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2013年12月25日水曜日

クリスマス


娘が準備した(...というか一年中飾ってある)X'mas用の靴下にプレゼントを入れると手紙が入っていました。なぜか川柳が書いてあるし。「サンタさん えんとつないいえ どうはいる」。笑っちゃいました。
あと、「ことしたのんだ“ポケットモンスターX”をもってきてくれて、まことにありがとうございました」って、コレ以外のプレゼントは受け付けないぞ!という意思表示まで(笑)。


(2013年12月25日 facebookの投稿より)



2013年12月24日火曜日

『松下幸之助から未来のリーダーたちへ』(著:松下幸之助・編集:佐藤悌二郎 )


先日のAmazonでのKindleセールで購入した『松下幸之助から未来のリーダーたちへ』を読了しました。しかし、セールで一緒に購入した3冊が未だに積ん読状態です...。


  ●セール対象

  【読了】『佐藤可士和の超整理術』(著:佐藤可士和) 286円
  【  】『吾輩は坊さんである』(著:野口威光) 75円
  【読了】『松下幸之助から未来のリーダーたちへ』(著:松下幸之助・佐藤悌二郎) 95円

  ●セール対象でなかった本

  【  】『裏方ほどおいしい仕事はない!』(著:野村泰彦) 952円
  【  】『2回以上、起業して成功している人たちのセオリー』(著:博報堂ブランドデザイン) 741円




実は、松下幸之助さんのことをよく知りませんでした。戦後の経営者だとばっかり思っていたのですが、戦前からの経営者だったんですね。一生涯、社会のために活動し続ける一貫した姿勢は、尊敬の一言に尽きます。

持続性ある企業になり得たのは、「従業員」や「社会」を常に考え、「従業員」や「社会」にとって正しいと信じることを選択&行動し続けたからだと想います。当たり前のことを当たり前にやることの大切さ、そして、難しさを痛感した一冊でした。

そして、従業員に対して何かを伝える際、先日、読了した『学ぶ気・やる気を育てる技術』でもメッセージングされていましたが、「部下に何かを学ばせたい時、上司は部下の今までの経験と結びつけたストーリーで語ること」が大切ということを復習できた一冊でもありました。


<気になったキーワード>


  • 係の問題は係長の責任、課の問題は課長の責任、部の問題は部長の責任、そして、会社全体の問題はすべて社長一人の責任である。責任経営の大切さを訴え続ける。
  • 自己観照。自分の心をいったん体から離し、外から眺めるように客観的に自分を認識する方法。
  • 自分の働きは自分だけのものにあらずして他人のものでもあり、また他人の働きは自分のものでもある。そういう高い視点に立って物事を考えなくてはならない。
  • どんな状況にあっても責任者であれば、まず自分が反省すべきであり、まして原因を他に求めるなど許されないことである。
  • 朝に発意、昼に実行、夕べに反省。こういう日々を繰り返す。同様に、毎月、毎年にも、初めに発意、終わりに反省を繰り返すことが重要。
  • 失敗した時に表れる真価とは、いかにうまく対処できるかというノウハウではなく、迷惑をかけた人たちに、一人の人間として素直に誠意ある態度をとれるかという心がけにこそある。
  • まず思うこと、信じることがなんにもまして肝要である。その思いが経営に反映される。
  • たとえ1か月でも、1週間、1日、1時間でも早く目標を達成できるように全力を尽くす。そして、目標を実現したら、更により高い目標を設定する。
  • 情報過多の時代において方向を過たずに日々の仕事を進めていくには、自分にとって今必要な情報は何かを的確に捉え、徹底してそれを求めていく姿勢が大切である。
  • 原則として全ての人がなんらかの長所をもっており、必ず何かのかたちで役立て、活かすことができる。
  • 情報がすぐに責任者に伝わるような雰囲気を内部につくっておくこと、部下が自由にものを言いやすい態度を責任者が常に心がけていることが、事業、経営を進めていく上で肝要である。
  • 自分を高めるということは自分自身のためであるが、同時に他人のため、社会のためにもなる。だから、社会人として常に自己の向上に努めなければならない。
  • 「君ならできるよ」という小さな言葉が、相手の心に火をつける。
  • 一回目は経験。二度繰り返したら失敗になる。
  • 日々これ経験、という絶えず反省する姿勢をもって感受性を磨く。


