第43回「こすぎナイトキャンパス読書会」の課題図書の『「弱くても勝てます」〜開成高校野球部のセオリー〜』。
読書会当日までに読了できず、読書会から1週間かけて、ようやく読了。
個性を引き出す、(強者が作った)既存のルールに縛られない、練習を「基本の習得」と「仮説と検証」の場と捉えるなど、ビジネスにも通じるし、そして、価値観の再定義が進むイマドキの社会全体にも通じる視点に満ち溢れていて、スポーツをした後のような爽快なキモチになれた一冊でした。
そして、同じ作品を体験しながらも読書会に参加した方々は違う感想を抱かれて、その感想を通じて二度楽しかったです。その読書会の様子をtogetterでまとめたのでコチラもご覧ください♪
第43回「こすぎナイトキャンパス読書会」『「弱くても勝てます」開成高校野球部のセオリー』
http://togetter.com/li/655879
<オマケ>
気になったキーワードに挙げた以下、僕も全くもって同じでした。
国語が嫌い。「筆者が言いたかったことは何ですか?」という問題が嫌い。答えは、僕の解釈と大抵違う。文章は理解できるが、「筆者が言いたかったこと」がわからない。
この体験が僕の人生の根底にあると言っても過言ではないです。
そんなことを以前、ブログ「テクニカルライティング」に書きました。テクニカルライティングと、ワールドカフェ&フューチャーセンターとの出会いが僕の人生に明かりを灯してくれました。
<気になったキーワード>
- 苦手と下手は違う。苦手は自覚(想像)。下手は客観的な事実。
- 一般的な野球のセオリーは、拮抗する高いレベルのチーム同士が対戦する際に適用するもの。レベルが低いチームが同じことをしていたら絶対に勝てない。普通にやったら勝てる訳がない。
- 弱者の兵法。上手くなって勝とうとするのではなく、下手は下手で勝つ。
- ドサクサに紛れて勝つ。
- 1試合で各ポジションの選手が処理する打球はだいたい3〜8級。その内、猛烈な守備練習の成果が活かされるような難しい打球は1球あるかないか。
- ピッチャーは際どいコースを狙ってはいけない。ボールばかり続くとゲームが成立しない。ピッチャーとは勝負以前にマナーへの精神が大切。
- 青木監督の指導の背景「あらゆる可能性は理屈で引き出せる」。
- 好きと思えるから努力できる。
- 客観的に正確に怒鳴る。怒鳴っているが命じている訳ではない。
- グランドは練習でなく、実験の場。仮説と検証を繰り返す場。
- 国語が嫌い。「筆者が言いたかったことは何ですか?」という問題が嫌い。答えは、僕の解釈と大抵違う。文章は理解できるが、「筆者が言いたかったこと」がわからない。
- 必要十分な練習を徹底的に追求する。
- 可能性の可能性。可能性を掛けあわせると確率は下がる。いかなる文脈でも可能性をねじ込むのが「教育」なのかもしれない。
- 生徒(選手)たちには「自分が主役」と感じてほしい。バッターボックスでは全員が主役。大人になってからは大胆な勝負ができないから。
- 監督は自分が成し得なかったことを子ども(選手)たちに託している。
<構成>
1回 エラーの伝説
2回 理屈で守る
3回 みんな何かを待っている
4回 結果としての甲子園
5回 仮説の検証のフィードバック
6回 必要十分なプライド
7回 ドサクサコミュニケーション
8回 「は」ではなく「が」の勝負
9回 ややもすると甲子園
謝辞
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