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2013年12月24日火曜日

『松下幸之助から未来のリーダーたちへ』(著:松下幸之助・編集:佐藤悌二郎 )


先日のAmazonでのKindleセールで購入した『松下幸之助から未来のリーダーたちへ』を読了しました。しかし、セールで一緒に購入した3冊が未だに積ん読状態です...。


  ●セール対象

  【読了】『佐藤可士和の超整理術』(著:佐藤可士和) 286円
  【  】『吾輩は坊さんである』(著:野口威光) 75円
  【読了】『松下幸之助から未来のリーダーたちへ』(著:松下幸之助・佐藤悌二郎) 95円

  ●セール対象でなかった本

  【  】『裏方ほどおいしい仕事はない!』(著:野村泰彦) 952円
  【  】『2回以上、起業して成功している人たちのセオリー』(著:博報堂ブランドデザイン) 741円




実は、松下幸之助さんのことをよく知りませんでした。戦後の経営者だとばっかり思っていたのですが、戦前からの経営者だったんですね。一生涯、社会のために活動し続ける一貫した姿勢は、尊敬の一言に尽きます。

持続性ある企業になり得たのは、「従業員」や「社会」を常に考え、「従業員」や「社会」にとって正しいと信じることを選択&行動し続けたからだと想います。当たり前のことを当たり前にやることの大切さ、そして、難しさを痛感した一冊でした。

そして、従業員に対して何かを伝える際、先日、読了した『学ぶ気・やる気を育てる技術』でもメッセージングされていましたが、「部下に何かを学ばせたい時、上司は部下の今までの経験と結びつけたストーリーで語ること」が大切ということを復習できた一冊でもありました。


<気になったキーワード>


  • 係の問題は係長の責任、課の問題は課長の責任、部の問題は部長の責任、そして、会社全体の問題はすべて社長一人の責任である。責任経営の大切さを訴え続ける。
  • 自己観照。自分の心をいったん体から離し、外から眺めるように客観的に自分を認識する方法。
  • 自分の働きは自分だけのものにあらずして他人のものでもあり、また他人の働きは自分のものでもある。そういう高い視点に立って物事を考えなくてはならない。
  • どんな状況にあっても責任者であれば、まず自分が反省すべきであり、まして原因を他に求めるなど許されないことである。
  • 朝に発意、昼に実行、夕べに反省。こういう日々を繰り返す。同様に、毎月、毎年にも、初めに発意、終わりに反省を繰り返すことが重要。
  • 失敗した時に表れる真価とは、いかにうまく対処できるかというノウハウではなく、迷惑をかけた人たちに、一人の人間として素直に誠意ある態度をとれるかという心がけにこそある。
  • まず思うこと、信じることがなんにもまして肝要である。その思いが経営に反映される。
  • たとえ1か月でも、1週間、1日、1時間でも早く目標を達成できるように全力を尽くす。そして、目標を実現したら、更により高い目標を設定する。
  • 情報過多の時代において方向を過たずに日々の仕事を進めていくには、自分にとって今必要な情報は何かを的確に捉え、徹底してそれを求めていく姿勢が大切である。
  • 原則として全ての人がなんらかの長所をもっており、必ず何かのかたちで役立て、活かすことができる。
  • 情報がすぐに責任者に伝わるような雰囲気を内部につくっておくこと、部下が自由にものを言いやすい態度を責任者が常に心がけていることが、事業、経営を進めていく上で肝要である。
  • 自分を高めるということは自分自身のためであるが、同時に他人のため、社会のためにもなる。だから、社会人として常に自己の向上に努めなければならない。
  • 「君ならできるよ」という小さな言葉が、相手の心に火をつける。
  • 一回目は経験。二度繰り返したら失敗になる。
  • 日々これ経験、という絶えず反省する姿勢をもって感受性を磨く。


<構成>

第1章 責任を果たす
第2章 熱意をもつ
第3章 衆知を集める
第4章 人を育てる
第5章 先頭に立つ
第6章 みずからを高める



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