として、31歳の結婚式を間近に控えた娘と再会。
勇気を振り絞り、娘の前に立つ父。娘に「あなたのお父さんから預かったメッセージがあります」と語りかける父。結婚式の当日、父のことを知るはずもない高校生から語りかけられ、最初は怪訝そうな表情を見せる娘。だけど、高校生の格好をした父から語りかけられる言葉に涙する娘。
「あなたのお父さんは、(娘の)友達の万引きに居合わせた時、あなたは万引きをしていなかったのに、お父さんは怒りましたね。友だちからも、あなたは関係ないから怒らないでと言われながらも、ついつい、あなたを怒ってしまったことを、お父さんはずっと後悔していました。」
「そして、もう一つ、“結婚、おめでとう”」。

たった一つの気持ちを伝えられずに、相手と永遠に別れることになったら、どんなに辛いだろう。それが、最愛の家族であれば尚更のはず。

この瞬間が永遠に続く訳でもなく、もしかしたら、急に途絶えるかもしれない。(そんなの嫌だ...。)
この瞬間を大切に生きることを改めて教えてくれた作品でした。

あっ、そして、スクリーンの中の娘が高校生(の父)に涙した時、僕も泣いちゃいました...。


『スープ~生まれ変わりの物語~』公式サイト
http://www.soup-movie.jp/




2012年7月15日日曜日

Future Innovation Cafe「森林再生」カフェ

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企業間フューチャーセンターLLP主催のFuture Innovation Cafe、第37回のテーマは「森林再生」。

今回は、株式会社トビムシ、ワリバシカンパニー株式会社の代表取締役 竹本吉輝さん、コクヨファニチャー株式会社 加賀谷廣代さんをお招きしました。お二方の活動を紹介していただき、その内容についてダイアログを通じて「森林再生」について考える場。

お二方共に、「間伐材」の有効利用を通じた森林再生について、多くの活動事例や考えを紹介してくださいました。


間伐材 wikipediaより
間伐材(かんばつざい)とは、森林の成長過程で密集化する立木を間引く間伐の過程で発生する木材のことである。間伐材は、小径木(末口14cm以下)は、杭などの土木用材として利用されていますが、中目材(末口径16~22cm)は、効果的な活用方法がなく、建築用途の需要が少ない。しかし、カラマツなど樹種によっては、長さ4mで末口径22cm以上のものは、大断面集成材用ラミナや内装材として利用されるようになってきている。今後、人工林の成熟により、さらに中・大径木の建築用途への利用が課題となる。


ワールドカフェの各ラウンドの問い
Round1. 竹本さんの話を聞いて何を感じましたか?
Round2. 加賀谷さんの活動について、どう思いましたか?
Round3. 多くの人が森林に関心を持つために、今後、どうしていきますか?


森林の成長過程で、育ちのよい木々の成長を妨げないように、陽が当たるように間引かれる、つまり、伐られてしまう間伐材。間伐材は十分に成長していないが故に質的な面で用途需要が少なく、市場売価より、配送費用等によるコストの方が高くなってしまうため、森林に放置されてしまう。
この間伐材に付加価値を見出して、活用している竹本さんと加賀谷さんの活動。
例えば、間伐材を利用した割り箸「和RE箸」。
割り箸の大量消費による森林破壊が問題視されていますが、それは南米等の自然を「破壊」して製造される割り箸だから。「和RE箸」は日本の間伐材を利用。日本では年間250億膳の割り箸が消費されますが、捨てられる間伐材、それも日本の間伐材だけで、250億膳の割り箸の消費を満たすことが十分にできるとのこと。偏った報道や知識が、正しい活動を許容させづらくしている悲しい実態...。

森林の話を聞き、そして、参加者とダイアログをしていたら、「木」と「人」、「森」と「組織(会社)」を同様に感じるようになってきました。

密集した木は陽が当たらず十分に成長できない。画一化された未成熟な木にしかならない。
木を成長させるためには、陽を当てるために、木(間伐材)を伐ることで、森をデザインする必要がある。
個性を伸ばすために、組織をデザインすることの大切さ。
「効率」を求めるために画一的な従業員を作り出すのではなく、個々人の能力を発揮させて「効果(価値)」を最大化させることの大切さ。