<構成>

第1章 責任を果たす
第2章 熱意をもつ
第3章 衆知を集める
第4章 人を育てる
第5章 先頭に立つ
第6章 みずからを高める



2013年12月21日土曜日

『学ぶ気・やる気を育てる技術』(著:寺田佳子さん)


今年6月に開催された、内田洋行/ワークプレイスさんが主催する「屋台大学」で講演をお聴きした寺田佳子さん。その寺田佳子さんの著書『学ぶ気・やる気を育てる技術』。サインまで入れていただいたのに、読了するのに半年間を要してしまいました。スミマセン...。

僕の仕事のキャリアは、ずっと携帯電話の商品企画をしてきて、2008年からはマーケティング担当に。そして、2011年に一度、商品企画に出戻りし、そして×2、2012年から再びマーケティング担当に。

新しいチームメンバーと迎えた2年目の今年。当時(・・・と言っても半年前ですが)、厳しい事業環境下、リストラが進み、希望の有無に関わらず、マーケティングの楽しさを感じ始めていた仲間が少しずつ新しい職場への異動を迫られていた時期。
チームメンバーに何を伝えられるのか、自分自身も何を心がけて仕事に向き合うべきなのか、と自問自答する日々だったのですが、そのような中、屋台大学で寺田佳子さんのお話しを拝聴できたのは、しかも、チームメンバーと共に拝聴できたのは、神様のプレゼントとしか思えないような体験でした。

僕自身、マーケティングという仕事柄、多くの出会いや体験に溢れる日々で、楽しく、そして、何かしらの学びに出会う毎日。新しいチームメンバー何かを伝えたいと思っていましたが、学びの場がある日々だけで、僕も含めたチームメンバーは、言葉で表現しないにしろ、常に伝え合い、常に学び合えていたのだろうと...。こんなことを考えたり、新しいチームメンバーとの共通体験を感傷的に振り返ることのできた一冊でした。

オススメの一冊です。

屋台大学にお招きいただいた内田洋行/パワープレイスのみなさん、著者である寺田佳子さん、ありがとうございました!






<気になったキーワード>


  • 「(部下に)教える」よりも「(部下の)学ぶ気・やる気を育てる」こと。それが「学びのマネジメント」。
  • 組織の競争力UPには、上司も部下も同僚も含めたフラットで流動的なネットワークの中で、多彩な情報や意見を活発に交換して互いに学び合う場が必要。
  • 「学び」は現場で起こっているからこそ、「学び」をマネジメントできるのは現場の上司やリーダーだけ。
  • 月並みな上司はひたすら指示する。良い上司は仕事のダンドリを教える。頼りになる上司は上手いやり方をやってみせる。優れた上司は部下をやる気にさせる。
  • コドモとオトナの学び方。先生が示した目標を達成するのがコドモのゴール。自分に何か新しいメリットを得るのがオトナのゴール。
  • 部下に何かを学ばせたい時、上司は部下の今までの経験と結びつけたストーリーで語ること。
  • マネジメントのツボは、部下の過去の経験を最大評価すること。
  • 「学びの根回し」の4ステップ。上司がモデルを示す。部下の挑戦をサポートする。危ない場所に足場を作る。徐々に身を引く。
  • 「どの子も育つ。育て方ひとつ」(スズキ・メソッド創始者 鈴木鎮一さん)
  • ポジティブフィードバックのコツ。まず褒める。具体的に説明する。タイミングよくコミュニケーションをとる。
  • 「自分がデキる」より「チームがデキる」「会社がデキる」ようにする方が評価が高いことを示すのが上司の役割。
  • 評価をするには、「指標」「基準」「タイミング」の3つが大切。
  • 部下をダメにする6つの落とし穴。①上司が一方的にひたすらしゃべる、②正しいことばかり述べる、③必要な情報だけ一方的に伝える、④失敗は恥ずかしいことだと怒る、⑤部下に何もさせない、⑥「時間がない」と言う
  • 「学び続ける人がリーダーになる」(元GE CEO ジャック・ウェルチ)



