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2010年1月31日日曜日

まんがで読破『わが闘争』(ヒトラー・作)

2か月前、埼玉に行く電車での時間つぶしとして『蟹工船』を読んだんだけど、また、今週、埼玉に行く際、前回同様、渋谷駅構内の本屋で『わが闘争』を購入し、電車内で読んだ。

もちろん、2冊共に、「まんがで読破」シリーズ。中身は、タイトルそのままで、マンガです。

ヒトラーは、悪の象徴として捉えられ、自分自身も同様に認識しているけど、本当にそうなのか?と思い、読んだんだけど、結論は、マンガの書き方もあるんだろうけど、やっぱり「悪」だった。

幾つか、気づきや思ったことなどを。

●「ハイル・ヒトラー」は、「ヒトラー万歳」という意味だった。
→手塚治虫の『アドルフに告ぐ』を何度も読んだけど、全然、記憶に残ってなかったな。。。

●幼少期の記憶が人格を作る。ヒトラーの場合、父に対する憎悪、母に対する親愛。
→4歳の子どもがいる親として気をつけないと!!

●ヒトラーは、頭が良すぎるね。頭が良すぎるが故に、自分の想定外のことが許せない。想定外のことを憎み、潰す。
→頭が良くない自分にとっても、同様のことがなくはない。想定外のこと(環境・人・...)を憎まないためにも、答えは複数用意しておくべきだな、って強く感じた。「自分だけが正しい(≠自分が正しい)」という固執は危険。

●戦争という環境の仕業なのか、大多数の市民が「一人の人」に狂乱する様はマンガを通じても異常。
→全員が人任せな状況は、個々人の自立心のなさを浮き彫りにしているにも関わらず、なぜ、お互いにそれに気づかないんだろう?
小泉政権の時もそうだし、鳩山政権の時もそう。産み出す時は、言葉が悪いけど他力本願的に期待を抱きながら、自分にとって良い結果にならなければ、すぐに反対姿勢になる。大小はあるにせよ、ヒトラーに期待を抱いていたドイツ市民と、今の政治に参加している日本人の実態も変わらないのかな?
twitterで政治との距離感が縮まっているのを実感している最近、インターネット選挙を解禁すれば、政局が変わるとかはどうでもいいけど、本質的に政治が変わるような予感がして止まないです。
2chとかと違って、匿名性が薄いtwitterでの政治家との議論は、本質な世論を表現したり、創り出している気がします。


わが闘争 (まんがで読破)/ヒトラー

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