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2014年11月24日月曜日

『地域を変えるデザイン』(監修:筧裕介, 著:issue+design project)


2年以上積ん読状態になっていた『地域を変えるデザイン』(監修:筧裕介, 著:issue+design project)。2013年9月にスタートした「こすぎの大学」を照らし合わせながら読んでました。




成長でなく、持続可能な街づくり。「探られる島・家島」の街づくりの考え方が、象徴的に表現しているなぁーって共感しています。



何度でも訪れたくなる街。それは、その街に住まう方々にとっては、ずっと住み続けたい街でもあるはず。住み続けたい街だからこそ、外部から訪れた方々も、そんな空気感を感じて、また訪れたいと思うはず。

とは言いつつも、そんな空気感を持続するには、行政と市民の連携は不可欠。「地域事」を「自分事」化し、そして、市民の多様性も受け止めて「相手事」も「自分事」化することで、行政と市民が連携して地域デザインに取り組む。



しかし、「思考」だけでは変えられないのも事実。そのために行動を促すための「仕組み」づくり。視点や視座の違いを意識した「海士町をつくる24の提案」。行政と市民の連携を推進しつつも、地域デザインを進めるためのドキュメント(冊子)を行政版と市民版の2つを作成して、お互いの立場で活動を推進する「仕掛け」も準備。



『海士町をつくる24の提案』


地域デザインを推進するためには、「思考」「仕掛け」「仕組み」の3つを組み合わせが大切なのだと再認識した一冊でした。そんな地域デザインの事例に溢れた一冊。永久保存版の一冊が増えました。


(参考) 『地域を変えるデザイン』(著:issue+design project 筧裕介)のメモに関するtogetterのまとめ
http://togetter.com/li/748985





(参考) ダイバーシティ型商品企画への転換 ※内閣府での発表資料

僕自身も至る所で「思考」と「仕掛け」のデザインについて事例紹介させていただく機会は多いのですが、僕は「仕組み」づくりが十分ではないんですよね...。精進あるのみ!


 ダイバーシティ型商品企画への転換



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