<構成>

序章 なぜ「教える」より「学ぶ気・やる気を育てる」が必要なのか?
第1章 オトナはどうやったら学ぶのか?
第2章 部下の学びの下準備
第3章 部下のやる気をアップさせる技術
第4章 部下に自信をつけさせる評価の技術
第5章 部下の学びを支援するコミュニケーションの技術



2013年12月20日金曜日

タクシー帰り


今週は、3回タクシー帰り。こんな頻度でタクシーを使うのは超久々。1回は、雨のため、武蔵小杉から自宅まで。2回は、終電を逃して東京から自宅まで。賞与支給の直後だからできることで、その分、お小遣いは無しに。でも、楽しいから全然O.K.♪・・・かな(笑)

で、今晩は、個人タクシーで、運転手の方は72歳(だったはず)。昭和43年にタクシー業界に入り、昭和55年からは個人タクシーの運転手に。色々な話を聞かせていただきました。

  • タクシーの運転手は運動不足のため、若くして亡くなる方が多いとのこと。この方は、55歳まで野球を、そして、今はご夫婦で卓球をし、運動不足を解消&健康づくりをしているとのこと。朝6時まで仕事、3時間ほど睡眠し、その後、卓球。そして、また3時間ほど睡眠した後、仕事をするらしい。しかも、奥さまと一緒に卓球をしているとのことでステキすぎ。
  • 個人タクシーは制度変更後は定年があるが、制度変更前は定年は「無」。90歳を超えるタクシー運転手もいるらしい。この方も、お客さんが危険を感じない限りは仕事を続けたいとのこと。運転が軽やかで、とっても心地よかったです。
  • 今晩は30分以上タクシーをつかまえることができなかったのですが、高速道路の出口はつかまえやすいとのこと。遠距離のお客様を送って帰ってきたタクシーを狙うのがいいらしい。
  • 昭和時代は料金以上にお金をくださる方がたくさんいた。都市伝説で言われる1万円札でタクシーを止める的なやつ。駅からお客さまを送った後も、帰り道にお客さまがつかまるケースが多かった。なので短距離のお客さまでも歓迎だった。最近は行きの分(片道)だけしかお客さまがいないので、短距離のお客さまだと収入は減少気味に。そのため、乗車拒否をするタクシーが増えた。特に個人タクシー。この方は一切乗車拒否をしないため、風評被害の影響があるらしい。乗車拒否をしないでコツコツ仕事すれば、不況の中でも十分にタクシーの運転手でも、(贅沢ではないにしろ)豊かな生活はできるとのこと。

ココロ豊かなタクシーの運転手さんでした。




(2013年12月20日 facebookへの投稿より)


2013年12月17日火曜日

商品やサービスの、その先に。


チャレンジしている彼らの姿を振り返りながら、自分の入社当時の貴重な経験も思い出していました。ワープロの商品企画担当だった当時に出会った脚本家 原田佳夏さん。原田さんとの出会いで学んだこと、それは「商品やサービスの、その先に」。当時、僕はワープロをつくっていましたが、ワープロを使って脚本ができ、その脚本から舞台がつくられることを実感した体験。あれから、もうじき20年。今でも鮮明に覚えている思い出。一生忘れない思い出。





原田佳夏さんのブログ「私の愛したキカイ」
Vol.6「ワープロ、その名は・・・(後半)」
Vol.7「思いのままのワープロ」
http://www5a.biglobe.ne.jp/~hararara/page27.htm

NECのブランドと、僕のブランディング
http://www.slideshare.net/katuhiko0821/nec-16755691


(2013年12月17日 facebookの投稿より)

2013年12月16日月曜日

ぱぱとままになるまえに


2012年2月にNECカシオモバイルコミュニケーションズとして参加した小学生向けのイベント「ものづくり体感スタジアム」。その時に出会った「ぱぱとままになるまえに」の代表 西出博美さん。その日以来、彼女の姿勢に共感して応援し続けています。
今回、READYFOR?で「ぱぱままっぷ」のプロジェクトが成立し、お礼メールが届きました。手書きのメッセージもうれしいですが、プロジェクトが成立したことが自分事としてうれしすぎています。今日一日、テンパッて家に閉じこもっていましたが、このうれしいプレゼントが届いて、ほっこり&にったりとした一日でもありました。
ありがとうございました♪