一方で、陽を当てるために、間伐材的な役割を果たす方もいる。伐られて終わりでなく、付加価値を見出して、陽を当てられた方とは違う「効果(価値)」を生み出す仕掛け作り。

そして、木と同様に、人はすぐには育たない。
木を育てるためには森のデザインが不可欠で、同様に人を育てるには組織のデザインが不可欠
だと気づかせてくれた場でした。


株式会社トビムシ http://www.tobimushi.jp/
ワリバシカンパニー株式会社 http://warebashi.com/
コクヨファニチャー株式会社 http://www.kokuyo-furniture.co.jp/

2012年7月10日火曜日

『2時間でおさらいできる日本史』(石原拡親)

小学生の頃、大好きだった日本史。毎月1冊ずつ発売される『学習まんが少年少女日本の歴史』を発売日に買うために、学校から帰ってきたら、まっしぐらに書店まで自転車で突っ走った思い出。とにかく、発売日が待ち遠しい日々でした。

それから30年弱の月日が経った今。
ヴィレッジヴァンガードで見つけた『2時間でおさらいできる日本史』。
昔の日本史好きの血が騒ぎ、・・・とは思いつつ、マンガでなく文字という不安もありながら「2時間でおさらい」というコピーに惹かれて購入。
そして、2時間ではなく、見事に1か月を要して、ようやく読み終わりました...。ふぅ (´Д`)ハァ…

やっぱり歴史って面白いですね。歴史は繰り返されるということがわかります。
また、歴史は積み重なっているということ。
上述した『学習まんが少年少女日本の歴史』も、小学校の頃は全20巻でしたが、今はバブル時代も描かれた21巻目が発刊されているし。『2時間でおさらいできる日本史』も、2010年12月発行なので、菅直人内閣までが描かれていました。

それにしても、小学生時代の印象は強く、登場人物は『学習まんが少年少女日本の歴史』のキャラクターを思い浮かんでいました。

ちなみに好きだった歴史上の人物は、桓武天皇、徳川吉宗。あと、あんまり鮮明な記憶はないのですが、原敬。人物像より、初めての政党内閣というのが印象深かったのかな?


2時間でおさらいできる日本史 (だいわ文庫)/大和書房

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学習まんが少年少女日本の歴史(23冊セット)/小学館

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まんが日本史 (当時、日本テレビ系列で放送)



2012年7月9日月曜日

Future Innovation Cafe「就活・採用」カフェ

katuhiko0821-就活・採用カフェ2

2012年 7月 5日(木) 18:30-

企業間フューチャーセンター主催のFuture Innovation Cafe、第36回のテーマは「就活・採用」。

リーマン・ショックや311以降、あらゆる価値観の再定義が進む中、広がるセルフブランディングと社会貢献(地域デザイン)への参画。個人と社会に大きな注目が集まる中、昔ほどの依存度がなくなりつつある企業(・・・というより終身雇用制度かな?)。働き方も再定義が進む一方で旧態依然の名残が強く残る「就職活動」。共に社会の一員である学生と企業人。学生から見た「就職活動」と、企業人から見た「採用」について、学生と企業人、それ以外の方々も交えてワールドカフェ形式でダイアログを実施。


ワールドカフェの各ラウンドの問い
Round1. ぶっちゃけ、「就活」って、どう思いますか?
Round2. 「就活・採用」の制度がたった今、日本から無くなりました。あなたなら、どうしますか?
Round3. まったく新しい「就活・採用」の形を作るとしたら、どのようなものがよいですか?
Round4. あなたが、新しい「就活」に対して、やってみたいと思うことは、どんなことですか?


