川崎市と街づくりで包括協定を締結したピープルデザイン研究所。(※1)
その代表である須藤シンジさんによる著書『意識をデザインする仕事』。
(※1) 川崎市とピープルデザインがまちづくりで包括協定 (2014年7月18日)
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20140717/671351/
僕のピープルデザインとの出会いは、川崎市副市長 三浦淳さんとの出会いと一緒に訪れました。2014年2月に「こすぎの大学」の先生役をお願いするために、三浦副市長さんと事前打合せ。その際に、ワクワクドキドキする街づくりの構想と共に、ピープルデザインのコミュニケーションチャームを紹介していただきました。
その後、2014年5月の第9回「こすぎの大学〜武蔵小杉を知る、つくる〜」で三浦副市長さんに先生役として登壇していただいた以来、「そうだ、川崎市議会に行こう!」の活動、今日のグリーンバード川崎チーム×ピープルデザイン研究所さんコラボのゴミ拾いなどを通じて、川崎市に関わる機会が増え、そして、ピープルデザインとの距離が近づいてきた中、明日の「こすぎのナイトキャンパス読書会」では『意識をデザインする仕事』が課題図書に。なんという巡り合わせ!!!
そして、僕の場合、Kindle版でないと読書が進みづらいのですが、4月8日発刊という新書でありながらKindle版も同時発売されており、うれしすぎです♪紙媒体と電子媒体が同時発売されることも、きっと、ピープルデザインなんですよね。
僕自身、インクルーシブデザイン(※2)やフューチャーセンターとの出会いを通じて、多様性を前提としたライフスタイルを探求していることもあり、「心のバリアフリー」という“意識のデザイン”に感銘を受けましたし、共感した一冊でした。オススメの一冊です。
最後になりますが「違いは個性、ハンディは可能性」という言葉。本当に、そうだと共感します。
(※2) インクルーシブデザイン・ソリューションズさまとの商品開発のためのユーザリサーチ
http://i-d-sol.com/case/
インクルーシブデザインによるワークショップ風景
(インクルーシブデザイン・ソリューションズさんのホームページより)
<気になったキーワード>
- 街や社会をデザインするのは、そこに住まう僕たち自身。当事者意識、主体者意識
- 積んできた経験やスキルなどの「知恵」を「恵み」に変換
- 家族と共に過ごすための「時間」こそ、自分にとって最も重要なもの。
- 心のバリアフリー
- ファッションやデザインはあくまでも手段。目的は、障がい者と健常者が混ざり合っているのが当たり前の世界。
- Make people think. (人々を考えさせる)
- 機能と価格ではない、社会性という価値。
- 違いは個性、ハンディは可能性。
- シビック・プライド (Civic pride)。都市や街に対する誇りや愛着。
- 知人とのコラボレーションにビックリ!シブヤ大学の左京泰明さん、フューチャーセッションズの野村泰彦さん、富士通研究所の岡田誠さん、他。
- ワークライフバランスでなく、ワークライフインテグレーション(=公私混同)。
- 次の世代にバトンを渡す行為こそが、僕たちにとって最大の仕事。
<構成>
- はじめに
- 「人生の時間」の発見
- 「ピープルデザイン」が生まれるまで
- 「次なる潮流」をつくるために
- 福祉の概念を打ち破る新しいビジネス
- 「思いやり文化」を再起動せよ
- ピープルデザインをとおしたモノづくり
- ピープルデザインをとおしたコトづくり
- ピープルデザインでマチづくりを
- ピープルデザインでシゴトづくり・ヒトづくり
- 仕事はすべて「未来」のためにある
0 件のコメント:
コメントを投稿