「ぱぱとままになるまえに」facebookページ
https://www.facebook.com/papa.mama.narumaeni


(2013年12月16日 facebookの投稿より)

2013年12月9日月曜日

『かぐや姫の物語』と、第4回「こすぎの大学」


高畑勲監督の『かぐや姫の物語』を娘と観てきました。

『竹取物語』を忠実に美しいアニメとして表現したなぁーというのが感想です。
高畑勲監督の丁寧、かつ、忠実な作品の仕上げ方に感動すると同時に、美しいものを美しく表現(再現)することの難しさも感じた作品でもありました。




印象に残ったのは、かぐや姫が山村での生活を離れて、金銭的には不自由のない裕福な都生活を送りながらも心は満たされず、「生きている証を感じ続けたい」と呟いたシーン。

何のために生きているのか?
誰のために生きているのか?
誰に生かされているのか?


『かぐや姫の物語』を観た二日前に、第4回「こすぎの大学」を開催。テーマは「武蔵小杉を生きる」。川崎市立井田病院 西智弘先生に「生きること」「死ぬこと」をプレゼンテーションしていただき、その後、参加者の方々と「老いながら自分らしく生きるためにできること」を探求しました。




生きることは、老いること。老いることは、(何かを)失うこと。

「生きる」=「老いる」=「(何かを)失う」

これまで、生きることは経験などを積み重ねていくことをイメージしてしまう自分でしたが、「老いる」「(何かを)失う」と考えるきっかけになりました。

より具体的に自分事として考えることができたのは、西先生が準備してくださった「喪失体験ゲーム」のおかげ。6枚のカードに、イメージしながら「家族」「友人」「お金」「健康」「役割」「趣味」を書きます。その後、西先生とジャンケンをし、負けるかあいこだと、失ってもいいカードをビリビリと破ります。このジャンケンを5回繰り返します。

僕は3枚のカードが残りました。残ったカードは「家族」「健康」「役割」。破ったカードは、破った順番に「趣味」「お金」「友人」。これ以上、ジャンケンに負けないでよかったと思っています。残った3枚のカードは失いたくないものばかりですし、上述した内容と関係性が強い対象だから。

何のために生きているのか? 「家族」「役割」
誰のために生きているのか? 「家族」
誰に生かされているのか? 「役割」

そして、そもそも生きるために不可欠な「健康」。


生きることは老いること、そして、(何かを)失うこと。これが現実ではあるものの、かぐや姫同様、生きている証を感じ続けながら毎日を大切に生きていこうと思った週末でした。

だけど、初日から夜更かし。健康によくないですね(笑)。





【ご紹介】

「こすぎの大学」は、2014年より毎月第2金曜日 19:28〜21:00に開催します。
ぜひ、お時間&ご興味がありましたら、ご参加ください。

「こすぎの大学」facebookページ
https://www.facebook.com/kosuginouniv









2013年11月30日土曜日

関東学生マーケティング大会2013 最終発表会


先週末(11/30)に参加した関東学生マーケティング大会最終発表会。僕は実務審査員として参加させていただきました。

今年のテーマは「学生視点のマーケティング」。今年も刺激的な場でした。学生たちが半年間の研究成果を僅か20分のプレゼンテーション時間で余すことなく伝える。湧き上がる思いを抑えつつ、冷静に市場背景や調査結果を述べ、そして、課題解決のための提案は熱くメッセージング。

何よりもうれしかったのが、OB・OG審査員として、過去にチャレンジプロジェクトで同じ時間を過ごしたメンバー(学生)が参加していたこと。当時は学生で発表する立場。あれから4〜5年の歳月が過ぎて、今回は社会人として審査する立場。今回、同じ審査員という立場で再会できたことに感慨深くなりました。継続は力なりですね。継続していたからこそ、このような再会もあった訳だし。これからもチャレンジし続けたいと思います。