今回も多くの気づきを得た場でした。

そもそも、最も身近な血縁関係である「子ども」でさえ、授かるかどうか、また、男の子か女の子かさえも選べない。そう考えれば、就活/採用という短期間でのマッチングで最高の結果を得られるのは奇跡とも言える。だから、「失敗」を前提とした採用&雇用の仕組み、つまり、転職や異動がしやすいとか、プロジェクト単位での雇用制度にするとか、
もしくは、長期間を要してマッチングを確認し合えるような就活/採用期間にするとか、そんな自由度が求められている気がしました。

日本では就職イベントや転職イベントと銘打って、多くの企業が一同に介する風景が日常ですが、欧米では、学生たちが集まり、個々人がアピールする場があることを初めて知りました。そこに企業が集まり、求める人材を探す。
片方向の仕組みだけでなく、欧米のような仕組みも普及して、双方向に求め合える場が広がれば、ステキだなと感じました。きっと、数年後には、そのようになっている気がします。なんとなくですが、確信に近い想像。


当日のダイアログ(対話)風景やアウトプット

ダイアログ(対話)風景
http://www.facebook.com/media/set/?set=a.406923196009488.78507.169601343075009
http://www.facebook.com/media/set/?set=a.407224129312728.78597.169601343075009

各グループのアウトプット
http://www.facebook.com/media/set/?set=a.407225452645929.78598.169601343075009

2012年6月20日水曜日

Future Innovation Cafe「柔軟な働きかた」カフェ

katuhiko0821-柔軟な働きかた


企業間フューチャーセンター主催のFuture Innovation Cafe、第34回のテーマは「柔軟な働きかた」。

柔軟シリーズの第1弾として開催された今回のイベント。
2部構成で、第一部は「働く人」をサブテーマに、Great Place to Work® Institute Japan代表 和田彰さんを、
第二部は「働くための社会構造」をサブテーマに、日経BP 日経マネー編集部 副編集長 野村浩子さんをゲストスピーカーとしてお迎えし、参加者の一人としても、事前の期待度が高まるイベントでした。

しかし、現実は、「柔軟な働きかた」を実現できていない自分を見つめるはめに …(;´Д`)ウウッ…


15:00- 第一部「働く人」のイベント開始

このイベント含めてトリプルブッキングしていた内の一つである社内打合せに参加。
元々、第二部から参加予定だったので、この社内打合せは、自分の選択だったし、充実した社内打合せになりました。ここまでは、いい感じ。

18:00- 第二部「働くための社会構造」のイベント開始

社内打合せも終えて、会場に到着しているはずが、まだ、会社...。
今日が期日の案件について、最後に意見が分かれて、作業はSTOPし、延々と意見のぶつかり合い。チームメンバーに「岡本さんも怒ることがあるんですね」と言われるくらい、凝り固まった思考での仕事モード。

20:20 会場に到着

ゲストスピーチ、ワールドカフェも終わり、各グループからの発表タイムの最中に会場入り。ラスト2つのグループ発表をお聞きできただけでしたが、「フューチャー川柳」でお馴染みの川端さんの締めで、15:00~の場の雰囲気や気づきを共有できた気がしました。

  ~以下、フューチャー川柳より~
  柔軟な働き方カフェだなんて、お題が長すぎて使えないのだが、
  こんな風に詠んでみた。

  じ  自分軸
  ゆ  ゆるく動けど
  う  失わず
  なん 何とでもなれ
  な  南無阿弥陀仏

  しっかりとした自分の軸がなければ、ただ流されるだけで、
  そんなんじゃ柔軟でもなんでもない。ただ、軸が硬いと、
  環境の変化でポキッと折れてしまう。何とでも動けるような
  ゆるさが必要なのだ。そして、やるだけやって後は祈るだけと
  いう心の持ちようも、柔軟さといえるのではないか。

21:00 懇親会

懇親会は、しっかりと参加。
これまでもワールドカフェに参加できず、グループ発表からの参加や、懇親会からの参加というのが多いけど、まぁー、いいか(笑)。
懇親会は、この日が誕生日の田口さんのお祝いもあり、とてもシアワセな空間でした。



