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2014年6月24日火曜日

そうだ、川崎市議会に行こう!

僕が住まう街、神奈川県川崎市。東京と横浜の中間に位置して急速に再開発が進む街。対話を通じて「最幸(さいこう)のまち・かわさき」を目指す福田紀彦市長のもと、市政90周年という節目の年を迎えています。


以前、イベントで知り合った川崎市議会議員 吉田史子さんのお誘いで「そうだ、川崎市議会に行こう!」というコミュニティに参加したのがきっかけで、市議会を初傍聴することに。再開発が進む川崎ですが、中学校に給食が未導入でワークライフバランス上の負担が大きいなどの課題もあります。課題を感じつつも、行政を「身近でない」「どうせ変わらない」と諦めず、まずは市議会を傍聴して、行政の仕組みや内情を知ろうと集まったワーキングママたちと数人のパパ。
傍聴前に事前勉強会。川崎の課題についてワークショップをし、吉田史子議員から川崎市議会の現状をヒアリング。勉強会を通じて感じたのは・・・、

  • 市民の普通と、市議会の普通にギャップがあるかも。“ある”でなく、“あるかも”。
  • そのギャップ解消に取り組んでいる議員さんがいる。
  • 一方で、ベテラン議員は寝ていたり、国会同様のネガティブなイメージは市議会も同様っぽい。


川崎市議会議員 吉田史子さんたちとの事前勉強会

きっかけがあれば、市民の声が集まるんですね

勉強会から数週間後、初めての市議会の傍聴。結論から書くと、従来からの慣習に縛られ、スゴイことがスゴイと伝わらないことにもどかしさを感じた場でした。

傍聴できるのは先着100名。当日の傍聴者は10名程度。僕らの仲間が5人だったので、普段は数人ということ!?

市議会が始まりました。当日は、自民党と公明党による代表質問と答弁。まずは、自民党 廣田健一議員による代表質問。国会同様の原稿読み上げが1時間続きました。その間、議員や市の各担当局長たちは黙って聴くだけ。議場には必要最低限の持ち込みしか許されておらず、パソコンやスマホ、不要な資料なども持ち込み禁止。質問内容で気になった点をググることもできず黙って聴くのみ。非生産的な時間。僕は市議会の様子をtwitterで中継していたから起きていられたものの、そうでなかったら爆睡していたはず...。質問の後は、福田市長や各担当局長が代わる代わるに原稿読み上げによる答弁。ふと、川崎市のホームページを見たら、すでに質問項目が掲載されていました。さらには「およそ3時間3分程度」の記載。えっ、分刻みに計画されたプログラム!?

休憩時間に三浦淳副市長が話しかけてくださいました。僕の気持ちを察したのか、「議会に至るまでに、質問に対する施策の検討や回答準備、原稿作成に多くの時間を費やし、それを分刻みで発表する。裏側も知ってほしい」との言葉。

本当にそうなんです。分刻みで進行するまでに練られた質問と答弁。ただし、傍聴席にいる僕らは、その姿しか知らず、このように感じるはず。「原稿を読み上げているだけじゃん。そして、わざと早口で、市民には理解されないように」。しかし、早口な理由は、多くの案件を議論をした結果だから。議会に至るまでの多くの議論が伝わらない、分刻みで入念に設計されている緻密な発言要旨が伝わらない、スゴイことがスゴイと伝わらないことが残念で仕方ありませんでした。

ストーリーへの共感が求められる今。「市・議員→市民」という一方通行の関係性でなく、市議会をリデザインすることで市民が共感者&共創者になれば、街づくりのスタイルも変わると感じた時間でした。このブログを読んで、このように少しでも感じていただけたら、うれしいです。「そうだ、川崎市議会に行こう!」

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