※写真をご提供いただき、ありがとうございました。


関東学生マーケティング大会2013
http://10semi.com/


(2013年11月30日 facebookの投稿より)


2013年11月22日金曜日

『佐藤可士和の超整理術』(著:佐藤可士和)


AmazonでKindle用の本がセールだったので、まとめ買い。購入した本は5冊。セール対象の本だけ購入しようとしたのですが、気になる方々の本も購入してしまい、Amazonの罠に見事にハマりました...(((( ;゚д゚))))アワワワワ

セール対象

  • 『佐藤可士和の超整理術』(著:佐藤可士和) 286円
  • 『吾輩は坊さんである』(著:野口威光) 75円
  • 『松下幸之助から未来のリーダーたちへ』(著:松下幸之助・佐藤悌二郎) 95円

セール対象でなかった本

  • 『裏方ほどおいしい仕事はない!』(著:野村泰彦) 952円
  • 『2回以上、起業して成功している人たちのセオリー』(著:博報堂ブランドデザイン) 741円

で、しばらく積読状態、いや、Kindleだから積読という物理的な厚みはないのですが、ほったらかし状態が続き、少し時間ができたので『佐藤可士和の調整理術』を読みました。佐藤可士和さんの普段のお話し同様、ムダがなく、論理的に構成されているので、短時間で読み終えることができました。うん、佐藤可士和さんらしい。


 佐藤可士和の超整理術


僕自身は、仕事で「N702iD」という携帯電話を商品企画した際に、佐藤可士和さんとご一緒し、色々と多くのことを学ばせていただきましたが、その時に頂戴したメッセージが散りばめられている一冊でした。




僕は2000年から携帯電話の商品企画に携わったのですが、佐藤可士和さんとのプロジェクトを担当するまでは、N50XiシリーズやN90Xiシリーズという最新&最高スペックを搭載したモデルの商品を常に担当していました。
今ではモバイルライフでのスタンダードとなったPCサイトのブラウジングですが、当時(2004年頃)はiモードが全盛だったので、誰がPCサイトのブラウジングをするの?という空気感の中、NTTドコモの携帯電話で初めてフルブラウザを搭載したN901iSの企画を終えて担当したのがN702iDでした。そして、それが佐藤可士和さんとの出会いの瞬間でもありました。

N702iDを担当するまでは、新しいモデルを企画する際には、常に「プラス」だけを考えていればよかったのです。最新の機能をプラスする、もしくは、従来機能を改善して最高の機能に仕立て上げる、という感じ。
ぐらぐらゲームを考えていただければいいのですが、「プラス」というのはバランス感覚が求められる一方、何のためにプラスしているのかを忘れてしまう時があるのです。マスコットを乗せていく。乗せていくんだけど、乗せるほどにグラグラする。でも、乗せる。乗せる度ににマスコットが落ちる可能性も高まってくる。実は、マスコットを落とすために、マスコットを乗せているのかも?
何のためにプラスしているかを見誤ったり、忘れてしまうとバランスを崩してしまう。当時の携帯電話は、そのような感じでした。「プラス」の意味をちゃんと捉えているバランスのよいモデルは生活者から選ばれて、そうでないモデルは単なる機能過多でしかなく選ばれない。




そのよう中、佐藤可士和さんからN702iDの原型となるペーパープロトタイプを見せられた時に、僕はいつものように「プラス」視点でペーパープロトタイプを観察し、どのようにマスコットが乗っているのかを考えてしまいました。でも、答えは見つかりませんでした。つまり、当時の僕は、かっこいいデザインの携帯電話ができそうだなぁーとは思いつつも、その良さを理解できなかったのです。

プロジェクトがスタートし、毎週、佐藤可士和さんとミーティングする生活となりました。佐藤可士和さんは僕らにN702iDのコンセプトを繰り返し、丁寧に語ってくれました。徐々にコンセプトを理解しつつも、まだ、自分の中で十分に理解するには至りませんでした。