「柔軟な働きかた」カフェの一日を振り返っての感想

●イベントに参加できなかった原因である仕事モードもアリかな!?って考えが変わりました。すべてが柔軟である必要がなく、フューチャー川柳にあるように「自分軸」を、たまには主張するのもありだし、主張できる「自分軸」がある・見つけられたことはシアワセかもしれない。
●第一部、第二部共に参加できなかったけど、このようにブログを書けるシアワセ。自分が参加できなくても、参加し、気づきを共有してくれる仲間がいるシアワセ。自分がすべてを背負う必要がないという安心感と、仲間への信頼感。
●変わるのが重要なのではなく、「自分軸の幅を広げる」ことが柔軟なのかな?相手を受け止めて、過去~今の自分を受け止める。まずは受け止めること。そうすれば、自然と自分軸の幅が広がる気がしてきました。

2012年6月10日日曜日

国際見本市インテリアライフスタイル2012

東京ビッグサイトで開催されていた「インテリアライフスタイル2012」
短時間しか見ることができませんでしたが、多くの刺激と気づきがあり、とても充実した展示会でした。

見本市なので写真撮影が禁止なので、自分の記憶と、Web上で公開されているプレスリリース情報だけが頼りの綱ですが、気になったアイテムを幾つか紹介します。(自分のメモ用)

インテリアライフスタイル2012
http://www.interior-lifestyle.com/


nasta

http://www.nasta-project.jp/

nastaはスウェーデン語で「明日」という意味。日々の洗濯などの家事を楽しくさせるのがコンセプト。
そこで出会ったのが天井空間の新提案である「AirHoop」。
AirHoopがあれば、部屋干しの風景も美しくなること間違いなし。
天井に取り付けたベースに、必要な時だけポールをぶらさげて、部屋干しをする。
洗濯物だけでなく、観葉植物とかを吊り下げるのもオシャレ。

katuhiko0821-nasta2


OSORO

http://www.osoro.jp/

こちらもMTDO inc.の田子さんがデザインを担当されている「osoro」。日常からムダをなくすといいう発想のウツワ(器)の数々。
ムダをなくすために、器を重ねて使うという発想にシビレました。この展示会で、一番印象に残った作品でした。




こまもり

http://www.komamori.jp/komamori.html

こどもが大切なパパやママ、おじいちゃんやおばあちゃんに書いた絵やメッセージを「お守り」にしてくれるサービス。しかも、刺繍で。この温かさにほっこりしました。

katuhiko0821-こまもり


touch dog

http://tent1000.com/TouchDog.html

株式会社テントさんによるスマホ・タブレット用タッチペン。このカワイさだけでなく、鼻先のタッチ部のクオリティに拘られたとのことであり、他のタッチペンより確かに感度がよかったです。

katuhiko0821-touch dog


tokyobike

http://tokyobike.com/

「山を走るのがマウンテンバイクならば、東京を走るのがトーキョーバイク」というのがコンセプトとのこと。コンセプトもステキですが、デザイン、そして、コストパフォーマンスまで全てがステキでした。TOKYOBIKE LITEは、35,000円♪

katuhiko0821-tokyobike


BANG!

http://bitplayinc.com/BANG

bitplayさんによるデスクランプ。ピストルの形をしたリモコンで、撃つ動作をするとランプが点灯/消灯すると同時に、ランプシェードが傾くという仕掛け(笑)。




NECライティング 有機EL照明

http://www.nelt.co.jp/information/press/2012-03-02.html

NECグループからもNECライティングが出展していました。なんか、うれしいキモチになります。
有機EL照明を出展。有機EL照明が普及すれば、生活シーンも変わるんでしょうね。

katuhiko0821-NECライティング02


日常の中にも、まだまだ、生活を楽しくするヒントが隠されているなぁ・・・と感じた展示会でした。ヒントは言い換えれば、自分でも気づいていない「不満」。意識化されていない95%の無意識を感じられるセンスを磨いて、これからも企てることに精進していきます!(きっぱり)