壇蜜の握手は神対応だった『壇蜜日記』刊行記念お渡し&握手会
http://www.excite.co.jp/News/reviewbook/20141016/E1413421541038.html
文庫に収録されているのは、2013年10月7日から2014年8月16日までの日記。毎日欠かさず綴られている。日記の内容はいったいどんなものなんだろう?
「キラキラハッピーなものは一切載ってないです。33歳の女性が、仕事を終えて夜寝る前に、余力で書いてる日記です(笑)。『これを書いたら寝れる』と思って、ブログと一緒に毎日書いてました。一日でも穴をあけてしまうと、取り戻すのに時間がかかる。毎日続けてさえいれば、それがつながっていくような気がして、それを励みにしていました」
日記は1日につき1段落。文庫1ページ近く書いている日もあれば、1行で終わっている日もある。
読み終えた感想。あるニュース記事では、“写真なし、文のみなのに…『壇蜜日記』は、なぜこんなにもエロいのか”と紹介されていましたが、エロさは感じませんでした。感じたのは儚さだけ。壇蜜として生まれ変わった賞味期限のある芸能生活を、壇蜜として、時には齋藤支靜加として綴っている一冊。
『壇蜜日記』より。働くということ。 "自分にとって仕事とは……そんなことを聞かれる。何のために働くのか……最終的には給与明細とうちの子たちのためにしか働けない。喜んでもらうことと現金をもらう以外に仕事に意味を見出せないの... http://t.co/QLUyUbmzZV
— 岡本克彦 (@katuhiko0821) 2014, 10月 17
『壇蜜日記』より。僕も、一番を問われる質問が嫌いです。 "一番好きなんて言えるほど自分の中で考えが円熟している自信はないので、出来るだけ避けたい質問である。一番を言えば傲り、言わなきゃ移り気。こまったものだ。" http://t.co/mIVk5ieXWH
— 岡本克彦 (@katuhiko0821) 2014, 10月 17
『壇蜜日記』より。自分にしかわからないことがある。 "お前それで売れたくせにと言われても、当事者にしか感じられない痛みがあった。それで売れたんじゃない。それをバネにしたんだ。" http://t.co/vsbtm91tYP
— 岡本克彦 (@katuhiko0821) 2014, 10月 17
同感。画一的な判断基準を設けないでほしい。 "誰でもスポーツが好きで、下手でも始めたら楽しいという前のめりな感情が備わっていると思わないでほしい。" http://t.co/FcNwtt9NUe
— 岡本克彦 (@katuhiko0821) 2014, 10月 20
<気になったキーワード>
- 2013年の印象的な象徴として表彰される。私の実力ではない。出会った方々に助けられたことを心から感謝するための賞だ。
- 字の汚さは心の汚さ。口の歪みは心の歪み。
- 「芸能界の椅子、ここが空いていると思った?」「椅子は自分で作りました。だからすぐ壊れても仕方ないですね」
- 一番好きなんて言えるほど自分の中で考えが円熟している自信はないので、出来るだけ避けたい質問えある。一番を言えば傲り(おごり)、言わなきゃ移り気。こまったものだ。
- 切り傷を負っても私は武器を持たずに生きたい。
- お前それで売れたくせにと言われても、当事者にしか感じられない痛みがあった。それで売れたんじゃない。それをバネにしたんだ。
- 寝ないで働くことが偉いのか。
- 誰でもスポーツが好きで、下手でも始めたら楽しいという前のめりな感情が備わっていると思わないでほしい。
- 自分の中で余裕が持てず、人に迷惑をかける瞬間がある。徳を積めなかった日だ。
- 仕事と仕事意外をワケていると割り切れていないときに落ち込むのが好きではないからだ。生きていることは、仕事でもあり怠けでもある。
<構成>
2013秋「ますます人肌が恋しくなるではないかどうしてくれる。」
2013-2014冬「夕方は暇さえあれば猫を抱き相撲を眺めている。」
2014春「行けることのない温泉旅チラシを眺めて今日が終わる。」
2014夏「するのもされるのも同じくらい好きなことが多すぎる。」
あとがき
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