N702iDは、それまで僕が担当してきた最新&最高機能(スペック)を搭載したシリーズとは異なるN70Xiというシリーズ。なので、想定したターゲット/マーケットに対して、不要な機能(スペック)を「マイナス」するというのは簡単に理解できます。ぐらぐらゲームで言うと、マスコットを無闇矢鱈に載せず、また、バランスを崩すのであればマスコットを下ろすということ。それまでの「プラス」というアプローチに対して、「マイナス」というアプローチ。うん、これは理解できる。

でも、それだけではないのです...。

しばらくして、ようやく気づきました。そもそもグラグラするタワーに、バランスを考えてマスコットを乗せたり(プラス)、下ろしたり(マイナス)するということでなく、グラグラするタワーに問題がある。グラグラしないタワーをつくり、マスコットを再配置することを佐藤可士和さんはメッセージングしていたということに。つまり、視点を変えるということ。俯瞰して眺めることで、問題の本質にアプローチするということをメッセージングしてくださっていたのです。

佐藤可士和さんから学んだこと。それは、「視点を変えて問題を見極め、問題を解決する」ということ。

N702iDは、2006年2月24日に発売しました。佐藤可士和さんと出会ってから、約1年半という長期間のプロジェクトでしたが、僕が「視点を変えて問題を見極め、問題を解決するということ」という佐藤可士和さんのメッセージを理解できたのは、発売して数年が経ってからです。理解したつもりになっていても、理解するという段階に至るまでには長い時間を費やしましたし、その間には佐藤可士和さん以外に多くの方々との出会いが不可欠でした。佐藤可士和さんをはじめとして、多くの方々との出会いに感謝です。


<気になったキーワード>

  • 整理のための整理でなく、快適に生きるための本質的な方法論。
  • クライアントと綿密にコミュニケーションを重ねることで答えが見つかる。問診の重要さ。
  • 自分の作品を作るのではなく、相手の問題を解決する。
  • 状況把握→視点導入→課題設定の順に、課題解決を進める。
  • 問題の本質を突き止めることとは、「何が一番大切なのか」を見つけること。プライオリティをつけること。
  • 捨てることは、不安との闘い。
  • 広告なんて誰も見ていない。
  • 本質を探るということは、一見、物事の奥深くに入り込んでいくイメージがあるが、実は、どんどん引いて離れていくこと。客観的に見つめてこそ、今まで気づかなった本質を見つけられる。
  • 迷ったら具体的なシーンを思い浮かべてみる。
  • 様々な事項のクリエイティブディレクションに関わっているが、深く関わるきっかけになったのが携帯電話「N702iD」のデザインだった。
  • 他人事を自分事にできると、リアリティが生まれる。


<構成>

まえがき
第1章 問題解決のための“超”整理術
第2章 すべては整理から始まる
第3章 レベル1「空間」の整理術 プライオリティをつける
第4章 レベル2「情報」の整理術 独自の視点を導入する
第5章 レベル3「思考」の整理術 思考を情報化する
第6章 整理術は、新しいアイデアの扉を開く
あとがき




2013年11月16日土曜日

DVD『スキージャンプ・ペア Road to TORINO 2006』


なんだかよくわからないけど疲労困憊の週末。ダラダラとソファーで横になりながら、Huluを視聴。寝ちゃいそうなので感動するような作品でなく、ダラダラと観られる作品をチョイス。それが『スキージャンプ・ペア Road to TORINO 2006』。

 スキージャンプ・ペア Road to TORINO 2006


谷原章介がナビゲーターをし、ドキュメンタリー風に仕上げた作品。あくまでも、ドキュメンタリー“風”。途中で寝てしまっても大丈夫なゆる~い作品でした。実際に寝ちゃったし(笑)。ポカポカ陽気で気持ちいいです、今日。



ぜひ、疲れを感じた日に、心を癒やすために観てください。そして、「あくまでもドキュメンタリー風」という世界観を感じてください。

(オマケ)
観ながら、ダラダラとツイートしたまとめはコチラ。(togetter)


マウスによる風洞実験

伝説のチャンピオンがペア・ジャンプに転向

「ミレニアム108」にアントニオ猪木が登場

そして、ランデブー革命